帯広駅前「源泉かけ流し♨」がフィンランド式サウナを導入!
モール温泉の泉質と料理が人気のあのホテルが、今年1月日帰り入浴を解禁。
からの、この6月15日、男性用スチームサウナをフィンランド式サウナに大改修‼
トゥルントゥルンな源泉かけ流し温泉✖フィンランド式サウナ✖絶品サ飯に悶絶必至(笑)
北海道のサ国十勝に、またまた素敵なサウナが誕生したっす。パンダ・リーっす。
源泉かけ流しの宿・帯広「ふく井ホテル」
やってきたのは、北海道十勝の帯広駅前『ふく井ホテル』。創業1927年の老舗の宿っす。中札内村フェーリエンドルフのサウナ『十勝エアポートスパ そら』を運営する㈱そらが、2年前に事業を引継ぎました。
2階の老舗のレストラン「Biplane(バイプレーン)」はランチでお邪魔したことがありやした。日帰り入浴サウナの営業時間は午後3時~午後11時。からの、朝ウナも午前6時~午前10時。ありがたいっ!
「源泉かけ流しの天然モール温泉がバツグン」だとは聞いていたっす。東京在住の温泉好きのパイセンが毎年夏の十勝ステイの定宿に選んでるので。去年までは日帰り対応なしでサウナはスチームちゅうことでご縁がなかった…。帯広駅徒歩10分の銭湯『天然温泉 アサヒ湯』同様、全国の温泉好きに愛される“帯広駅前の名湯”ざんす。
源泉かけ流しのモール温泉
さぁ、初めての「ふく井ホテル」の大浴場。一体どんな感じなのか?ワクワクを抑えて、暖簾をくぐりやす。
ドレッシングルームでパパっと着替えて。いざ大浴場へ!
(ふく井ホテルHPから)
モール温泉の大きな浴槽がドカーンと目に入ってきやした。これ見よがしにモール温泉がオーバーフロー(笑) こ、これが街ナカ唯一の源泉かけ流しのモール温泉か…。色は濃厚な茶褐色。一体どんな体感なのか。パパっと身を清めて、いただきますー。
ん~、トゥルントゥルン♪すべっすべな肌感。ホテルの話しでは「純度100%の自家源泉で加熱なし」。湧出(ゆうしゅつ)口の温度は「45℃」。この熱めのモール温泉は1200メートル地下からの恵み。40年前当時で100メートル掘るのに1000万円、1200メートルだから掘削費用だけで1億2000万円かかったとか!
ありがたい気分も相まって、うっかり長めに3分も下茹でしてうっとりざんす。
シン設!フィンランド式サウナ
スチームサウナを大改修
そして、いよいよ本日のメインイベント。6月15日に解禁されたフィンランド式サウナへ。元はこ~んな感じのスチームサウナだったそうっす。
(ふく井ホテルHPから)
スチームサウナを大改修して新たに誕生したふく井ホテルのフィンランド式サウナ。設計・施工したのは、㈱住計画FURUTAの古田義貴社長。
(サウナの女神・豊澤瞳様ご降臨におどける古田社長。X「コンナサウナ@代表」から)
“日本最大級のアウトドアサウナ”、“十勝の薪サウナ村”と呼ばれる帯広『コンナサウナ』をつくった御仁。ガキの頃から自宅の薪サウナで汗かきサウナー歴は40年!サ国十勝のリーサルウェポンが手がけたんだからマチガイナイ(笑)
ご覧の通り、ゼロベースでの大改修を経て、フィンランドサウナに仕上げたようっす。
(X「コンナサウナ@代表」から)
ロウリュ対応・フィンランドサウナ
で、そのフィンランドサウナの外観はこちら!では、ずずずいーっとサウナへイン~。
立派なサ室っすね~。ひな壇は温度差を味わえる3段。温度計は90℃強。体感はちょい熱めの、攻めたセッティングという印象。
木材は杉材(シダ―ウッド)でありましょうか。ほのかに爽やかな香りがします。そして、白樺の幹が装飾として使われていやすねぇ~。
ヒーターはHARVIA社のレジェンド。ストーンの上にはオートロウリュ対応と思しきシャワーヘッド様のユニットがありやすねぇ。
ひな壇の下にはセルフロウリュ用の桶と、めちゃくちゃ柄が長いラドルがありやす。
誕生したばかりのサ室。ちょっちカラッとしていやす。では、ロウリュを失礼しやすー。
♪ジュジュジュジュジュジュ~ ジュジュジュジュジュジュ~
お、わりとクイックに蒸気が舞い降りてきます♪
(コーポレートメディア「SUMAHIRO」から)
「遠隔ロウリュ」スイッチ
汗かきながら、入口側の壁をあらためて見ると、やはり…。謎の真紅のプッシュ式のスイッチがあるざんす!
