国内初?じゃがいもの芋けんぴ!十勝産じゃがいもにこだわった手作りスイーツ | 十勝ガーデンズホテル「Brand new Tokachi」ポテトけんぴが発売

十勝産じゃがいもの「ポテトけんぴ」

北海道十勝産のじゃがいもを使った芋けんぴ『ポテトけんぴ』が誕生しました。

『ポテトけんぴ』は全部で3種類。プレーン 380円(税込)チップス 380円(税込)生蜜 520円(税込)です。十勝産じゃがいもからスイーツに合う品種を厳選。優しい甘み、素朴な味わい・食感を引き出すため、ホテルのシェフが一つ一つ丁寧に手作りしたポテトスイーツです。

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プレーン

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チップス

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生蜜

製造販売しているのは『Brand new Tokachi』。北海道十勝帯広駅前『十勝ガーデンズホテル』一階に1月21日オープンしたテイクアウト専門店です。

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芋けんぴといえばサツマイモが定番ですよね?じゃがいもを素材にした芋けんぴは、カルビーがサツマイモの芋けんぴ味をポテトチップスで商品化した例はありますが。棒状の芋けんぴを100%じゃがいもで作って販売しッという例は珍しいと言えそうです(SODANE編集部調べ)。じゃがいもの芋けんぴをなぜ手掛けたのか。十勝ガーデンズホテル後藤陽介社長に伺いました。

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「いもスイーツ」が人気

― なぜじゃがいもで芋けんぴなんですか?

「ほとんどがサツマイモなんですけど。いま日本中いたるところで『いもスイーツ』専門店というのが流行っていて。十勝=じゃがいものイメージがある中ではやっぱり十勝の特産品のじゃがいもを使ったスイーツを作って販売して。十勝になかった商品を地元の人にも味わってもらいたい。十勝に来た方にも『こんな新しいお土産があるんだ』ということを知ってもらいたいなというのがきっかけです」

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じゃがいもは水分量が多い!

― じゃがいもけんぴはむずかしい?

「じゃがいもは水分量が多いんです。サツマイモと同じ工法でつくるとべちゃべちゃになるんです。乾燥を長くしたら焦げてしまう。今までのレシピでは作れなかったので、品種をいろんなものを試してみようと、知られているじゃがいもの品種すべてで試してみました。メークイン、男爵、とうや、きたあかり、さやあかね、シャドークイーン、ノーザンルビーもやってます。最終的に芋けんぴとして、いもの甘さと芋けんぴとしての形がちゃんとととのえられたのが今使っている『きたあかり』という品種なんですね」

― チップスは?

「実はチップスだけ『インカのめざめ』を使っています。きたあかりでスライスしてやると、水分量が少なすぎて今のチップスの感じにならない。チップスも色んな品種を試してみて最終的に『インカのめざめ』がちゃんとじゃがいもの甘さと今の形にあった品種だったというところに辿り着きました。逆に『インカのめざめ』でけんぴの形にすると。今のチップスはサツマイモけんぴに比べると小さいんですけどさらに小さくなってしまって。半年から9か月ぐらい商品は試行錯誤しました」

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― 相当研究したんですね!

 「帯広の食品検査センターにも協力をいただいて。乾燥をかけてもらったり水分量を調べたりしたときに。『これはサツマイモとは水分量が全然違うので同じ工法ではできません』とそこで教えてもらったんです」

一度頓挫した「じゃがいもけんぴ」

「色んな品種で試して。実は一度あきらめてチップスが生まれたんですよね」

― そうなんですか!

「棒状の形ではもうじゃがいもでは上手くできないんじゃないと。薄くスライスすれば水分量を保持しずらいのでじゃあスライスして作ってみようと。一応形になったねと」

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― でもあきらめなかった。

「けんぴの語源って『乾燥させて固めたもの』ということなので。別にスティック状である規定はないというか。なので最初はもう、あれを『ポテトけんぴチップス』ではなくてあれを『ポテトけんぴ』だと言って売り出そうと思ったんですけど。弊社の会長のほうからですね。『私の小さい頃に食べていたけんぴはあれではない』と(笑)

― ストレートですね(笑)

「じゃあ頑張りましょうかと。確かにお客様が一般的に認識しやすい芋けんぴといったら棒状。棒状があって。チップもあって。逆にお客様に是非を問おうかなと。チップスのほうが売れるんであれば『あれが十勝のポテトけんぴだ』と。いつかもしかしたら棒状のやつは淘汰されているかもしれません(笑)。ここからさらにブラッシュアップして。フレーバー、工法も見直してみたり。油を普通のサラダ油ではなくて米粉やごま油にしてみるとか。より十勝を代表できるようなお土産スイーツになればいいなと思います」

― 手作りなんですね

「そうです。1セット作り上げるのに6,7時間かかります。乾燥という工程が長いので。低温から中温で長い時間かけないとだめなので。一日だいたい3,40パックが限界です」

―『ポテトけんぴ』の魅力を一言!

「ぜひ、かけるタイプの生蜜と。チップスのタイプを食べ比べてもらいたいなぁと思っています。芋の品種が違うものを使っているので、食べ比べをしてもらって。じゃがいもの良さを感じてもらえればと」

『Brand new Tokachi』

十勝を代表する食材を使って今までになかったものを作っていきたいという『Brand new Tokachi』。『ポテトけんぴ』のほか『あんばたクロワッサン』も人気です。生クリームと抹茶味の2種類あります。

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3月には『十勝むすび』というおにぎらずも登場予定だそうです。

詳しくは「Brand New Tokachi」公式ウェブサイトから

https://brandnewtokachi.jp/

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

SODANE編集部です。
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