十勝の秘湯は「蒸気浴天国」だったっす。
十勝の秘境にあるスチームサウナは…肌もとぅるとぅる！癒し系のサウナだったっす。
ほのかな硫黄の香りに心をゆだねて、やさしい蒸気にのんび～り身を任せて汗かき…。
ご褒美は、キンキン爽やか！ヒノキの湧水風呂！
からの、緑が迫る眺望絶佳な露天スペースで外気浴。
人気の秘湯でゆる～く蒸気浴、悪くないっす♪パンダ・リーっす。
SAUNA NEWS ニコーリフレ「ロウリュ旋隊」誕生！
北の絶対王者ニコーリフレに“熱波師軍団”が誕生したっす。その名は…「ロウリュ旋隊」！
腕利き揃いのニコーリフレ熱波師の中でも。人気投票『ロウリュ１ダービー』で特に人気の高かった上位５名を選抜。トップを走るのは…人気実力共に若手筆頭の「ビーチクキラー前田」師（PINK）。
熱波への思いは誰にも負けねぇ！いぶし銀「マイケル須藤」師（BLUE)。猛烈な熱波がサ室を駆け抜ける！「バイソン島田」師（YELLOW)。
そして脇を固めるのはベテラン二人。絆に生きる男「シェイクハンド松尾」師（RED)と。その熱波を受けると必ずビールを頼みたくなる！宴会担当「シュガーレス佐藤」師（GREEN）。
マッチメーカーの藤原くみちょ曰く
次回8月開催「ロウリュ１ダービー」の結果で入れ替えです！
結成して一か月でメンバー入れ替え！なんと熾烈なんでしょう～！今年の夏は。真夏の最強決定戦「G1クライマックス」と…ニコーリフレの「ロウリュ旋隊」が熱くするざんす♪
天国は「アヴァントの聖地」の先
蒸気浴天国があるのは、そばの産地として有名な「新得町」っす。場所は北海道十勝の北西部。
温泉サイコウだから、行ったほうがいいよ。
温泉愛好家の先輩が、サウナーの自分に熱く語ってたっす。源泉ばりの熱量に耳がやけど。以来、ずーっと気になってたっす。ザクっと行ってサクッと軽～くととのってきたざんす。
新得町といえば。「ととのえ道場」愛読者の皆さんが頭に浮かぶのはやっぱり…こちら！
（アヴァントも超エレガントなエレガント渡会師）
サウナで蒸されて凍った湖に飛び込む“究極のアドベンチャーサウナ”『AVANTO37』！
(今や最強熱波師軍団「ambitious」MIKUさん）
３年目の今年は全国からガチサウナー６００人が参加。新得町の屈足湖レイクイン周辺は今や、「極東のフィンランド」として「巡礼サ旅」のディスティネーションになりやしたよねぇ。
（栃木『南大門』がホームのでーひーさんとyukyさん）
絶景！十勝川河畔を北上ドライブ
帯広を出て小麦畑を愛でながら約１時間でここ新得町に到着。ここから左はAVANTO37の屈足湖レイクイン。右が目的地「秘境トムラウシ温泉 東大雪荘」。“秘境”‼(笑)
ここから４１キロ。この「小さい旅」が味わい深かったっす。自然豊かな十勝の中ですが、ここから景色は雄大でワイルドに。なぜならここは…日本最大の国立公園「大雪山国立公園」。その東側。AVANTO37の聖地「屈足湖」。
（新得町観光協会HPから）
そのレイクサイドをいざクルージングへ♪
どんどん進むと水流が細くなってきやした。緑の中をくねくね行くと。どど～んと現れるのが「東大雪湖」。
（新得町観光協会HPから）
１９８６年治水と水力発電のために設けられた「十勝ダム」が誕生してできた人造湖っす。からの、東大雪湖の真ん中を進むと現れるのがこちらっ。緑の中に赤が映える「東大雪橋」。
そしてここから秘境感がグッと増してきやす。「道道７１８号忠別清水線」。くねっくねな山道っす。ゴールのトムラウシ温泉までの距離は残り８キロ。
ところが３キロ進むと突然舗装のないダートに変わりやす。その砂利道にはとっても愛らしい野鳥が親子で散歩！慎重に徐行運転。さらに何やら看板が…。でた～～～っ！ヒグマに注意。
