体重を落とすために適切な運動について教えて! | HTB「イチモニ!」健康けっこう!調べ隊

HTB 北海道テレビ放送で放送中の『イチモニ!』が毎月お送りする「健康けっこう調べ隊」。

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1月はみなさんから寄せられた健康に関する疑問・質問を天使大学客員教授の武藏学先生にお答えいただきました。

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体重を落とすために適切な運動について教えてください!

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毎日15分から20分程度のダイエットストレッチや体操をしているのですが、一向に体重が落ちる気配がりません。

運動する時間は夜寝る前が多かったりするのですが、運動に最適な時間帯ってありますか?

武蔵先生の答え

まず、体重を落とすためには、脂肪を燃焼することが大切で、運動する「時間帯」よりは、運動する時間の「長さ」が重要なんです。

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消費カロリーは、運動強度とその持続時間、その人の体重によって決まります。

運動強度とは、座って安静にしている状態を1として何倍のエネルギーを消費するかを表す運動や身体活動の強さの単位です。

例を見ていきましょう。

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ストレッチの運動強度は2.3、ラジオ体操第一は4.0。ジョギングは7.0と高いですね。

これを式に当てはめてみましょう。

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仮にあなたの「体重」を50キロとしましょう。

運動は20分程度継続することで、脂肪燃焼効果が高まると言われているので20分とすると…ストレッチでは およそ36キロカロリーの消費。

ラジオ体操第一では およそ69キロカロリーの消費です。(ラジオ体操第一は通常3分。6回繰り返すと約20分)

ここで注意しなければならないのは、 食事です。

運動後のご褒美でお菓子を食べてしまったら…?

例えば、お饅頭1個およそ50グラムのカロリーは120から150キロカロリー。

半分食べただけでも、ラジオ体操第一を20分行った消費量に匹敵します。

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従って、体重を落とすためには20分以上の運動と食事制限の両方が必要です。

運動の最適時間は、1回に20分以上の運動が継続できる時間帯で。通勤時間帯や子どもの送迎時間帯を活用することが現実的です。

就寝前の運動は、睡眠の質を向上させるので悪くありません。

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この記事を書いたのは

イチモニ!健康けっこう!調べ隊

天使大学とイオン北海道、HTBは、北海道民の健康に寄り添い、道民の課題を解決するための共同プロジェクトとして「どうみん健康化計画」を立ち上げました。その活動の第一歩として、健康にかかわる情報を道民のみなさんにお届けするイチモニ!の特集「健康けっこう!調べ隊」のコーナーを月に1回お送りしています。

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