次の誰かのためにと綴っています。
ご意見フォーム からいつもみなさんからのメッセージを読ませていただいております。
両側乳がん 50代女性
『私は今現在乳がんと診断されており。両方です。まだ悩みに悩んでます。手術するしか方法はないのはわかってるつもりですが、やはり辛いです。 すぐに仕事復帰できたなんてすごい事ですね。』
すごくはない、です。ほぼ意地に近い、という。私の原動力は悔しさ、なのかもしれないです。そんな意地も悔しさも感じず、すっと戻れる環境がベストだとは思いますが、なかなかそれはまだ難しい。だからいまお感じになっているのは普通だと思います。手術するしかないのはわかっているけど・・・続く治療を受けなくてはいけないのはわかっているけれども・・・。
なんとなく時間が過ぎて折り合いをつけながら、気づいたら3年半たっていた、というのが今の私。つらいときはつらいことをどなたかにお伝えして一緒に考えてもらうこともいいのではないか、と思います。
4月に手術予定 50代女性
『4月に手術予定です。色んな感情に出会って、決して1人ではありません、って言ってもらって、たくさんの人がいるんだなって、すぐ忘れてしまうけど、落ち着ける言葉に会うとほっとしています。忘れないようにしないとですね。言葉ありがとう。。』
こちらこそ、ありがとうございます。受け取ってくださる方がいるからこそ、私もここにいられるのです。手術前の一番いろいろなことを選ばねばならなくて、いろんな感情を整理しなくてはいけなくて大変なとき。みなさん、多かれ少なかれ、恐怖もつらさも人それぞれですが自分史上最大のピンチ、だと思うと思うのです。私もそうだった。でも道は一歩ずつ歩くと次の道が出てくるように思います。(当時はそんなことは思ってなかった、笑)
私もやる気が出ない
私はホルモン治療を続けていますが、やっぱりちょっと更年期というか、うつっぽい症状で立ち直れない、というか、やる気もまったく起きないことも。
会社に来ればそれなりに仕事はしているのですが、効率悪いよね、、と思うこともたくさんあります。それをこっそり隠しながら毎日過ごしてます。(書いてしまっているけど)もう告知から4年で手術から3年半ともなると、心配されることも少なくなりまして、わざわざ自分のことをいうことも普段はありません。見た目もパットもしているし、髪も戻ったし、爪は戻ってないけどあんまり目立たない。。。だからこそ、気持ちが落ちてたり、顔色が悪かったときなどは悩むこともあったりする。
でも私の前を走っているサバイバーのみなさんの声なんかを聴いたりすると、またやらねば、ね!とねじを巻くことができる気がしています。
12日にピンクリボンinSAPPOROさんのワーキングサバイバーフォーラムを見ました。サバイバーでもある、美容ジャーナリストの山崎さんに励まされる思い、でした。まだまだやんなきゃな、って。
テーマはアピアランスケアだったのですが、『アピアランスケアはビューティではなくてサバイブ』という言葉もありました。
治療方法が進み、治療の際の身体的な負担が徐々に軽減されてきた、入院期間の短縮に通院での治療の拡大から、社会生活を送りながら治療生活を送らなくてはいけなくなったことが大きいと思います。
従来になかった外見への副作用への対応が求められ、(脱毛やしみ、顔色などなど)それをすることで元には戻れないかもしれないけどもとに近いことはできるかもしれない。そう思うのに時間はかかるのですが、整えると前を向ける気がする、のも実感しています。
一歩ずつ、、一歩ずつ、ですね。
がんとともに、、、。
番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。