スローサウナのすすめ!狼サウナ 北海道帯広「Buena Vista Tokachi 碧(あお)」五感を満たす一棟貸し宿に誕生した“ウルフサウナ”とは?「北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[198]
2024.04.20
五感を満たす「狼サウナ」とは?
サ国十勝に、サウナ合宿にぴったりな「狼のサウナ」が誕生したっす。
十勝平野のど真ん中で、十勝晴れの空の下でととのう♪
全国100のサウナを廻ったガチサウナーが造ったそのサウナは。
ロウリュ蒸気が降り注ぐ中、揺らめく炎に心を休める洞窟サウナ!
サウナ仲間と会話を楽しみゆっくり汗かく♪平原の絶景に囲まれた一棟貸しの宿にできた「ウルフサウナ」とは?パンダ・リーっす。
SAUNANEWS 「サウナコタン」4.27(土)グランドオープン決定!
札幌西岡の「サウナコタン」(旧「たまゆらの灯」)が4月27日(土)にグランドオープンすることが決定したっす。本格フィンランド式サウナの殿堂がまたひとつ札幌に!
開店日と合わせて、リニューアルされるサウナのイメージ図も公表されたっす。遠赤外線サウナのサ室には、オートロウリュ対応のヒーターが追加で登場!!ま、マジっすか!?たださっき伺った話では。新たに電気工事が必要なため稼働は少しあとになるそうっす。でもまさかあの遠赤だけでもサイコウだったサ室にロウリュ対応ヒーターを増設だなんて♪乞うご期待!
リリースによれば、女性サウナはフィンランドの先住民族をテーマにデザイン。
男性用サウナもひな壇が4段に増えるんだとか。おや?ヴィヒタ天国(笑)
一体どんなサウナに生まれ変わるのか?詳しいグランドオープンの情報などは「サウナコタン」のXなどでチェケラッチョ!!なんとオープンから当座の入浴料は大人800円。土日祝プラス200円‼やす~い!小林英樹社長、ありがとう~♪しかも、リニューアルはこのあともまたデカいものを計画中らしいざんす‼その辺はX「サウナコタン」を随時チェケラッチョお願いしやす。
☆X「サウナコタンサッポロ」はこちらっ♪
https://twitter.com/saunacotan_sp
空港至近!「Buena Vista Tokachi 碧(あお)」
狼のサウナがあるのは帯広郊外にある一棟貸しの宿「Buena Vista Tokachi 碧(あお)」っす。
十勝平野のほぼ真ん中にある一棟貸しの宿ざんす。屋号の「ブエナビスタ(絶景)」は伊達じゃない!大きな窓からの景色は大平原♪上質でシャレオツな空間でくつろぎながら、十勝岳連峰をいただく絶景を眺めれば、気分もアゲアゲ十勝晴れ~。非日常を味わえるっす。
一棟貸し専用で、最大10名様ご利用可能。お値段は4名様1泊6万円(外税)~。
コンセプトは「五感を満たす宿」。その柱に据えるのが3つの「焚き火ゾーン」。リビングの「薪ストーブ」、屋外の「プライベート焚き火ゾーン」。
そしてー。これからご紹介する「“火の宿るサウナ” Wolf Sauna」ざんす。
火の宿るサウナ「Wolf Sauna(狼サウナ)」
今回体験モニターとしてお声がけいただきやした。「Buena Vista Tokachi 碧」は帯広空港から6キロの平原にありやした。
まだ雪深い1月下旬。出迎えてくださったのはオーナーで「Pono Wolves㈱」加藤拓社長。屋号の由来は、実は仲間や家族と行動し互いを思いやる動物である「狼」と。ポノはハワイ語で「本来の状態、正しい」ちゅう意味だそうっす。
加藤さんは仙台出身。酪農学園大学卒業後、東京に本社を置く農業用機械メーカーに就職。仙台、秋田、そして十勝で営業・企画の仕事に従事。3年前に2級建築士の奥様・舞さんと一緒に起業。本業は空き家など建物のリノベーションを行う「建築設計」「農業コンサルタント」そして「焚き火マスター」。加藤さんいわく「『複業家』に挑戦しております」。複数の仕事を複合的に本気で取り組む!2月に開業したこの宿は新規事業だそうっす。
お邪魔したのは夕暮れ時。漆黒の闇に光る月、平原に吹き抜ける風、そして炎が揺れるサウナ…。はたしてどんなサウナなんでありやしょうか?サウナは一階奥から外に出るとあるそうっす。まずは建物奥のシャワーも完備の休憩スペースへ。パパっと水着に着替えやす。
「火のある暮らし」がコンセプト
サンダル履いて外へ。建物のウラにその入口はありやした。「Wolf Sauna」。狼が闇に吠えているイラスト。雰囲気ありやすねぇ~♪
では失礼しやすー。あ!入口、下のほうにあるんっすね!しかも小さくて。熱が逃げない構造。
中に入りやす。お~、広い…。ひな壇は3段。灯りは最小限。ほぼほぼ真っ暗な感じ。薪ストーブの炎がゆらゆら揺れていやす。
ほどなく加藤さんもイン。「ウルフ(狼)サウナ」のあれこれ、じっくり聞いてみやしょうー。
コロナ禍でサウナーに
―70℃。蒸気で汗かくセッティングっすね。
加藤:熱くなるんですけど。お好みにあわせて。窓をあえてつけてないのはメディテーション。話を楽しむとか。
ーなぜサウナを好きに?