設置場所が上の目立つところにあるからよもや非常用ではにゃい。ということは…もしやこれはロウリュ専用スイッチざんすか??ハイ、ポチっとな‼
♪ジュジュ…
あら、ちょろっとロウリュ。あ、水道の蛇口と一緒で、押してる間だけ水が噴出されるやつっすな。せーのっ!
♪ジュジュジュジュジュジュジュジュジュジュ~
お~っ、アッチアチ‼2段目に駆け下り、まだアツいので下段へ避難(笑)蒸気の熱さでガッツリ汗かいたっす。く、くれぐれも押しすぎはご注意を♪
五右衛門風呂の水風呂
ピッカピカのフィンランドサウナを出て、トゥルントゥルンのモール温泉で汗カット。から、大浴場の入口そばにあらたにできた壺水風呂へ。
没入感が楽しい“五右衛門スタイル”。これは、帯広・十勝とやま農場の『蒸宿 カンノンサウナ』にあった五右衛門風呂を譲り受けた逸品だそうっす。
では失礼しやす!
♪ざばばばばば~~~ん
(コーポレートメディア「SUMAHIRO」から)
ん~、ずーっと入っていられるやさしい水風呂。体感17℃。サウナがきっちりがっちり熱いので、温度差しっかり。爽快感は水温以上ざんす♪
からの、徒歩数歩にととのいイスが複数。
自分はドレッシングルームの扇風機前で立ち休憩。ん~、心地いいっす。源泉かけ流しのモール温泉で長めに下茹で、からのサウナは3セット!しっかりととのったっす。最後は珍しくモール温泉→五右衛門水風呂で〆たっす。
「バイプレーン」の極上サ飯
この日のサ飯は「サウナ前飯」。ふく井ホテル2階の「バイプレーン」でランチタイムにオイシイ洋食をいただきやす。
お店の天井ではバイプレーン(複葉機)が飛んでます~♪
いただいたのは、若いスタッフさんがイチオシの「あつあつ鉄板焼きナポリタン」。
ん~、うんめぇ~‼どこか懐かしいナポリタンの味付けに、ソーセージがめっちゃデカくて肉厚&ジューシー。スタッフさんが「ストップ」っていうまでチーズのミルをグルグルグルグル♪チーズをたっぷりかけてくれやす。
他にも「空飛ぶメンチカツ定食」。
サウナのあとは焼魚の旨みがじわじわ来そうな「日替わり魚定食」。人気の定番メニューがたくさんありやす。
夜は「タパスコース」、朝は「和定食」
バイプレーンでは、ディナー営業もやっていらっしゃいやす。アラカルトからコースまで。気になっているのは2名様以上で要予約、「バイプレーン限定タパスコース」。
小皿単品料理「タパス」が10皿+デザートがついて。ワイン、カクテル、本格焼酎など飲み放題90分がついてなんと…お一人様4500円!やす~い。ふく井ホテルの林佑太社長、ありがと~♪
あとこちらは宿泊利用者の状況次第でありやすが、朝ウナ時にバイプレーンがもし空いていれば。人気ナンバーワン「和定食」(1300円)にありつける、かもしれやせん。
っていうか、お泊りサ旅のディスティネーションにサイコウっすね。
(「ふく井ホテル」から)
湯守インタビュー
「ふく井ホテル」の大浴場を管理するのは、前職はJR北海道の車掌だったという小松勇斗さん。根っからのサウナーで、ひまわり温泉で1年ほど前から「ソルプレーサ コマッソー」として定期的に熱波師もされているそうざんす(笑) フィンランドサウナを導入実現までの経緯を伺ったっす。これが、にゃかにゃかの至難の業だった!?
