梅宮アンナさんがり患を公表され、また皆さんの中で乳がん、というキーワードが上がってきているのではないでしょうか。
時折そういったところで盛り上がり、検診に行く方が増えるのです、実際。それはよいこと。
その際にちょっとでも『がん』そのものについて学んでほしいな、と患者としては思うのです。
https://www.japancancerforum.jp/programs/2024/program9237
がん医療はどんどん進化しています。死亡率も年々減少。見つけづらいものもあるけれどもその進歩は目覚ましいものがあります。18歳のときに父を胃がんで亡くしましたが、見つかった時はもう手遅れと言わざるを得ない状態。
さらには本人にはがんとは伝えず、胃潰瘍と家族全員でうそをつき、励ましながら最期をみとったわけです。
35歳のとき、母が乳がんになりました。そのときは告知が始まっていて、『ご家族と一緒に来てください』が決め台詞。そう言われたらそうなんだな、という空気がありました。でも今とは違って、先生にその後の治療はゆだねる次第。自分で選んで、やデータに基づいて、という形には程遠い感じでした。
そして、46歳、自分が乳がんに。
自分で選択をするものが多いなあということをまず感じました。私はその進化、進歩を感じているけれども世の中はそうではない。
まだまだ死んじゃう?働けない?すべてをあきらめる?という空気が流れていきました。
一方で周りに完治している人も増えてきていることもあり、そういった方からは取ったら終わりだから大丈夫だよ、とか言われることも。
その自分の傷ついた感じと慰められる感じとかわいそうと思われている感じ、すべてがないまぜになって居心地が悪いな、と思ったものです。
あれから5年がたち・・・医療はさらに進化しています。
うけられなかった治療が保険治療になっているものが多くあります。一日でも長く生きれば次の治療が生まれる、そんな時代になってきています。
一方で変わりづらいのはまわりの人のココロ、と自分自身の思い込み。このアップデートの方法は現在も模索中です。
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今週末はこちらはいかがでしょうか?
ジャパンキャンサーフォーラム2024
https://www.japancancerforum.jp/
オンデマンドの動画でも見られるセッションもあります。がんの知識をアップデートしませんか?
がんとともに、、、。
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がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。