加藤:コロナちょっと前、2019年秋にハードワークで疲れていた心と体にサウナを伝授していただいた方がいて北海道ホテルで生湯を頂戴したところからサウナライフが始まりました。それからコロナに突入し全国を仕事で廻ってて。わりと夜は時間がありますから。接待とか食事の機会がコロナ中は一切なかったのでサウナに入るしかなかったんですよね。農業の仕事で。沖縄までは行けなかったですけど。南は九州から北は東北北海道。有名どころも含めてローカルのところも含めて。今では飽き性の私がすっかりサウナにハマり、サウナに助けられてついにはサウナ施設まで作ってしまいました(笑)
―印象に残っているサウナは?
加藤:割とローカルで面白かったのは宮崎県の小林市にちょっと山間のところに。当時数億円の
ふるさと創世基金で建てた町民のための銭湯があるんですよ。「すきむらんど温泉 かじかランド」。そこのサウナが(ストーブなどを)フィンランドからごっそり持ってきていて(笑)広さもここの倍ぐらい広さはあるんですけど。ストーブも2基あってですね。
(Facebook「すきむらんど温泉 かじかの湯」から)
加藤:「かけ熱」って地元の人は言うんですよね。言語とおじちゃんとの会話が面白くって。凄いコミュニティの場になっているなぁというのと。そこ温泉が出るんですけど。水はカンカンに冷たい水風呂とぬる湯があったんですよね。温泉をちょっとこうそのまま下げた。20℃弱ぐらいかなぁ。
(「すきむらんど」HPから)
サウナをコミュニティの場にしたい
―「ウルフサウナ」のコンセプトは?
加藤:狼って実は怖いとか人食いとかっていうイメージが強いんですけど。生物としては実は人間に一番近い動物で。狼は家族とかコミュニティを大事にする動物なんですよ。うちの会社の由来にもなっていうんですけど。色んな意味でのコミュニティの場だと思っていて。家族の団らんだったり友達との会話だったり。時には商談の場になるかもしれないし。空間をそういった時間共有に使ってもらえたらなぁという意味で。
―空間の形は?
加藤:実は最初のコンセプトは「和室」とか「茶室」を少しテーマに。アイディアの時にはあったんですよ。最近は一気にサウナが広がっちゃったので。こういったひな段にしました。この木は屋久島の杉を使っていて。少しこう、杉の屋久杉の独特な香りが。本当は屋久杉ってもう木が切れないんで。下のほうで植林で出しているものがあって。ヒノキでもなく杉は杉で杉の香りがあったり。やっぱ屋久島の杉って耐久性もあって。厳しい環境で育つんで目が細かいんですよね。
―なぜ屋久杉を?
加藤:学生の時に環境学系の学科にいたんですけど。屋久島って地上から一番てっぺんまでが日本の気候が全部縦に積まれていると言われているんですけど。非常に面白い環境の島なんですけど。年間降水量も非常に多くて厳しい気候の変化のある島なんですけど。そういうところで育った地力というかエネルギーをいただきたいなと思って。
「火のある暮らし」の魅力
♪ジュジュジュジュジュジュ~
―あ~、来ましたね。
加藤:今回ドイツのメーカーのサウナストーブを使ってるんです。
―「FINTEC」っていうんすね。
加藤:フィンランドかなぁっと思ったらドイツの。うちは建築のコンセプトは「火のある暮らし」でやっているので。全部薪を使って。自宅も薪のある生活をしているんですけど。火の揺らぎとか暖かさって。電気、ガス。薪、火ってなると全然暖まり方が違いますよね。
―火を見てるのがいいっすよねぇ♪
加藤:サウナストーブってコンパクトに作られているので薪のサイズが制限されちゃうんですよ。普通薪って30センチとか35センチ。長いと40センチぐらいですけど。一般的なやつってもっと短くしないと入らないんですけど。これは円柱が横になった形なので。40センチ50センチでも入るタイプで。上げようと思えば熱量も上がりますし。このぐらいのサイズであれば十分。体の限界もあったんであれですけど。(ロウリュありで)100℃ぐらいまで行きました。
―この天井の傾斜は?
加藤:この傾斜は。ほんとは円柱というか曲線を作りたかったんですけど。これ単体で販売もしているもんですから。すでに何台が納めているところがあるんですけど。サウナ小屋を農家さんの庭に置くとか。贅沢な話ですけど。個人の農家さんに。3台ほど納めてます。十勝管内です。土地は一杯ありますからね。
加藤サウナドクターと林社長が監修
―外置きですか?寒さもしっかり?