サウナで日帰り客が増加
小松:日帰り入浴自体をやっていなくて。自分も、ここで働くまで「ふく井ホテル」を知らなかったんですよね。モール温泉の魅力にも気づいてなかった。そんな中で従業員になってモール温泉に入るじゃないですか。そうすると全然違ったんですよ!数値でも表れているんですけど。温泉成分表に。濃度が違うんですよ。
場所によってモール温泉って泉質が違うことに初めて知って。モール温泉の価値をどんどん広めたほうがいいぞということで。モール温泉PRするためにクラウドファンディングなどもやって、1月には日帰り温泉を1,500円で始めて。でもなかなか反応が良くなくて。「でもサウナやってないんでしょ」という声も聞いたんですよ。当時のお客さんの数は月に40人ぐらい。3、4人が来て、3日4日空いてまた二人来てとまばらだった。
それが、サウナを始めてからは日帰りのお客様が毎日来てますね。びっくりするぐらい!一人二人は絶対来てるんで。
「遠隔ロウリュ」
ーふく井ホテルのサウナのこだわりは?
小松:自分いろんなサウナ行くんですけど。行ってるとわかるんですよね。「サウナが好きな人が作ったな」とか。「サウナ好きじゃない人が作ったな」とか。そう思ったときに、自分が入りたいサウナを作った、という感じです(笑)
ー具体的には?
小松:ロウリュが好きなんですけど。ロウリュするのって歩いて、一回立って、水をすくってこうじゃないですか。それが「座りながらロウリュできたらめっちゃいいな」と思ったんですよ。帯広では先行事例がなくて。先行事例がないからこそ楽しさがあるなと。で考えたのが「遠隔ロウリュ」といって。ボタンを押すと、ボタンはパイプとつながっていて。ストーブの上にシャワーホースがあって、そこから水が出る。
小松:それこそ、上士幌の「しんむら牧場」さんで。蛇口ひねると水がバラバラっと出るじゃないですか。
ーあの殺人的なロウリュ(笑)
(しんむら牧場「ミルクサウナ2号」の遠隔ロウリュは極アチ)
小松:カランのシャワーのと同じシステムなんですけど。押せば押すほど熱くなります。きのうもちょっと長めに押してみるかってやったら、ヤケドする勢いで蒸気が来ました。ワァ~って(汗)
照明の「隠しコマンド」
小松:ひな壇の3段にもこだわりました。天井を上げるかという話もあったんですが、既存の高さのままで「上げなくていいです」と。あとはあぐらをかけるサイズにしました。サウナの照明も調整できるようにしました。自分たちで調整できたら面白いなぁと思って。(スイッチは)脱衣所にあるんですよ。隠しコマンドになってるんですけど(笑)調光できるようにしましたね。ホントだったらスピーカーを置いてスマホとBluetoothで繋げるも考えたんですけど。ハハハ。
220人アンケートでサウナ導入を実現!
小松:日帰り入浴は絶対にやらないとダメだと思った。で、「ミストサウナをやめてフィンランドサウナを入れたい」と言ったんですよ。そしたら従業員の方は女性が多くてサウナに入らない方が多い。だから「えぇ?何言ってるの?」みたいな反応で。自分は入って1年6カ月ぐらいで。20年以上働いている人もいる中で。なかなか口で説明するのもむずかしいので。お客さんにアンケートを取ったんですよ。220人に。「ミストサウナ入りましたか?」というアンケートを部屋に置いて。そしたら5%も入っていなかった(笑)
ー使われてなかった!
小松:そうです(笑)これはもったいないぞ!と。使われてないスペース。ミストだけずっと出ている。電気代もかかるので。ヒーターはずっと稼働してるので。「これはいかがなものか」というのをミーティングで伝えてですね。「そんだけ言うなら」と。お客さんがミストサウナを使っていないというエビデンスもとれたし。っていう部分で「任せてください!」と。「自分が作りたいというサウナを作ります」と(笑)
夢の実現に700万
ー構想7カ月。サウナ建設での苦労は?
小松:意外だったのは「電気」ですね。100ボルト。サウナに使う電源は地下にもあるんですけどそれでは足りないとってなって。上のキュービクル*から降ろしてくるというのが必須になって。
*「キュービクル式高圧受電設備」。発電所からの6,600 Vの電気を100 Vや200 Vに降圧する設備。商業施設、工場、ビルなどに設置されている小規模の変電所。画像はイメージ。
電線がどうなっているのかは施工したFURUTAさんの関係でもわからないということで。うちの電気工事をやっているイーグル電気さんにお願いして電気工事で100万強かかって。そこまでで予算が400万規模に膨らんで。
そこからミストサウナの配管。水を止めなければいけない。ヒーターも取る。それでまた100万かかって予算が500万規模になって。とどめは水風呂ですね…。
ー水風呂がとどめ?!
