乳がん患者さんのことを思ってくださるのは医療従事者だけではありません。
実は旅行業のみなさんも・・・
先日、旅行業のみなさんの集まりで講演を行いました。
JTB協定旅館ホテル連盟の北海道支部連合会のみなさんに呼んでいただきました。
なんと、今年からピンクリボンプロジェクトを立ち上げられたというのです。
旅館の女将やホテルの社長のみなさまに検診の大切さや意味、そして乳がん患者さんの思いをお伝えしました。がん患者としての経験を語ったのはもちろんなのですが、温泉に入るときに悩んでしまった話、実はいろいろ改良されてきた入浴着、バスタイムトップスやお胸を隠したいのは患者さんだけではなく、そういう方もいるよ、ということで患者さんとそのお友達、お二人で作ったMUNEPOJIタオルを紹介しました。
やっぱり、誰もがゆっくりできて、落ち着ける温泉の素晴らしさを多くの患者さんにも味わってほしいな、あきらめてほしくないな、という思いで。
すでに入浴着は厚労省からも認められており、温浴施設にポスターがあるのを見たことがあるかたも多いのではないでしょうか。
でもなんとなく使いづらい。実際に使っている人を見たことがない方も多いことでしょう。
悪目立ちするのでは?衛生面を気にされる方もいるのでは?
でも着実に支援の輪は広がっているのです。
本件の前に、ある女子大学でお話したときに『入浴着』を広めるためにはどうしたらいいのかも聞いてみました。
なんと、、、半数近くが温泉に自分も裸に違和感があって入れない、、という事実。温泉に入っても人の目が気になってなんとかくくつろげないんだそうです。
洗い場もついたてがないと困るとか・・着替えもあけっぴろげは違和感、とか。
もうここでもDE&Iなんですね。みんな誰もが心地よくいられるためにいろんなことをしていった方がいいのではないかと実感したのです。
主催してくださったトーホウリゾートの唐神昌子社長は
「病気の方もストレスなく、みんなと同じように自然にくつろいでいただきたい、自然に迎え入れて楽しんで頂くために何ができるのかを考えたい」とおっしゃってくださいました。
今後の女将のみなさんの取り組みを応援するとともに、温泉を利用するみなさんにもご理解をいただきたいなと思うのです。
がんとともに、、、。
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