知床ねむろアドベンチャートラベル「一万年の営みを辿るアドベンチャーツアー」

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知床ねむろアドベンチャートラベル「一万年の営みを辿るアドベンチャーツアー」では、多様な産業とそこに暮らしてきた人々のコミュニティとの出会いを通して「一万年の営みと開拓の歴史」について深く想いを巡らせます。知床ねむろパイオニアアドベンチャーの舞台は、日本遺産 鮭の聖地として認定された根室海峡沿岸部。先住民族アイヌの歴史や営み、そして脈々と受け継がれてきた漁業を起点として連なる産業の発展について、大自然の中で体験するアクティビティへの参加を通してより深く学びます。

ガイドや地域コミュニティとの触れ合いを通じて、一万年の人の営みと歴史、この豊かな食資源と大自然を目の当たりにし、環境や資源の保全について深く考え、知的好奇心を満たす本質的な旅を楽しんでください。

Day① 地元産を味わう名店でウェルカムパーティー

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根室中標津空港に集合します。旅の仲間が全員集まったら、ガイドと合流して、ジャンボタクシーで移動します。空港から10分ほど走ると、小高い丘の上にあるビュースポット“開陽台”が見えてきます。ここで今日から始まるツアーで訪れるフィールドの全体像を把握。その後は15分ほど走り市街地にあるアウトドアカフェ“UB Coffee”に立ち寄ります。ここはアウトドアショップも併設しているため、不足しているギアを購入したり、場合によってはレンタルすることも可能です。夕食は中標津市内で地元素材を使った人気レストランへ。ブリーフィングと交流を円滑にするためワインをいただくのもお勧めです。30分ほど車を走らせ、標津にある温泉旅館に宿泊します。

Day② 鮭の聖地を満喫する一日。夕食は鮭の郷土料理

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本格的な旅が始まる二日目は“鮭の聖地”を学ぶことから始まります。ホテルを出て車で10分ほどの場所にあるポー川史跡公園でガイダンスを受けたら、目の前に広がる広大なフィールドに向かい、森歩きとカヌーのツアーに参加します。昼食はそのままの流れで、公園内にある復元番屋でジャパニーズファストフードであるお茶漬けに挑戦します。午後からは、冒頭で学んだ鮭の聖地と歴史に基づいて、現在の町はどうなっているかを知る街歩きツアーに参加。現存している文献や屏風絵と見比べて地域がどのように発展してきたかを知るきっかけになります。一日の締めくくりに郷土料理の鮭料理を食べたら、車で45分の距離にある知床羅臼の温泉旅館に宿泊します。

Day③ 知床の豊かさを実感。昆布漁師との語らいも魅力的 

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知床羅臼の朝は、羅臼で生まれ育ったベテランガイドとの出会いから始まります。ビジターセンターで集合し、日本遺産 鮭の聖地と世界自然遺産 知床の関連性について理解した後は、羅臼湖トレッキングに参加して、その豊かな自然環境をフィールドから学んでいきます。街に戻り昼食をとった後は、ベテラン昆布漁師によるレクチャーの時間です。前日のお茶漬けで試した“羅臼昆布”に実際に触れ、丁寧に生産されている旨味の源泉を学びます。夕食では抜群のロケーションを誇る“野遊びフィールド”に移動し、地元漁師と焚火を囲んでバーベキューをしながら語らう時間です。季節によっては、海上で漁をしている船の“漁火”を見ることができるかもしれません。

Day④ カヌーとカヤックで冒険。ホタテとホッカイシマエビ

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知床から車で60分ほどの南下した野付半島エリアに入ります。前日の羅臼昆布も同様に、主要な鮭の漁獲高が減少した時に試行錯誤を重ね、ホタテやホッカイシマエビなどの漁を始めたことが、現代の産業発展に繋がっています。根室海峡の豊かな海の恩恵を受けるこの野付湾で、シーカヤックツアーに参加すると、海面のほど近くに水産資源の揺りかごとなる“アマモ”が揺らめく姿を見ることができます。その後カヤックの拠点にあるカフェで休息と軽食をとります。午後の茶志骨川カヌーでは、水産漁獲の減少時に酪農への転換を図った名残を、陸上に見つけることができます。根室海峡沿岸部の産業の変遷が、歴史とともに全て繋がって現代に至ることが徐々にわかってきます。宿泊する旅館“野付湯元うたせ屋”では、これまでに見てきた主産業のホタテやホッカイシマエビ、ホッキやアサリなどの絶品料理を堪能することができます。

Day⑤ 酪農地帯をトレッキング。地元素材のベーグルも美味

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5日目のメインアクティビティは120分ほどのフットパスでのトレッキングツアーです。旅館から車に乗り、40分ほど走った“明郷☆伊藤牧場”で準備を整え、JR厚床駅からスタートします。ランチはフットパスの途中でピクニックをします。この日の午後はアクティビティを設定していないため、思い思いに自由な時間を過ごすことができますが、旅館までの移動は車で90分ほどのドライブが続くため、明郷☆伊藤牧場での酪農体験や酪農カフェ“Grassy Hill”で小休止、ローカルの市場に寄り道することも可能です。夕食には、“湯宿だいいち”で和食中心のディナーをいただきながらフェアウェルパーティーを開催します。

Day⑥ 新鮮なチーズとミルク。酪農尽くしで旅は終了

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最終日も、この知床ねむろの内陸部で発展した酪農産業を心ゆくまで堪能し、半日間のツアーを楽しんだ後に旅は終了となります。朝早く起きた方は、竹下牧場のオーナーから開拓の歴史を聞く牧場散策に参加することができます。午前中は酪農や開拓の歴史を肌で感じるようなアクティビティを楽しみます。初日に訪れた開陽台に向かい、絶景のチェアリングと旅のクロージング。その後、根室中標津空港へ向かいます。13時にツアーは終了となり、そこでガイドや仲間との別れとなります。このツアーを通して多くの歴史と産業について知り、地域のコミュニティに出会うことができました。北海道知床ねむろの豊かな大地について多くのことを学び、一生の想い出になったと思います。

知床ねむろアドベンチャートラベル「LIVE FIELD」

“知床ねむろ” には、手付かずで豊かな自然があり、この地で暮らす人々がいる。その営みを自らの足で訪ね暮らしを感じ、時間をかけて大地の奥深さをじっくりと体感することで真の贅沢さに出会うことができる。ここは野生動物、野鳥、自然、人すべてが“生きている” ことを実感できる舞台。心の内面に響く本質的な旅を通して、日々の暮らしに冒険を。

アドベンチャートラベル公式サイト:https://adventure.ekari.jp/

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この記事を書いたのは

佐々木亮介

知床ねむろ観光連盟 事務局長。道東のコーディネイター。
北海道の東側・道東に生まれ育ち、進学し就職して今に至る生粋の”道東”民。
道東一丸となって観光を盛り上げるため、特にオホーツク・釧路・根室・十勝エリアの情報をお届けします。

知床ねむろマガジン:https://magazine.ekari.jp/
知床ねむろ観光連盟公式サイトEKARI:https://ekari.jp/

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