北海道の冬の絶景、豊頃町の「ジュエリーアイス」。今年の美しい光景を振り返る
2025.03.13
ジュエリーアイスの拠点であるジュエリーハウスの営業は、3月2日(日)をもって終了しました。例年なら写真仲間とともに海岸へ行き、「ラスト・ジュエリー」の撮影を楽しむのですが、今年は出張が入り断念。少し遅くなりましたが、3月12日(水)の早朝にひとりで行ってきました。
気温はマイナス5.7℃、日の出は5時40分でした。シーズン初めは7時だったことを考えると、ずいぶん早くなりました。日の出が美しかったです!
今年は温暖化の影響か、ジュエリーアイスの状況は低調でした。というよりも、ここ数年は同じような状況が続いています。今シーズンは、私が勝手に作った尺度である評価基準(レベル5が最高)で、レベル3に達した日が2回(昨年12月23日と今年1月29日)ありました。例年ならレベル4が1度か2度あることを考えると、やや残念なシーズンでした。
12月23日
1月29日
私にとっての最終日は、やはり海岸線にはジュエリーアイスの形跡がまったくありませんでした。しかし、河口の手前で畳一畳ほどの大きなジュエリーアイスを発見! 周りには何もなく、なぜこれだけがここに? もしかしたら、私が来るのを待っていたのかもしれません。不思議な気持ちになりました。
河口に着くと、目の前に対岸が。大津側の海岸がずいぶん延びていることがわかりました。そして、十勝川にはジュエリーアイスはゼロ。最後に海岸に感謝の言葉を残し、来シーズンの再会を誓いました。
こんな時の気持ちを表しているのが、私が作詞し、箭原顕さんが作曲した『Jewelry Ice Love』です。今年4月から、中学1年生向けの英語教科書『One World』(教育出版)に挿入歌として掲載されます。ぜひ聞いてみてください。