十勝でサウナメディカルツーリズムがスタート!Makuake「十勝ヘルスケアツアー」
2023.03.21
#サウナサ旅✖検診
サウナ協和国「サ国」として人気の観光地・北海道十勝帯広で、サウナ旅ついでにがんリスク検診ができる「サウナメディカルツーリズム」が始まりました。
がんリスク検診と十勝の自然やサウナなどが満喫できる『十勝ヘルスケアツアー』。今までにない新しい試みを始めたのは慶応義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット特任助教で、北斗病院腫瘍医学研究所医師の加藤容祟先生です。
大のサウナ好きで、『医者が教えるサウナの教科書』(ダイヤモンド社)の著者で、『日本サウナ学会』代表理事でもあります。お話を伺いました。(取材・文:サウナ野郎パンダ・リー)
― なぜこの企画を?
「メディカルツーリズムみたいな企画をMakuakeでやるから応募しないかという話だったんです。北海道ホテルの林克彦社長(㈱ディスティネーション十勝社長)のところに話が来て」
― サ旅ついでにがんリスク検診
「メディカルツーリズムって結構難しくって。せっかく旅行に来たのに検査に時間取られたくないじゃないですか。しかも何か異常値がでたら。最初に検査しちゃったら、モヤモヤしたまま楽しめないじゃないですか。そういう最大の弱点があって」
― 検査は簡単なんですか?
「今回の検査はおしっこを採るだけだから時間はすごい短くてなにも負担がないと。結果も解析しないといけないので2週間後ぐらいなので。ちょうど旅行が終わって。楽しかったねって帰ってきて結果が戻ってくるような形なんでちょうどいいと。なので基本は十勝を楽しみつつ。楽しむのを邪魔しない。かつ精度の高いガンの検査を組み合わせるというところなんですよね」
― 検査の仕組みは?
「検査は基本的に『マイクロRNA』という細かい核酸。DNAとかRNAとかそういったものがあって。がんの細胞って最初は非常に弱くていろんな『情報攪乱物質』みたいなものを出して自分の身を守るんですよね。
情報戦を初期の内から仕掛けるんです。いろんな物質を出して体を混乱させる。その物質が、微量ながらおしっこの中に出てくる。普通の癌じゃない人には出ないパターンがわかります。そこの核酸。ブロックでいうとナノブロックみたいな凄い小さい断片があるんですけどそれを全部解析して。例えば大腸癌か膵臓癌とか肺癌とか。ガンの種類ごとに固有のパターンがあることがわかっているので。どこにがんがあるかっていうのもわかるし、がんも発見できる。ステージ1からわかると。うまい事利用して検査して早期発見をすると」
― サウナとがんリスクの発見。共にライフワークですね?
「まさにやってしまったっていうやつなんですけど(笑)。僕の個人的な主義として。人を脅かして行動を変えるというのが非常にいやなんです。あくまでもサウナ。十勝は非常にいいところが多いから。だからサウナが好きでのんびりすると。いい思いをしたついでに検査、ぐらいでいいんじゃないかなと。サウナを楽しんで、おいしいものを食べて、十勝を楽しんで帰って。何とか楽しみながら明るく病気を減らせないかなという取り組みの一つです。楽しいことって誰もがやりたいじゃないですか。やっぱりそこを起点にして医療をちゃんと普及させていくというか展開させていくというのが望ましい社会の在り方、医療の在り方なのではないかなと」
― あらためて十勝のサウナの魅力を
「十勝のサウナの最大の魅力っていうのは。地域できちんと連携して取り組んでいるというところ。どこに行ってもはずれがないというところですね。個性がちゃんとあって。サウナが好きな人がサウナをやっていたりするから。愛情を感じられるというか。『あぁいいな。こんな工夫しているんだ』というのが結構多い」
「あとはサウナ飯が圧倒的に旨いですよね。水風呂の水質も良いですし。かけ流しですし。ぬるい水風呂もないですし。ご飯も美味しいですし。だからそのままサウナ入ってととのっておいしいごはんを食べて泊まって。ついでに検査受けられればいいんじゃないかなと」
がんリスク検診と十勝の自然やサウナなどが満喫できる『十勝ヘルスケアツアー』の詳細はこちらから!
十勝でサウナメディカルツーリズムがスタート!Makuake「十勝ヘルスケアツアー」(Makuake):https://www.makuake.com/project/tokachitours/