6月4日(日)、北海道ニセコの蘭越町でトヨタ自動車が主催するラリーチャレンジ2023が開催されました。
「ラリー」は、サーキットで行われる「レース」とは違い、一般車両が走る公道や砂利道など荒れた路面がコースとなる自動車競技。
この競技を地域活性化に活かそうと2001年にスタートしたのが、この「ラリーチャレンジ」です。
トヨタ自動車株式会社の佐藤恒治社長はこのように語ってくれました。
「"ラリー"は地域の皆様と一緒になって盛り上がっていかないとできない競技なので、地域活性の観点もセットで開催しています。蘭越町には最高の道があっておいしい食事と温泉もあります。未来に対してわくわくするような、そんなフェーズにきている大会だと思います。」
競技は、コース内にある「スペシャルステージ」と呼ばれる区間でタイムを競う一方で…
各ステージをつなぐ「リエゾン」と呼ばれる移動区間では公道を制限速度内で走ります。
参加者も景色や空気を楽しみながら走行していました。
大会参加者の皆さん、興奮気味にこの大会で感じた事をそれぞれ語ってくれました。
「三重県なんですけど、三重県って山が多い。山じゃなくて平原が広がってるのが初めて」
「自然が豊かできれいな風景が眺められてとてもいいです」
「町全体もラリーに好意的ですし、これからもどんどん盛り上げていこうかなと思ってます」
蘭越町での開催は、今回で5回目。
金(こん)町長は、地元の魅力を知ってもらう重要な機会とだと話します。
イベントを通して町民の方々にも楽しんでもらいたい。ラリーと、二酸化炭素を吸収する森林などの自然を次につながるステップにできればいいなと思っています。
さらに、自動車ゲームやピットクルーの体験など、レース以外にも自動車の楽しみを味わってもらう様々なイベントが開催。
これらの運営には、道内のトヨタ自動車販売店のスタッフが多く関わっていました。
トヨタカローラ札幌の池田義典社長にお話を伺いました。
「この町での活動を、僕らも一緒に楽しませていただこうと思いながら参加しています。蘭越町にお返ししなくてはという思いで取り組ませていただいてます」
トヨタ自動車、自治体、地元販売店が三位一体となって地域を盛り上げた、蘭越町でのラリーチャレンジ。
あいにくの雨でしたが、全国から参加した75台は観客とともに北海道の大自然の中でのレースを心の底から楽しんでいた様子でした。