ここから先はワイルドライフ♪あ～んど、車で走ると巻き起こる砂ぼこり！
これはまさにトムラウシ温泉名物か！？オフロード感２００％なstormy roadをゆっくり進みやす。さすれば、景色は一変。美しい森が現れて「蒸気浴天国」に到着。
施設は道路の眼下に。ゆっくり山道を下ると…マイナスイオンを放つ水源が大歓迎♪
水がよさそう！期待が膨らみやす。
“十勝の奥座敷” トムラウシ「東大雪荘」
十勝の奥座敷・トムラウシの秘湯の宿「トムラウシ温泉 東大雪荘」。ここが今回お話する「蒸気浴天国」（Steam Bath Heaven）ざんす。“秘湯”ということでもっと年季がはいった小さな施設を想像していたら、無茶苦茶でかくて立派じゃないっすか！
場所は標高２１４１メートル。日本百名山「トムラウシ山」の麓。ＧＷから紅葉シーズンまでは大勢の登山客らが訪れるそうっす。
（新得町観光協会HPから９
ちなみに「トムラウシ」はアイヌ語で「花の多いところ」。トムラウシ山山頂は「花の楽園」と呼ぶにふさわしい美しさだそうざんす。
東大雪荘は１９６５年、トムラウシ一帯の温泉開発の拠点「国民宿舎 東大雪荘」として開業しやした。当時は民間施設も複数あり「トムラウシ温泉郷」として賑わうも、地理的条件などあり次々閉鎖。その後、唯一「トムラウシ温泉の一軒宿」として営業する中、秘境ブームや登山ブームで観光客人気が復活。小さなひなびた湯治宿では手狭すぎる、ということで。総工費１０億円を投じて今の形で１９９３年新装オープンしたそうざんす。
（十勝観光連盟HPから）
ちなみに、某人気バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』ではその従業員宿舎が「日本一コンビニに遠い家」として紹介されたことがあるらしいっすｗ
毎分１１０L！「美肌の湯」かけ流しの大浴場
十勝の秘湯「東大雪荘」。自慢の温泉大浴場はこちらっ！
天井、無茶苦茶高いっす♪天井高は８メートル‼正面は全面巨大なガラス。トムラウシの絶景と光の移ろいを一望ざんす。さらに露天風呂は眼下にユウトムラウシ川を臨むひがし大雪の大自然のパノラマが広がっていやす。
「美肌の湯」が噴出！蒸気浴天国サウナ
では、さっそくサウナへ。でもその前に…軽く湯通し。
ん～、ビバノンノ♪無色透明でほのかな硫黄臭がしやす。泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。アルカリ性で肌ざわりはスベスベ。いわゆる「美肌の湯」ざんす。１分ほどいただきやした。
極上！「トムラウシロウリュ」
からの、東大雪荘のサウナ「スチームサウナ」(Steam Room）へ。
見た目は極めてオーソドックスなスチームサウナ。では、失礼しやす…。
体感の感想は「熱すぎない」。ぜんぜん苦しくない。でも湿度はしっかり。伺えば、スチームは入口から見て右ベンチの頭上から出ていると。蒸気の素は、源泉９８℃の「美肌の湯」♪
♪シュシュシュシュシュシュシュシュ～～～
人呼んで「トムラウシロウリュ」（©当然さん）。温泉の源泉がジャブジャブして生まれる極上蒸気がわがままボディを包み込む、他ではなかなか出会えない唯一無二のスチームサウナざんす。美容液のような、心なし肌ざわりがいい贅沢な湯煙に包まれる極楽…。おっさんで申し訳ないっす(笑)。
一番は、ドライサウナのように「よし、来い！」みたいに力むことなく。美肌の湯の蒸気浴にわがままボディを委ねながら贅沢ミストに心を鎮めるひとときー。１２分もいたでありやしょうか。脈拍は１２０。長め～に軽めに汗かき、出たくなったのでミストを出やす。
