アジア初開催!2026年「ICAR 国際動物繫殖学会」が帯広開催決定 世界の研究者ら800人が十勝へ

「国際動物繫殖学会」帯広で開催へ

「第20回国際動物繫殖学会」が2026年6月22日~26日の5日間、帯広で開催されます。

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「ICAR国際動物繁殖学会」は動物の繁殖や生殖工学全般を扱う国際会議で、4年毎に世界各地で開催されています。毎回60カ国以上より1,000人規模の研究者らが参加し、アジアでは初開催。誘致実現にはJNTO日本政府観光局が支援するなど、観光での経済効果も期待されています。

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©JNTO

「帯広は酪農が盛んで最適」

ICARの帯広視察ではICARのマット・ルーシー理事長(米ミズーリ大学動物学部教授)ら6人が来日。日本からは大会の組織委員長で帯広畜産大学の宮本明夫教授、大会誘致委員長で国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の菊池和弘氏(日本政府観光局JNTOアンバサダー)、日本繫殖生物学会の大澤理事長が参加。2024年6月24日から4日間の日程で帯広市内の会場予定地などを視察。26日、帯広市役所に米沢則寿市長を表敬訪問しました。

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表敬訪問でICARのルーシー理事長は「帯広は日本の中でも特に美しく、農業が盛んで大会に最適な街です」と帯広開催実現への協力に対して感謝の意を述べました。

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帯広市の米沢市長は「帯広を選んでいただき大変光栄です。十勝の農業の6割は酪農・畜産という地域。和牛オリンピックの開催も決まり、この大会にはしっかりコミットしていきたい」と協力を約束しました。

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また米沢市長は前職の投資会社勤務時代の話として「ロンドン駐在時代にバイオ分野への投資を担当。世界最初のクローン羊・ドリーの事業に携わり、ドリーの顔を撫でさせていただいた記憶がある。不思議なご縁を感じます」と秘話を披露。歓迎ムードを盛り上げる話題で視察団一行をもてなしていました。

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「第20回国際動物繫殖学会」

「第20回国際動物繫殖学会(ICAR)は2年後の2026年6月22日~26日に帯広市内で開催。帯広市民文化ホール、とかちプラザ、ホテル日航ノースランド帯広、北海道ホテルの4会場で、牛などの家畜動物の繁殖や技術などに関する研究成果について議論が交わされます。専門家による学術会議ですが、大会長の帯畜大宮本教授は「前日には高校生らに向けたカンファレンスなどの実施も検討したい」と述べ、動物繁殖(animal reprodaction)に関する最新の研究成果を広く発信することについても意欲を見せています。

「ICAR国際動物繫殖学会」とは

1948年動物の繁殖と人工授精に関する国際会議として設立された非営利の国際組織。

4年に一度の開催で研究成果を通して繁殖技術の進歩に貢献することから「繫殖学のオリンピック」と呼ばれています。日本では(公社)日本繁殖生物学会(理事長:大澤健司宮崎大学農学部教授)らが運営。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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