9人にひとり・・・が乳がんの時代。年間およそ9万人が増えている現状。
みなさんから毎日のようにメールが届いています。
お悩みも乳がんのタイプも人それぞれ、解決策もそれぞれなので難しい問題です。
54歳女性 HER2・ルミナルタイプ
「初めてご連絡します。私は、5月のがんドックで指摘され、HER2+タンパク陽性のサブタイプで、先月抗がん剤1クール目を行いました。
今は脱毛が始まりなんとも言えない気持ちです。1クール目は、副作用がどんな風に自分の場合出るのか分からず、恐る恐るの生活で、基本、社会とのかかわりは非常に少なくなりました。
今後一年半に渡る治療という事で終わりが決まっているのは救いだけど、ホルモン治療を続けながら、どう生活していくのか、いけるのか‥
経済的にも不安です。
母子家庭で子供が自立する60歳までは頑張って働こうと思っていたので‥」
ありがとうございます。私の仲間にも母子家庭の方が多くおられます。みなさん様々なポイントで悩まれているようです。ソーシャルワーカーさんや社会保険労務士さんなど相談してみる、というのもよいかと思います。
47歳 わたしもおばも乳がんに。。。
「とても辛いです。
乳がんと診断され、叔母も同じ時期に乳がんになり、叔母は今週手術、わたしは遺伝性のものかもと言う事で結果待ちです。
そして4日前、母が腹痛で動けなくなり救急搬送、腎盂腎炎との事ですが右の腎臓が怪しいって・・・もうなんだかどうなってるんだろう。
辛すぎて眠れません。」
いまが一番落ち着かないときだと思います。診断されて、この後の手術の方針が来る前が一番。
眠れないし、食べられない。そんな時期だとお察しします。無理に寝ずとも横になるだけでよい、と精神科の先生はおっしゃっていました。
あとはただ上をみてください、と。叔母さまも、お母さまもご自身も検査の結果によって、ご自身にあう治療で進まれますよう。
51歳 今は就活の日々・・落ち続けてます
「2年前、左乳がんで手術後、抗がん剤、放射線治療をしました。今はホルモン治療の服薬のみです。
当時、休職後に復職しましたが、時間を減らされたりと条件が下がり、退職する道を選びました。
今は、就活の日々です。
たくさん、落ち続けています。
面接合格になって、雇入健診まで進んでも駄目。健康状態を聞かれるので、サバイバーである事を話さざるを得ない事も多くあります。
乳がんが理由ではないのかもしれないです。でも考えてしまいます。
がん経験者は雇いたくないということなのかな。まだまだ治療費がかかるから、働きたいです。
何処からも必要とされてないと、前を向く気力がなくなってしまいそうです。」
是非こちらのページをお読みください。
「自分から病歴を伝える必要はありません。応募職を遂行できる健康状態で面接に臨んでいるのなら、過去の病歴は採用の合否に関係しないはずです。また、仕事の遂行能力と無関係なら、雇用側が応募者に過去の病歴を質問することは不適切です。就職活動で人事担当者がもっとも知りたいのは、その応募者が職務をこなす能力があるかどうかです。」(がん情報サービスより)
働く気力、前を向く気力をお持ちの方の期待に沿えない社会は悲しい、です。
そもそも、時間が変わったり、条件が下がること自体があってはならないことなのです。その中、ご自身でおやめになる決意をされて、あえて求職の道を選ばれたことに敬意を表します。
お仕事の種類を変えて働いている方も多くいます。そのあたりも含めてハローワークなどでご相談されることもよいのではないかと思います。
がんと働くをもっとスムーズに、そう思ってやみません。
日本癌治療学会 第24回市民公開講座 オンラインあり
9月23日(土)13:30~16:30
現地 旭川市 大雪クリスタルホール(北海道旭川市神楽3条7丁目)
オンライン
参加費 無料
第1部
最新のがん治療
大腸がん 盛一 健太郎先生(旭川医科大学内科学講座 准教授)
乳がん 北田 正博先生(旭川医科大学病院 乳腺疾患センター センター長)
第2部
「人生100年時代、一生元気でいるために」
麻木久仁子さん講演
第3部
パネルディスカッション~みんながつながるがん診療~
松浦美郷先生 (「AYAship」代表・北海道大学病院(研修医))
阿久津友紀 (HTB北海道テレビ がん対策推進協議会委員)
三鍋佑馬さん(旭川医科大学医療支援課社会福祉系医療ソーシャルワーカー)
麻木久仁子さん
がんとともに、、、。
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