ハルニレの木に咲く花。ひっそりと小さく咲くその姿は「信頼」と「尊厳」が花言葉

北海道十勝、豊頃町のハルニレにも春が訪れ、花が咲き始めました。

_MG_4258_1.jpeg

さまざまなウェブサイトの情報によれば、春に咲く花のため"春楡"と呼ばれていますが、実際に花を見たことがある人は少ないでしょう。

私も3年前にハルニレに花が咲くことを知り、驚きました。

それまで10年以上ハルニレを訪れ、春にももちろん写真を撮っていましたが、花は一度も目にしていませんでした。

_MG_4257_1.jpeg

その理由は、花が小さく地味な色であるためです。

光の加減でわずかにピンクに見えることがありますが、遠くからは全く気付かないでしょう。

ハルニレの花にも花言葉があり、「信頼」と「尊厳」が当てられています。

アイヌの人々は、ハルニレを「神様が宿る木」として敬っていると言われており、花言葉には納得感があります。

_MG_0388_1.jpeg

(2021年撮影)

_MG_1507_1.jpeg

(2021年撮影)

豊頃町:http://www.toyokoro.jp

ブログ「浦島久の玉手箱」:http://www.joyworld.com/blog/

1

この記事を書いたのは

浦島久(うらしま・ひさし)

1952年北海道豊頃町生まれ。小樽商科大学(経営学)卒、帯広畜産大学修士課程(農業経済)修了。松下電器産業(現パナソニック)勤務を経て、1977年に北海道へUターン。現在、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長、小樽商科大学特認教授、札幌大学客員教授、豊頃町観光大使。

著書に『音読JAPAN』(IBC)、『自分のことを1分間英語で話してみる』(共著・KADOKAWA)など多数。写真集に『Jewelry Ice』(十勝毎日新聞社)、『ハルニレ』(IBC)。ハルニレの撮影をライフワークとし、ジュエリーアイスの命名者でもある。趣味は風景写真、ジャズ、カーリング(世界シニアカーリング選手権2009・2010・2013・2014・2018出場)。