（東大雪荘HPから）
絶品！湧水ヒノキ水風呂
サウナ右にある熱湯シャワーで汗カットして。10歩先の水風呂へ。
これが、絶品。なんでしょう。肌ざわりはなめらか。とても爽やかで、しっかりキンキン。６月下旬のこの日の水温は体感１３℃。いいじゃないですか～♪浴槽はトムラウシの原木を使っているという山小屋の宿らしい風格。ヒノキは北海道にはないのでヒノキアスナロ（ヒバ）っすかね。
水は、大雪山系の恵みをいただく「湧水」。1キロ先に水源があるそうっす。飲めるというので蛇口の水をいただきやした。うん、旨い！この湧水ヒノキ水風呂の水質、水温がサイコウっす！ゆっくり１分、いただきやした。
マウンテンビューで外気浴
美肌の湯の蒸気浴。からの、キンキンで爽やかな湧水の水風呂。からのからの、〆は大雪山系の絶景の中で外気浴。
(Facebook 東大雪荘から）
空気が旨い♪ユウトムラウシ川を眼下に眺めながら、野趣あふれる岩の上で座禅で外気浴。いやぁ、サウナは追い込まずに軽くサクッと蒸されただけなのに…めっちゃととのったっす♪トムラウシロウリュのスチームに、この風。そしてなんといっても湧水の水風呂が効いたんじゃないかなぁと♡
サ飯
今は人手不足でランチは休んでいるという「東大雪荘」。なので、車を走らせ「東大雪湖」そばのこちらのお店にイン。郵便局とカフェなどが一緒になった「山の交流館 とむら」。
いただいたのは「ココナッツミルクのチキンカレー」。
プリプリのチキンに、コクがあるココナッツミルク。スパイスの香りとトマトの酸味。甘さと辛さのバランスが絶妙な味がいいですねぇ～。
今後は「サウナの磨きあげ」に注力？
ドライサウナのストーンにロウリュするフィンランド式サウナの普及が進む十勝の中で。源泉サイコウ蒸気浴天国と温泉、そして秘境感で勝負する「東大雪荘」。どうやら、サウナをパワーアップさせたいらしいっす！副支配人の山崎隆宏さんと話をしたんすが。「サウナをより魅力あるようにしたいんです」と仰っていやした。
あと２３年度の事業計画でも「サウナや秘湯をＰＲし新たな客層として若い世代の取り込みを図る」とサウナの強化を明記されているざんす。一体、どんな感じになっていくのか？人気ナンバーワン「白銀荘」じゃないっすが。大自然に囲まれた「トムラウシ温泉の一軒宿」の蒸気浴天国サウナの行方は？いやぁ、楽しみにしやしょう！
(Facebook 東大雪荘から）
ガチサウナー厳選！「日本の蒸気浴」
最後に蒸気浴についてちょっち調べたっす。「スチームサウナ*」は数あれど。温泉の源泉を活かしたスチームサウナは決して多くない印象ざんす。
*ちなみに“技術的観点”から超厳密にいうと。「ミストサウナ」は霧状のお湯の粒を機械で発生させるサウナで。「スチームサウナ」はアツアツのお湯が生み出す蒸気で満たすサウナ、今回の東大雪荘のようなサウナを指すらしいっす。
北海道では、他には道東中標津は養老牛温泉「湯宿だいいち」。こちらは８０℃の源泉をジャバジャバして立ち込める蒸気、からの小川の水風呂がサイコウっす。フィンランド式サウナも完璧。
（サウナブログ『サウキャン！』HPから）
全国については二人の詳しいガチサウナーに伺ったっす。まずは“King of Japanese Sauna”・サウナ王先輩の話っす。
（鹿児島『天然温泉 ぬくもりの湯』毎分４００L放水（！）の水風呂でキマル！サウナ王先輩）
たしか鹿児島の『ホテル ニューニシノ』とか、『太陽ヘルスセンター』（現在スチームサウナは休止中）とか、『ゆかいだ温泉 つれづれの湯』とかがそうですし、大分や他の九州にもいくつかあったと思います！