加藤:これはホントに北海道仕様です。断熱材も一番太いの、厚いのを使っていて。コストの話もあったりとか。ただ最低限この高さは確保したかったんですよね。天井が高すぎると熱が上にいっちゃいますから。この高さで(段差で)10℃変わっていくというところはしっかりとキープしたかった。加藤ドクターと(北海道ホテル)林さんにレクチャーいただいて進めさせていただいたんですよね。
水風呂は冬は4℃!
サウナトークを楽しみながら。ゆっくりガッツリ汗をかいたら、お待ちかねの水風呂へ。なんとこの日が初解禁♪水源は水道水。外気温はマイナス6℃…。サ、サイコウざんす(笑)
ではいただきやす…。
く~~~~~っつ!!キンキン~~~~~っつ!!
水温は…4℃♪
画像は日中っすが、月の明かりの下、リクライニングでしばし外気浴♪
サウナに戻り、再びサウナトークを再開。
スパアルプスの水風呂は天然水
―水風呂4℃!サイコウっす♪
加藤:水風呂解禁しちゃいました(笑)水風呂は必須ですよね。注意事項を伝えて。凍結しなければいいので。やっぱり水風呂ないと。水シャワーでもいいんですけど。水圧がかかるっていうのがいいんじゃなかろうかと思っていて。深めの桶にしたんですけど。富山の「スパアルプス」は水サイコウでしたね!富山は去年は回数多くて。石川富山。4回行って3回はアルプスでしたね。水は…次元が違いましたね♪天然水を浴びているが如しで。黒部のね。サイコウでしたね♪アルプスの水はちょっとホントに。ペットボトルの水を贅沢に使っているという感じでしたね。
♪ジュジュジュジュジュジュ~
―サウナストーン、山積みっすね
加藤:半分はフィンランド製なんですけど半分は北海道でも採れるんです。某所のほうで。
♪ジュジュジュジュジュジュ~
加藤:純度99だかの石がある。サウナ用で売られてないんですよ。採石場があって。譲っていただいて。
♪ジュジュジュジュジュジュ~
加藤:研修の一環として名古屋の「タマディック名古屋ビルのオフィスサウナ」にお邪魔し各研修生とサウナ体験ディスカッションを行いました。23年の6月。
加藤:サウナの建築の話とか。設計。いままで建築士ってサウナに関わってこなかったんですよ。イロハを教えてもらう勉強会だったんですけど。それが蒸されるぐらいのいいサウナで。メーカーの営業セールスもあって。「日本は温度上げすぎだ。だから壊れるんだ」とHARVIAの直のメーカーの人が言ってて参考になりました。
ー100℃設定も多いっすよね。
加藤:ひまわり温泉の木村さんに「ロウリュサウナにしたほうがいいって」言ったの僕なんですよ。
―え???
加藤:あそこ、うちがリノベーションしたんですよ。休憩所とか。その前か後に男性サウナが壊れたんですよ。そしたら客が7割減ったんですよ。ロウリュしてなかった時に。「ロウリュウできるようにした方がお客様増えますよ!」と助言させてもらった。それから北海道ホテルの林さんを紹介したりと…。
70℃強の室温の中、アチアチのサウナストーンにロウリュして。ロウリュの音と蒸気に包まれながらゆっくり汗をかくー。サウナでサウナの魅力を語って、気がつけばあっという間に4、5セット♪低めの温度の中ロウリュの蒸気で汗をかく“スローサウナ”でのサウナトークは延々続き。居酒屋で延長戦にまでもつれ込みやした~
日帰り入浴も計画中
いやぁ、野良サウナーを自負するパンダ・リーっすが。気兼ねなく話ができる、自然の中にあるサウナって…やっぱりいいっすね(笑) サ国十勝のサ旅の拠点にもぴったりな「Buena Vista Tokachi 碧」、サウナ友達や家族とのサ活にぜひっ♪すでに本州のサウナーが阿寒や白銀荘を廻るサ旅の途中に利用していて「のんびりサウナに入れるのがサイコウ」と好評だそうっす。
また今後は十勝や道内の方のために、宿の予約がない日はお一人3,000円程度で3名以上を対象に時間貸しサービスも検討したいとのこと。気になる方がHPから相談してみてくださいとのことざんす!
☆「Buena Vista Tokachi 碧」HPはこちらっす。
https://pono-wolves.com/buenavistatokachi#concept
SAUNANEWS ダイナマイトロウリュ麺がセブンイレブンで発売中!
北の絶対王者ニコーリフレのXによりますと、なんとあのリフレサ飯の絶対王者「ダイナマイトロウリュ麵」が期間限定あ~んどエリア限定でセブンイレブンで発売されているらしいっす!!
(X「ニコーリフレ」から)
ダイナマイトロウリュ麺は、ニコーリフレの熱波師軍団が繰り広げるあのアッチアッチの熱波とそのあとのととのいを思い出させてくれる激しい辛さと旨みが特徴っす。今回の商品も、その魅力を再現してくれているはず!乞うご期待♪
なおパンダ・リー調べによりますと、今回はニコーリフレにほど近いエリアが対象で期間限定らしいっす。また、全国のほかのエリアでも「サ飯フェア」をやっている模様ざんす。
☆格納YouTube動画:Buena Vista Tokachi 碧 紹介動画