十勝発"シン"和牛ブランドが誕生!帯広トヨニシファーム初の黒毛和牛「雪美和牛・ゆたか」 四半世紀を費やし完成したそのお味は?

帯広「トヨニシファーム」

帯広「トヨニシファーム」は1986年の創業以来、ブランド牛肉の生産・加工・販売を手がけています。現在5,500頭の牛を育てています。

1farm.jpg

これまでホルスタインの赤身肉「豊西牛」、黒毛和種(和牛)とホルスタインを掛け合わせた交雑種の霜降り肉「帯広牛」の2つの牛肉をブランド化。農業一大地域・十勝で育った美味しい牛肉として道内外で愛されてきました。

_MG_7929.jpg

_R5_2427.jpg

初めての黒毛和牛「雪美和牛・ゆたか」

構想から四半世紀。トヨニシファームの小倉修二社長は、長年の夢だったという「和牛」の販売を2024年4月中旬から始めると先月末の記者会見で発表しました。

4 DSC_3441.JPG

(左から)小倉広樹専務、小倉社長、デザインを担当したプロコム北海道の羽生圭一氏

トヨニシファーム第3の牛肉ブランドで初めての黒毛和牛となるその商品の名前は「雪美和牛・ゆたか」です。「十勝に舞う粉雪のような美しい霜降り」と「美味しいお肉で人々の人生をもっとゆたかに」というトヨニシファームの企業理念を込めたそうです。

5 DSC_3457.JPG

また曲線で牛を描いたロゴデザインは、和牛ならではの高級感と繊細な味わいを表現しています。

6yutaka01.jpg

「美味しい霜降り肉」そのお味は?

和牛ならではの“食べやすく、美味しい霜降り”が自慢だという「雪美和牛・ゆたか」は、繁殖から一貫して自社で行っています。和牛の生産は、1998年に子牛を買って肥育することからスタート。繁殖技術の向上、血統掛け合わせによる肉質の改良、和牛先進地域の視察などを繰り返し、四半世紀を経た今、流通網の確保を含めてようやくブランド化にこぎ着けることができたと小倉社長は振り返りました。

商品名を冠して出荷する基準は一体どんなものなのか。小倉社長によると、牛肉の格付けを示す「A5ランク」という従来の評価基準は現在の国産牛肉市場では希少ではない。そのためA5ランクに代わるものとして、霜降りの度合いを12段階で評価する「B.M.S.」(脂肪交雑基準)を評価基準に採用。霜降りが標準以上で「やや多い」とされる「6以上」の和牛を「雪見和牛・ゆたか」として出荷したいとしています。

7BMS.png

農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1608/spe2_01.html)から引用

商品発表のあとの試食会で、「雪美和牛・ゆたか」のローストビーフを早速いただきました。

8 DSC_3455.JPG

驚いたのは、冷えていても美味しい♪やわらかい食感を味わいながら、濃厚で甘い霜降りが口の中で広がっていきました。「帯広牛」と比較しても、さらに脂の旨みが強い印象です。

9 DSC_3458.JPG

会見で小倉社長は今後について、「機械も導入し、オレイン酸など和牛の旨み成分の数値化を新たにつくりステップアップしていきたい。北海道はジンギスカンと豚丼の文化ですが、美味しい霜降り肉を我々が作って提供していかないことには『脂っぽい』という一言で霜降りが避けられてきてしまう。そこを突き詰めていきたい」と抱負を語りました。

10 DSC_3447.JPG

「雪美和牛・ゆたか」が「イオン道産デー」に登場

ご紹介したトヨニシファームの「雪美和牛・ゆたか」は、道内各地の旬の素材を販売する今月の「イオン道産デー」に登場します。扱い店舗は道内のイオン*です。商品は2種類。「雪美和牛・ゆたか 焼肉用切り落とし(黒毛和牛)」と「雪美和牛・ゆたか ロースステーキ用(黒毛和牛)」です。「イオン道産デー」は2024年4月19日(金)から3日間です。

※マックスバリュではお取り扱いはございません。

1

この記事を書いたのは

SODANE編集部

SODANE編集部です。
北海道・北海道外に関わらず、楽しいことをどんどん発信!情報もお待ちしています!!

合わせて読みたい