がん患者の働き方に正解はない あなたはどうしたい?躊躇なく伝えるべき 両側乳がんになりました228

乳がんになった、これからどうしよう

自分自身の治療や家族の他に、働いていたため、会社にどう伝えるかを悩みました。

当時の職場は報道部。昼夜問わないシフト、さらに管理職。

自分自身が耐えられるのか?できるのか?

人に迷惑をかけないのか。

病、乳がんと診断されてから2か月言えませんでした。病のことを知っていたからこそ、取材していたからこそ、周りの人にどう思われるのかも想像してしまっていました。

手術日程決まるまで検査、診断、さらにセカンドオピニオンで病院を移ったりもしましたのであやふやのまま会社に伝えるといらぬ心配をされるのではないかと。

でもこれは杞憂でした。私の場合は。


当時の上席は『どうしたいのか』を聞いてくれました。

働きたい、カメラも回っている、伝えたい思いがあることを伝えて、わかった、と言ってくれました。

これもありがたかった。

自分が取材をしていることを知っている人もたくさんいますので、みんなに悔しさも思いも気づいてもらえていた、というのも大きかったように思います。

制度よりも対話、と尊敬するサバイバーの方の言葉。まさにそうなんだと思うのです。

もちろん、言われてショックだった言葉もあります。

『がんで働いて頑張ったからといって、評価できない。仕事で評価せざるを得ない。』と。

確かに冷静に考えるとそう。

最近は社外での活動も増えてきて、、それは評価にはもちろんつながりません。会社は会社から課せられた私への業務があるから。

いろいろ考えることはありますが、自分が心地いいかどうか、言われても過度に気にしないのがいいかなと思うのです。

私は恵まれているほうで(そうであっては本当はいけない)、

非正規雇用で雇用期間はお休みもできたけれども、契約期間満了、理由も言われず延長もできなかった、という方もいます。

代わりがいない仕事をしていた方は、その穴を他の方で埋めることになり、戻ったときに居づらくなり、退職してしまった方もいます。

治療していても働き続けられる環境を、自分でどうしたいかを選択できる世の中であってほしいと切に願うのです。

治療中でも働き続ける体制づくりと健康経営

お申し込みはこちら

https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/

開催日:2/21(水)

開催時間 13:30-15:00

開催方法 Zoomウェビナー

参加費用:無料


13:30
主催者挨拶
13:35
講演「がんと生きる、働く、伝える」(阿久津友紀)
14:00
講演「健康確保のためのチェックリスト活用法」(中島康之)
14:25
トークセッション「抗がん剤治療中にテレワークは可能か」(阿久津友紀 & 中島康之 & 田澤由利)

北海道テレビ(株) 東京支社編成業務部長 阿久津 友紀 氏

2019年に両側乳がんをり患。取材者から乳がん当事者になり、
乳がん患者のリアルをマスメディアや SNS で発信。
2022 年には『おっぱい2つとってみた がんと生きる 働く 伝える』を出版。
厚労省「がん対策推進協議会」委員。「これからのがん研究のあり方有識者会議」構成員。

(株)テレワークマネジメント 代表取締役社長 田澤 由利 氏

2018年に日本初のテレワーク専門コンルティング会社を設立。企業のテレワーク導入を支援。
国や自治体の委員も務める。著書に『テレワーク本質論』。

社会保険労務士法人 NSR 代表社員 特定社会保険労務士 中島 康之 氏

2000年より(一社)日本テレワーク協会会員となり、アドバイザーに就任。
政府刊行物の編集委員や働き方改革関連の有識者委員を務める。
著書に『中小企業必見 テレワーク導入・実践ガイド』。

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

メッセージはこちらから
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この記事を書いたのは

阿久津友紀

テレワーク×治療ということで・・・登壇します。
第3回に登壇します!

===
「子育て」「介護」「治療」の3つのテーマについて、仕事を両立するためのテレワークについて、
中小企業でも実現可能な実施方法や労務管理を、専門家を交えながら、わかりやすく解説します。

[第1回]2月 7日(水)子育て 13:00~15:00
[第2回]2月14日(水)介護  13:00~15:00
[第3回]2月21日(水)治療 13:00~15:00 ★
※詳細は「チラシ」及び「テレワークポータルサイト」をご参照下さい。

【お申込み】
https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/


引き続きこちらも配信で2月3日より見ることができます!
お申込みお待ちしています。

Next Ribbon2024
「がんとともに生きる、寄り添う」

1月17日(水)

第2部 プログラム
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)

18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)

オンライン配信 申し込みフォーム

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

日本癌治療学会 市民公開講座 9月23日(土)

https://www.jsco.or.jp/public/public_seminar/upcoming_seminar.html


「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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