（ニューニシノ「備長炭温泉蒸気サウナ」。ホテル ニューニシノHPから）
どうやら鹿児島、大分など九州が、温泉源泉蒸気浴が盛んなようっす！
からの、国内外の蒸気浴にメチャクチャ詳しい「Lico＠薬草サウナトラベラー」リコさんにも、どんなところがあるかお話を伺いやした。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
まずは大分県別府『鉄輪むし湯』。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
ここは大分の蒸し湯。 床に石菖の薬草が敷かれていてその床下に源泉が流れていて蒸されています。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
つづいて熊本『杖立温泉』。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
九州熊本の杖立温泉でも源泉蒸し風呂はいりましたよー 多分（和歌山）『湯の峰温泉』が1番古いけど、まだまだ日本には蒸し風呂があると感じましたー＾＾
最後に「大事な情報忘れてた！」と蒸気浴つながりで教えてくれたのは。濡れ頭巾ちゃんとヒャダインさんが『サウナを愛でたい』で蒸された気分でレポートしていたこちら。奈良県『法華寺』のからふろ。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
１年に１日しか開放されない「からふろ」を体験したというリコさん。その蒸気浴の仕組みはこんな感じだったそうっす。
（ブログ『リコの世界サウナ放浪記♪』から）
源泉スチームではありやせんが。「ヒノキの蒸気浴」はそれにも勝るとも劣らずの蒸気浴天国だったそうっす♪いやぁ、日本の蒸気浴。奥が深いざんす～～～！
☆詳しくは『リコの世界サウナ放浪記♪』をぜひっ https://butterfly2020.love/
☆Twitter「Lico@世界の薬草サウナトラベラー」 https://twitter.com/SaunaLico
SAUNA NEWS アヴァントの聖地で「ガンケフェス」
夏の屈足湖もサウナで熱いっす。冬にガチサウナーを虜にした『AVANTO37』の会場で、音楽✖アウトドアのイベント『GANKE FES』が４年ぶりに開催されやす。
サウナについてはタイプの異なる５つのサウナが登場。コンクリートサウナCUBERU、バッファローサウナ（HARVIA薪ストーブ）、バレルサウナ、テントサウナ、そして「コンナサウナ」も参加するらしいっす。アゲアゲな音楽と一緒に思う存分アウトドアサウナが楽しめやす。ガチサウナーでBS-TBS『旅するサウナ』の「DJやついいちろう（エレキコミック）」先輩もアーティストとして参加されるそうざんす。
開催は７月８日（土）正午から。キャンプは朝から翌日昼まで。ぜひ！
☆『GANKE FES』HP http://www.ganke-fes.com/
この記事を書いたのは
パンダ・リー（サウナ野郎っす）
No Sauna, No Life! “ととのう”話だけをお話するっす。趣味は極真空手、旅、そしてサウナ。サウナ情報＆ご感想はTwitterで「パンダ・リー」まで！https://twitter.com/matsu08130896
本業はHTB帯広ブランチ・釧路ブランチの代表っす。21年5月から“サ国”とかちの首都・帯広へ。「営業」としてTV広告、番組企画等で企業様・自治体様の魅力プロモーションをお手伝い。「ライター」としてこちらの『SODANE』でサウナを中心に、農業、面白い人あ～んどホットな話題を発信中ざんす。