今日3月8日は国際女性デー。
女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指すため、1975年に国連により定められた世界的な記念日です。2015年に掲げられた新しい国際目標であるSDGsにも目標5に「ジェンダー平等」が明記されています。
では、現在の日本は男女平等と言えるのでしょうか?
毎年、国際女性デーに話題に登るのが「ジェンダーギャップ指数」です。
ジェンダーギャップ指数とは、男女格差を数値化したものです。
男女格差について「経済」「政治」「教育」「健康」の4分野で14項目を測定し、基本の計算方法で数値化します。
世界経済フォーラムが2023年に発表した世界のジェンダーギャップ指数によると、日本は146か国中125位でした。125位は過去最低順位。スコアが上昇した分野はなく、東アジア・太平洋地域においては最下位のままで、深刻な状況が続いていると言えます。
危機的な現状の北海道の男女平等
では、そんな日本の中で都道府県別に見たジェンダーギャップ指数はどうでしょうか?
都道府県別のジェンダーギャップ指数を調べている大学教授らが今日公表した最新の調査結果です。
47都道府県中、北海道は!?
・「行政」47位(最下位)
・「教育」47位(最下位)
・「経済」47位(最下位)
・「政治」11位
世界でも低い順位の日本の中で、北海道は最下位。
これは危機的な現状です。
地域の課題として、みんなで共有して対策をとることが必要なのではないでしょうか?
「言葉」でアクションを
「ジェンダー」の言葉を出すと「意識高い系の話ね」とか「ちょっと硬い話だね」と言われてしまうことがあります。
ですが、この順位を見てもそう思いますか?
言葉は知識になるし、知識は武器になります。
言葉を扱うアナウンサーとして、人々を連帯させる力が言葉にはあると信じています。
皆が口にするポジティブな言葉のその先に、ポジティブなアクションがおきるはずと、私は信じて今日の国際女性デーにも発信をしています。