3万4000人のがん患者の声をデータに!それが世の中を変える 両側乳がんになりました 221

がん患者の困りごとってちゃんと世の中に届いてる?

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/1206/index.html

がんの患者体験調査をご存じでしょうか?これまでに2回行われていて、実際にその体験がどうだったのか、という実態を把握して国や都道府県のがん対策に反映されているかを評価するものです。

国立がん研究センターが実施し、がん対策推進基本計画の評価などに活用されてきました(第1回調査平成26(2014)年度、第2回調査平成30(2018)年度)。


今回の第3回調査では、都道府県でも調査結果を活用してもらうことに重点を置き、都道府県ごとの集計値の精度を向上させるために全てのがん診療連携拠点病院等を対象に、さらに、がん診療連携拠点病院等以外も一部無作為抽出にて対象としました。

だって、がんセンターだけに患者さんがいるわけではないのです。特に乳がんは。

患者体験調査がないと声として届かない!

国のがん対策は、2007年に策定されたがん対策基本法を基に、がん対策推進基本計画が施行されています。私も推進協議会の委員として参画していますが、国の施策に、がん患者さんや家族の方に影響する様々な困りごとを反映していかなくてはなりません。

また、がん対策においてちゃんとそれが進んだのか、改善したのかを測るには感覚ではなくて、経年的な指標の測定が不可欠です。

がん患者さんだけではなく、家族の方が、医療現場や生活のなかで体験されたことを把握することが大事なのです。

3月に第4期がん対策推進基本計画が閣議決定され、がん対策の進捗を把握するための指標について検討が進められています。今回の調査はそのために必要でがん対策指標を計るために、患者の声を届けるために重要な調査。今後のがん対策に役立つはずなのです。

何しろ、データがないと何も進まない、のです。何も変わらない。わからない。個々の話だけでは伝わらない、評価できないのです。

今回の調査では、より正確にがん患者さんの体験を集約でき、患者さんの意見ががん対策に反映されるよう、国が指定する全てのがん診療連携拠点病院等を対象とし、さらに、それ以外の病院を一部無作為に抽出する形をとっていただきました。参加協力が得られた施設において、2021年の1年間に受診した患者さんの中から抽出し、計3万4000人に対して調査票を発送。また、がん以外の他の疾患や、良性腫瘍で受診した方も含まれており、がん患者さんとの比較も予定されています。


また、現在入院中などでご本人が回答できない場合は代理の方にご記入をお願いし、既に亡くなった方についても、その療養中の体験は非常に重要と考えるため、その対象に含まれています。

先日その記者会見も行われ、私もその『患者体験調査』の文章を査読させていただいたのでコメントさせていただきました。

令和5年度患者体験調査

『正確なデータ、まとまったデータがないと何も世の中は変わりません。変えるにもどう変えればいいのか、優先順位もつけられない。

それを患者として実感しています。だからこそ、今治療に向き合っておられるみなさんの声が必要です。

おつらいこともあるかもしれません。お答えいただくひとつひとつが医療の進歩、改善、そして患者さんとそのご家族、周りの人の『生きやすさ』につながると信じています。

『次の誰かのために・・・』

ご協力をお願いします。』

今回は都道府県でも活用できるレベルの患者さんの数を集めての集計です。そうすることでどこの地域が改善が必要なのか、何か足りていないのか、あるいは進んでいるのはなぜなのか、を深堀できます。こうすることで地域間の格差もなくなっていく。誰もが生きやすい世の中につながっていく、と信じています。

お手元に届いたら、ご協力よろしくお願いいたします。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/949467/

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
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がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

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この記事を書いたのは

阿久津友紀

テレワーク×治療ということで・・・登壇します。
第3回に登壇します!

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「子育て」「介護」「治療」の3つのテーマについて、仕事を両立するためのテレワークについて、
中小企業でも実現可能な実施方法や労務管理を、専門家を交えながら、わかりやすく解説します。

[第1回]2月 7日(水)子育て 13:00~15:00
[第2回]2月14日(水)介護  13:00~15:00
[第3回]2月21日(水)治療 13:00~15:00 ★
※詳細は「チラシ」及び「テレワークポータルサイト」をご参照下さい。

【お申込み】
https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/


引き続きこちらも配信で2月3日より見ることができます!
お申込みお待ちしています。

Next Ribbon2024
「がんとともに生きる、寄り添う」

1月17日(水)

第2部 プログラム
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)

18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)

オンライン配信 申し込みフォーム

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

日本癌治療学会 市民公開講座 9月23日(土)

https://www.jsco.or.jp/public/public_seminar/upcoming_seminar.html


「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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