北海道十勝が世界に誇る「ジュエリーアイス」の絶景が今シーズンも。豊頃町大津海岸に広がる神秘的な光景の写真をお届け

北海道十勝の豊頃町では、いよいよジュエリーアイスのシーズンが始まりました。

私も12月24日に、シーズン初めて大津海岸へ行きました。十勝川がまだ凍っていなかったので、ジュエリーアイスを見つける可能性は低いと思っていましたが、河口に近づくと光るものが目に入りました。

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驚いたことに、それはジュエリーアイスでした。しかも一つや二つではなく、かなりの量がそこにありました。写真を撮るには十分なほどでした。クリスマスイブだったので、クリスマスツリーのような形をしたジュエリーアイスを探すことにしました。そして、見つけることができました!

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クリスマスツリーのようなジュエリーアイスの写真は、12月25日付の十勝毎日新聞に掲載されました。見出しは「厳寒クリスマス 輝くプレゼント」でした。

24日から3日間、大津海岸を訪れましたが、ジュエリーアイスは少なめでした。しかし、毛嵐の中から現れる太陽の光景は素晴らしく、ゴールドに染まる海を見るだけで元気が湧いてきました。

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ジュエリーアイスの見頃は1月中旬からです。この時期には気温がマイナス20度から30度まで下がり、特に手と顔がとても冷たい。寒いと感じながらも、毎日暗いうちから海岸を歩く自分に驚きます。

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この記事を書いたのは

浦島久(うらしま・ひさし)

1952年北海道豊頃町生まれ。小樽商科大学(経営学)卒、帯広畜産大学修士課程(農業経済)修了。松下電器産業(現パナソニック)勤務を経て、1977年に北海道へUターン。現在、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長、小樽商科大学特認教授、札幌大学客員教授、豊頃町観光大使。

著書に『音読JAPAN』(IBC)、『自分のことを1分間英語で話してみる』(共著・KADOKAWA)など多数。写真集に『Jewelry Ice』(十勝毎日新聞社)、『ハルニレ』(IBC)。ハルニレの撮影をライフワークとし、ジュエリーアイスの命名者でもある。趣味は風景写真、ジャズ、カーリング(世界シニアカーリング選手権2009・2010・2013・2014・2018出場)。