今年も十勝で「ラリー北海道」が開催!
「ラリー北海道」はFIA(国際自動車連盟)、JAF(日本自動車連盟)が統括する自動車のラリー競技です。2002年に日本で初めてFIA選手権タイトルの国際ラリーイベントとして開催され、23年続く国内屈指のラリー大会です。2008年・2010年にラリージャパンとして札幌で開催された以外は、ラリー競技らしいダイナミックなコースと地域との密着感が国内では類を見ない北海道「十勝」で実施されてきました。
歓迎するのぼりが各地で掲げられ、ラリー北海道開催の歓迎ムードが高まっています。
今年のみどころは?
23回目を数える「ラリー北海道」。昨年は約4万6000人が来場し、今年は国内外の約80チームが参戦予定です。今年の見どころについて、長年携わる(一社)帯広観光コンベンション協会の秋庭肇部長に聞きました。
イチオシは「池田町会場」
秋庭:目玉はやはり池田町。池田町の山のほうに球場がありまして。お客さんに見せるスペシャルステージ(SS)として去年に続きその球場でレースが行われます。
秋庭:陸別のサーキットでも、また山の中でもラリーは見られますが、駐車場から距離があったりコースによっては途中退出ができないので敷居が高いという印象です。池田町のコースは出入りも自由で、ラリーの走りがよくわかるので一般の方にはイチオシです。間口を広げるという効果に期待しています。
「伝説のドライバー」が今年も登場
秋庭:去年デモ走行を行った往年の名ドライバー、ユハ・カンクネンが今年もやってきます。
去年デモで運転したのは今の車なんですけど、今回乗る車は、今トヨタ博物館に展示している、93年のオーストラリアラリーで優勝した時のセリカGT-FOUR ST185型で走ります。
秋庭:その車が走るのはほぼ見られません。カンクネン氏はプジョーやランチャにもいた名選手ですから。私含めて、昔ラリーを追いかけていた皆さんも来てくださるのではないかなと期待しています。
ラリー北海道開催概要
「ラリー北海道」は2024年9月6日(金)から8日(日)。金曜日に帯広市内で各種セレモニーを実施。レースは土曜と日曜の2日間、十勝の陸別町、足寄町、音更町、池田町で開催予定です。
詳細は「ラリー北海道」公式ウェブサイトから:https://www.rally-hokkaido.com/jp/