今ガチャガチャがアツい!今や日本文化「カプセルトイ」の北海道内最大級ショップ「gashacoco」がオープン
2023.10.24
日頃サウナ情報を熱く!暑く!お届けするsodane編集部「パンダ・リー」が今話題の「カプセルトイ」に注目!人気を集める理由やその背景を取材してきました。
「カプセルトイ」のショップが増殖中!
昭和40年代生まれの私、パンダ・リー。
1980年代、キン肉マンの消しゴム「キン消し」欲しさにハマっていました。「スーパーカー消しゴム」もよく集めました。小型自販機に小銭を入れて、レバーを“ガチャガチャ”廻して手に入れる「カプセルトイ(玩具)」。
「あ!また同じものだ」。
欲しいものは中々出て来ず。かと思えば突然目玉商品が出てきたり。一喜一憂、ワクワクしました。
あれから40年―。子供だけのものだったカプセルトイは今、大人も楽しめるエンタメとして日本全土で人気が沸騰。北海道でも、大規模なカプセルトイのコーナーが増殖中です。
(札幌狸小路2丁目「#C-pla+」。イチオシ!!」2023年9月OAから)
今やガチャ市場は610億円
(一社)日本玩具協会によりますと2022年度のカプセルトイ市場の伸び率は前年度比で35.6%増。金額で450億円から610億円と市場が拡大し続けています。
なぜ今カプセルトイが人気なのか?HTBが今年6月、朝の情報番組「イチモニ!」で行った「カプセルトイの魅力」について聞いたアンケートのランキングがあります。
イチモニ!クエスチョン「質問:カプセルトイの魅力は?」
1・本物そっくり 4,018人 43%
2・キャラクターもの 3,350人 34%
3・実用的 585人 6%
4・そのほか 1,658人 17%
「小さくてもリアル!」「何がでてくるかわからないワクワク感」「手軽に買える値ごろ感」。さらには「全種類コンプリートしたいという収集欲」などがカプセルトイの魅力であることがわかりました。
技術の進歩でホンモノそっくりな商品が増えたこと、カプセルトイで育った世代が子や孫を連れて購入していること、そして買いやすい専門店が増えたことなどがその人気を支えているのではないかと言われています。
北海道民おなじみ複合商業施設コーチャンフォー✖「gashacoco」
そんな人気のカプセルトイを誘客の起爆剤として、大規模なカプセルトイコーナーの導入を新たに始めた道内企業があります。
本、文房具、CD・DVD、マルシェ(食品)を展開する大型複合店「コーチャンフォー」です。10月13日、コーチャンフォー新川通り店にカプセルトイショップ「gashacoco」をオープンしました。
「gashacoco」はバンダイの子会社㈱ハピネットが全国95店舗(23年9月末現在)展開するカプセルトイ専門店のフランチャイズ店舗です。コーチャンフォーグループでは7月若葉台店、8月北見店に続く3店舗目で、売り場面積は250平方メートル。テニスのシングルコートがすっぽり入る広さです。
道内最大級!トイ自販機1300台
フロアに置かれたカプセルトイ自販機のその数は、なんと1300台。壁のように立ち並ぶ姿は正に圧巻です。
さらに毎週新商品が入荷して店頭に並べられるそうです。誘客の起爆剤として、なぜ今カプセルトイなのか?コーチャンフォーを運営する㈱リラィアブルの佐藤暁哉社長に聞きました。
― なぜカプセルトイを?
佐藤社長:まず元々は、私たちの店舗の売り場の中で大きな面積を占めるのがミュージックコーナーなのですが、CDのリリースが減ってきていたり、サブスクの影響があって5,6年ぐらい少しづつマイナスという状況が続いていたんですよね。そうなるとCDコーナーの面積っていうのはちょっとずつ余裕が出てきています。頻繁にスペースが出来始めていた。そういうことであれば「ここで有効利用できるものが何かないかな」と。
うちのCDコーナーは店舗によりますけど250坪から300坪ぐらい。余裕があるので50坪ぐらい空けることができるなぁと思って「何ができるかな」と調べていたところ、カプセルトイ(ガチャガチャ)事業が多くのお客様に喜んでいただけそうだと。
― ガチャガチャがいいと?
佐藤社長:レパートリーも増えてきていますし、大人が買うものに変わって来ているという実感がありました。それであれば"ご家族で来ていただく"という当社のコンセプトにも合致します。
― やってみてどうですか?
佐藤社長:若葉台店の時にびっくりしたのですが、ご高齢の方が結構やられるんですよね。お孫さんを連れて来られて、お孫さんに小銭を渡して「やってごらん」って言いながら。結局そのおじいさまおばあさまも両替して自分でやったりというのを良くお見うけしました。そういう意味では三世代で楽しめるっていうのが非常にいいなぁという風に思いますね。
― 開店した新川通り店の反応は?
佐藤社長:実は(日曜日)15日の日は一日で延べ5,000人以上の方がご利用になったんですよ。もちろん一人で2回3回廻す人も多いので実際は1,500人ぐらいかなぁという風には思うんですけれども。廻された回数でいうと5,000回を超えてるんですよ。
― 大反響ですね
佐藤社長:本当に大盛況だったと思います。それだけパワーがあるんだなぁって感じました。新川通り店で出したら、最寄りの店舗のお客様から「ミュンヘン大橋店ではないんでしょうか」とか「美しが丘店ではないんでしょうか」っていうお話もいただいているので。期待値の大きさを感じています。
パンダ・リー、40年ぶり!ガチャに挑戦
開店日の昼間にお邪魔しました。コーチャンフォー新川通り店の「gashacoco」。不動の定番人気キャラクターのガチャから、仏像、公衆電話に六法全書などホンモノそっくりなミニチュアまで。賑やかに並んでいます。
売れ筋や来店者の反応について、コーチャンフォー新川通り店の武田マネージャーに聞きました。
武田マネージャー:「ちいかわ」「おぱんちゅうさぎ」などが好調です。その他にも精巧につくられたミニチュアや「アンパンマン」、「ドラえもん」などお子様向けフィギュアなど家族三世代で楽しめるラインナップが人気です。来店されたお客様は売り場の広さ、種類に驚かれまして、楽しんでご自身のお好きな商品を探されています。
自分もやりたくなってきた!約40年ぶりにガチャに挑戦です。まずは主人(妻)も大好きスヌーピーの自販機へ。野球がテーマで種類は4種類。うち2つがスヌーピーで1回500円。
ガチャ、ガチャガチャ♪
お、スヌーピー!大当たり♪
良かった良かった。帰ろうと思ったら、運命の出会いが!
あ!ほぼお目にかかれない「楽天パンダ」の自販機!これはやるでしょ。商品は5種類。
一回300円。上手に揃えばいいけれど、そうは問屋が卸さない。よし、上限3,000円。10本勝負!はたして結果は…
ん~惜しい!レアな「小パンダ」はゲットするも「お買い物パンダ(ごろん)」は10回中ゼロ…。でもこれこそ、ガチャガチャの楽しみの一つでした。思い出しては懐かしく、かわいいトイに癒されたひとときでした。
11月ミュンヘン大橋店にも登場
コーチャンフォーに登場した大規模なカプセルトイコーナー「gashacoco」。3店舗目の新川通り店が早くも大反響ということで、11月中旬頃には「ミュンヘン大橋店」でも導入予定だということです。