自分の健康は自分で守る・・・健康寿命を延ばそう!北海道 枝幸町の取り組み
2024.09.01
北海道の北部 宗谷管内に枝幸町という町があります。
その町で9月1日に行われた【枝幸町健康まつり】が11年ぶりに行われました。
特養ホームが2つしかなく、どうやって高齢期を過ごしていくかの課題。病院もひとつしかない。診療科が限られる点。検診も札幌から先生が来ないとできない、マンモグラフィの車が来ないとできない。
北海道の中の小さな自治体はどこでも悩まれていること。
在宅医療の充実に10年前くらいから取り組み始め、さらに、自分のカラダは自分で守る、ということで健康寿命を延ばすことを目標にされています。
第2次の健康増進計画が策定され、そのお披露目を兼ねたもの。この計画は前の計画と比べてよかったこと、悪かったことをきっちり比較。さらに行政ができることだけではなく、自分でできること、行動にまで落とし込まれていること。小さいマチだからこその手の届く計画です。
そのひとつが健康まつりでも行われていた、カラダ元気で暮らし隊のコーナー。
【カラダ元気で暮らし隊】とは。。。自分のからだや食事に関心を持ち、楽しく健康づくりに取り組むグループです。60歳以上のプラチナチームと、40代から50代のダイヤモンドチームがいます。減塩でおいしいレシピを考えて、ホームページなどで紹介しているそうです。
このイベントでは【かんたん!おいしい 野菜のレシピ】を配り、なんと現物も試食あり。
このほか、脳年齢のテスト。血管年齢が測れるもの。
さらに、看護師さん常駐で骨密度測定や特殊な機械を使った姿勢測定、
さらに、立ち上がりテストなんかもあり・・・。
なんだかみなさん楽しそう。自分は平均と比べてどうなのか?がわかります。
チェックの後は、管理栄養士、薬剤師、理学療法士さんがスタンバイ。相談に乗ってくれるのです。
今回企画された枝幸町の保健師さん・管理栄養士さんがとにかくすごい!
住民の健康を守るための最後の砦としてどうしてそこまで、、、ということをたくさんされています。
こうした自治体が増えてくるといいなあと思います。
わたくしも呼んでいただき、講演しましたが、2人にひとりががんになる時代、一緒に考えていくことができていたなら幸いです。
枝幸町のみなさんにはEOS(ケーブルテレビ)でご覧いただけるそうです。
またどこかの街でお話できればと思います。