日高山脈を空から!初遊覧フライトに50人が感動!「HACチャーター便で行く!日高山脈遊覧フライトツアー」

初めての「日高山脈遊覧フライトツアー」

愛着ある日高山脈を空から見てみよう―。

2024年の国立公園化を目前に控え、北海道帯広で「日高山脈遊覧フライトツアー」が初めて行われました。帯広空港発着で約45分の遊覧飛行への参加は、2人1組6万8000円。愛着ある日高山脈を空から望められる貴重な機会とあって、地元十勝の方ら50名が参加。そのツアーに密着取材しました!

(SODANE編集部 松倉英男)

座学で日高山脈を学ぶ

2023年10月22日午前9時半。帯広空港の天候は晴れ/くもり。初めての日高山脈遊覧ツアーは、十勝の6市町村でつくる「十勝・日高山脈観光連携協議会」が主催で、日本旅行北海道が企画運営しました。帯広発着、十勝側から日高山脈を空から眺める分の45遊覧飛行です。午前の回の参加者は34人。チャーター便が満席になる満員御礼で、関心の高さが伺えます。出発を前に空港ロビーでは「日高山脈プチ勉強会」と題して座学が行われました。

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環境省帯広自然保護官事務所の山北育美さんが、南北150キロに連なる国定公園「日高山脈襟裳国定公園」の特色などをわかりやすく説明してくれました。

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機長が挨拶!いざ上空へ

30分後、一行は搭乗手続きのために保安検査場へ進みます。

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今回搭乗する飛行機は特別チャーター機です。普段利用されることがない国際線のロビーへ。皆さん興味深げな様子です。

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機長が目の前に登場

程なくすると、チャーター機の機長が登場。HAC北海道エアシステム小川機長がご挨拶です。

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小川機長:日高山脈は西と東とで気候が違います。帯広の天気がいいのは日高山脈のおかげ。西風が日高山脈にぶつかり少し揺れるかもしれませんが安全運航に努めます

日頃会うことがない機長からの丁寧な挨拶に、皆さん笑顔がこぼれていました。

さぁいよいよ搭乗です。3番搭乗口から搭乗します。

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帯広発着なので、搭乗ゲートのボードには行先は「帯広」です。

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「ATR42-600」 

今回乗り込む飛行機はフランス・イタリア合弁メーカーATR社の「ATR42-600」。フランスから納品されたばかりの「新車」です。乗客を乗せるのは今回が初めて!快適性と低燃費・低騒音の環境性能を備えた最新鋭の6枚羽のプロペラ機は、ジェット機並みに機内が静かだと定評があります。

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では早速乗り込みましょう!

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空へ!45分の遊覧フライト

機内は新しい匂いがします。いよいよ「あの空」へ!離陸しました。

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45分の遊覧フライトは帯広空港を出発して北へ向かいました。日高山脈沿いを中心に、国立公園化向けて連携する6市町村の上空を周遊する小さな空の旅。飛行機は清水町上空で旋回して、芽室町、中札内村、大樹町、広尾町までゆっくり南下。襟裳岬付近で再度旋回し、帯広に戻るコースです。

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天気は晴れていましたが、午前の部の上空では少し雲が…。その後、きれいな虹が見えました。

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定期便より低い高度で飛んでくれたので、パッチワークのような畑の美しい風景などが良く見えます。

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そしてお目当ての日高山脈!所々ですが、拝むことはできました。

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シートベルトのサインが消えて、場内アナウンスが始まりました。フライト中、環境省の山北さん日高山脈に関する話を随時説明してくれます。

続いてJALのふるさとアンバサダーの小林千秋さんから、街の紹介です。

小林さん:さきほど通過いたしました芽室町はコーンの街。スイートコーンの作付け面積・収穫量が共に日本一の街です。ご当地グルメとして十勝芽室コーン炒飯を開発。ぜひご賞味ください

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観光気分を盛り上げます。温泉招待券があたるサプライズの抽選会も挟んで、飛行機は襟裳岬で旋回。あっという間に帯広空港に帰ってきました。

到着後は滑走路のチャーター機をバックに前で記念撮影。

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その後、車両基地や航空大学校の車庫を見学。 

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いずれも普段見ることができない計4時間の小さな旅に、皆さん笑顔でした。
  

「まだ知らない魅力を発信」

企画運営した日本旅行北海道の大野和明さんの話です。

大野:日高山脈が来年国立公園化を控えた中で、地元の方らの機運を高めるため、日高山脈を違った角度で触れて頂きたく遊覧フライトを日高十勝山脈観光連携協議会様と企画しました。機内での日高山脈のご案内や、普段飛ばない経路を遊覧し、その魅力を参加者の方々と共有できて嬉しいです。まだまだ皆様の知らない日高山脈の魅力を今後発信できる、よいきっかけとなったと感じております。多くの方にご参加頂きましてありがとうございました。

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この記事を書いたのは

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