夫は乳がんを軽視 家事も手伝ってくれない 上司からは戦力外と受け止めてしまうほど仕事を減らされ 凹む日々 両側乳がんになりました192

次の誰かのためにと綴っています・・・

夫が乳がんを軽視しすぎ 44歳女性の話

『元気なときよりも不自由なことが増えて、日々凹んでいなくなりたい、と思う日々・・・』

『夫が軽視しすぎて仕事もやめられない・・・』

『家事も手伝ってもらえない・・・』

44歳の女性から届いたお話です。

「浸潤性小葉がんで部分切除し、ホルモン療法開始。放射線治療を終えたところです。会社の定休日と有休を組み合わせて10日で復帰。

25回の放射線治療は昼休みの時間を潰して1時間でどうにか通いました。おかげで胸は真っ黒にただれ。。

全摘は相当な覚悟が必要と思ってましたが、部分切除+放射線も人に見せられるような状態ではありません。

周りのネタにされたくなくて告知は夫と、職場の上司2名。あと個人的に1名のみ。親にも内緒です。

事務職ですが術後3ヶ月たってもしんどいことあります。重いもの持てなくはないけどしんどいとか、左側のがんなので、左にある書類のファイルがとれないとか。書類って結構重たいんだな、右で取るって意外と不自由なもんだなと実感してます。

キャリアを捨てずに働くというよりは、夫が軽視しすぎて辞めさせてくれず、でも私は元気な時より不自由なことが増えて日々凹んでいなくなりたいと思う日々。人と関わるのが仕事以外では苦手なので社会と接点持ちたいわけでもなく、辞めれるものなら辞めたいと思ってる側の人間です。家事も手伝ってもらえず、様々なことに理解してもらえないことにブチ切れてこの人生のこの3ヶ月余りでいままでにないほど夫には吠えまくりました。

少しは改善された気がしますが、結局仕事は続けてます。」

頑張られている様子が本当に文章から感じられます。理解を得る、ということが本当に難しいですよね。

上司の配慮 これは配慮なのか・・・好意が悪意に感じてしまう

「告知した上司は配慮してくれてるつもりなのか戦力外と受け止めてしまうほど仕事を減らされてます。精神的に逆効果。好意が悪意にかんじてしまうのです。

阿久津さんがこれはできるのか?できないならこっちはできるのか聞いて欲しい…と仰ってましたが、ほんとにその通りで、不健康で使えない人間は経費の無駄だから排除!って思われてる気がしてなりません…それくらい私の心にゆとりがなくなるんですね。

育休明けのスタッフが時短勤務で働いてるより、私はフルタイムでサービス残業して普通に働いてるんだけどな。。。

子供を持っている方には制度はあるけど、病を持つ人には特別なものがなく、理解してもらえないのがつらいです。

通院?まだ行くの?って一言が心をえぐります。」

通院、まだ行くの?もう元気なんだよね?って普通に聞かれてしまいますよね。とてもわかります。

自分との闘いとでもいいましょうか。でも一人心を許せる方がいるだけでも救われます。

アップダウン、ダウンダウン・・・が激しい わかってくださる方にも申し訳ない

「唯一社内で知ってくれてる人がいるので、その方に時々話を聞いてもらって励ましてもらいながらどうにかいますが、その方にも迷惑だなぁと反省仕切りの日々です。体調よりもメンタルをどうにかしたい。

ホルモン療法の副作用かホットフラッシュはないのに気分のアップダウンダウンダウン…が激しくていやになります。

死や転移が怖いんじゃないんです。自分らしくいられなくなることが嫌なんです。

話せる人がいれば気が楽になるんでしょうか。

がん患者専門の精神科を見つけましたが、断られたりもして、なんだろう自分はどうしたらいいんだ。

我慢できなくはないけど、これはどこまで我慢すればいいんだ?

症状軽い方だからこれくらいって思えばいいのか?甘えてるだけか?病気のせいにしすぎなだけか?

結局何もかも自分のせいか…じゃあやっぱりおとなしくするしかないのか…と複雑な気持ちです。

みなさんはどうなんでしょうか?」

考えが迷って、ループのようになっているのですよね。みなさん、どう折り合いをつけておられますか?

サイト内のご意見フォーム からご意見をお寄せください。

『がんと働く』を考えるイベントが生まれました

年間およそ90万人ががんと診断される現代。自分が、家族が、身近な人・職場の人ががんになった時どうすればいいのでしょうか。

あらかじめ備えていただきたい、と人事担当の方やご家族がり患している、また検診で要再検査になって心配だ、という方などあらゆる方に聞いていただきたいです。患者となって出会った女性たちと語り合います。特に今回の文脈にもありましたように「上司」が大事、です。

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える を蔵書くださった札幌市図書・情報館さんとのご縁で実現しました。オンラインとリアルがあります。必要な方に届きますように。

日時
2023年5月20日(土)

講演 13:30~15:30
会場
札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート 
HTB北海道テレビ 東京支社編成業務部長 阿久津友紀
株式会社北洋銀行 ローン統括部調査役 藤原紗矢郁
株式会社えにしテック デザイナー 関谷繭子
対面:先着50名
オンライン:定員なし
※事前予約制

申し込みは 札幌市図書・情報館サイト

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

メッセージはこちらから
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この記事を書いたのは

阿久津友紀

テレワーク×治療ということで・・・登壇します。
第3回に登壇します!

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「子育て」「介護」「治療」の3つのテーマについて、仕事を両立するためのテレワークについて、
中小企業でも実現可能な実施方法や労務管理を、専門家を交えながら、わかりやすく解説します。

[第1回]2月 7日(水)子育て 13:00~15:00
[第2回]2月14日(水)介護  13:00~15:00
[第3回]2月21日(水)治療 13:00~15:00 ★
※詳細は「チラシ」及び「テレワークポータルサイト」をご参照下さい。

【お申込み】
https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/


引き続きこちらも配信で2月3日より見ることができます!
お申込みお待ちしています。

Next Ribbon2024
「がんとともに生きる、寄り添う」

1月17日(水)

第2部 プログラム
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)

18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)

オンライン配信 申し込みフォーム

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

日本癌治療学会 市民公開講座 9月23日(土)

https://www.jsco.or.jp/public/public_seminar/upcoming_seminar.html


「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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