小松:水風呂もこだわって。でっかい水風呂だと一人入っているところにもう一人入るとはごろもが取れるっていうじゃないですか。一人用の五右衛門風呂にして。元々水がないところに上から配管を引っ張ってきてホースを付けて。旭川の層雲峡で五右衛門風呂が置いてあった。その水風呂がめちゃくちゃ良かった記憶があったんですよ。一人用だと高級感もあるなと。ただそれが200万かかって(笑)
ー水風呂廻りで200万!
小松:元々何もないところに水風呂を付けたので。五右衛門風呂がガタンガタンになるじゃないですか。コンクリートに完全に埋めないといけなくて。手すりも作ったんですよ。結果的に合計700万ぐらいかかりました。
ー五右衛門の浴槽は?
小松:探してたんですけど20万30万かかる。調べたんですけど厳しいなぁと思ってたんですけど。ちょうど十勝とやま農場のカンノンサウナに入って。プライベートで知人と入っただけだったんですけど。外山さんのクラウドファンディングをされたときにふく井ホテルの親会社の㈱そらが出資していて。外山さんに「ふく井ホテルで水風呂を作っていて。この五右衛門いいですよね。どこで買いました?」と聞いたら。「これ一個余ってるから、あげるか?」みたいな感じになって。「いいんですか!?」(笑)「ここにあるよ、来週日曜持ってくわ」みたいな。車に積んでもってきてくれて。
(五右衛門風呂を嫁がせたとやま農場のとやまってぃ代表。「サウナイキタイ」から)
ータダで!
小松:タダで!代わりに、移動式足湯をつくるプロジェクトを弊社でやっているので。そこの足湯のテーブルの上にカンノンサウナのロゴを掲出させていただこうと。水風呂をもらって、完成して。毎日入ってますよ!
ー仕事だから(笑)
小松:朝も夜も入ってます!幸せですよ(笑)
ー熱波師もやってるとか?!
小松:ハイ、ひまわり温泉で週1回はやってます。「ソルプレーサ コマッソー*」という熱波師ネームで(笑)マッソーけいご熱波師のマッソーと小松でコマッソー。
*ソルプレーサは小松さんが所属する社会人フットサルチーム「Sorpresa(ソルプレーサ)十勝」から命名。
小松:JRを辞めてここに就職するまで7カ月間は何もやることがなくて。毎日ひまわり温泉に行ってたんですよ(笑)。夜は10日連続ぐらいで行って。(モノマネっぱ)吉田さんの熱波を受けて。木村社長とも出会って。「そんなに熱波が好きならうちで熱波やってよ」って言われて「いいんですか!」と。そこから1年経っている感じですね。うちでも熱波イベントをやりたいんですけど(笑)。どこかでやりたいと思っています。考えてはいますね。
老舗と伝統のふく井ホテルのサウナで熱波イベントをはたして実現するのか!?(笑)まずは、道内外のサウナーが、サ旅で訪れる人気のサウナを目指して!小松さんの挑戦に注目ざんす♪
☆詳しくは「ふく井ホテル」HPをチェケラッチョ♪
SAUNANEWS 8/3-4「汗激フェス」にサウナ大好き芸人が参戦
いやぁビックリしたっす。2024年8月3日(土)4日(日)札幌ドームで開催される『真夏の汗激‼フェス2024in札幌ドーム』。
道内屈指のカレー店の13ブランドが大集結!スープカレー「らっきょ」でおなじみ、“スープカレーの匠”ことスパイスゴーゴーの井手剛代表プロデュースの「6chカレーフェス」。
からの、HARVIA社の宅サウナに入り放題「HTBサウナ部 ハルビアランド」。
“汗をかいて元気になろう!”がコンセプトの、カレーとサウナを軸にしたイベントざんす。同時開催で、楽しく豪華な顔ぶれがステージイベントに登場するのでありやすが。7月12日、このお二人が札幌ドームにやってくると発表されて、同じサウナーとしてビックリしやした‼
吉村さんは旧センチュリオンに行ってるし。藤森さんは言わずもがなのガチサウナー(笑)お二人にはぜひ海パン持参で会場入りしていただいて。ハルビアランドにも顔を出してほしいっすねぇ♪
☆詳細は『真夏の汗激‼フェス2024in札幌ドーム』HPでチェケラッチョ!
https://www.htb.co.jp/event/kangeki/