教育現場でも‥女性管理職が少ない北海道 北海道の男女格差 ジェンダー・ギャップ指数 全国最下位
2025.04.01
まもなく始まる新学期。
教職員の人事異動も発表され、新たな体制で迎える学校での新生活に子どもたちもドキドキしながら準備をしています。
新年度を迎えるにあたり、やはり気になってしまうのが、遅れていると指摘されている北海道の男女格差についてです。
■全国最下位の北海道、行政・教育・経済をどうする!?
今年も3月8日の国際女性デーに合わせて発表された2025年の「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」(上智大・三浦教授研究)
北海道は行政と教育、経済の3分野で今年も最下位でした。
行政、教育の最下位は4年連続、経済も2年連続で、男女格差の解消は進んでいません。
中でも、北海道が4年連続で最下位となった教育分野。
「小中高校の副校長・教頭」と「高校の校長」の男女平等の度合いを示す指数が全国で最も低かった北海道。学校現場での女性管理職の少なさは札幌圏でも同様です。
「子どもたちは何気ない学校生活を通して『管理職は男性』という意識が刷り込まれている」と専門家は問題点を指摘しています。
また「四年制大学の進学率」は女性が男性を10ポイント下回った北海道では「女の子だから進学しなくてもいい」という価値観が、学校や家庭の中にまだまだ根強くあることも指摘されています。
教育分野のこうしたバイアスは、経済の分野とも密接に関わっています。
「フルタイムの仕事をする男女間の賃金格差」や「共働き家庭の家事・育児に使用する時間の男女格差」も大きな課題と指摘されています。
「全国で最下位」というギャップを改善するには何をしたらいいのか。
これは経済分野を司る企業にとっても無視できない大きな課題です。
企業のジェンダー課題の取り組みやダイバーシティ経営が、利益や発展など具体的にどう実感が得られるのか、理想論で終わらせないためには…。
■企業にとってジェンダー平等とはキレイゴト!?
2月に開催したシンポジウム『企業にとって”ジェンダー平等”とはキレイゴトなのか?ー理想論で終わらないために』では道内企業の経営者らが議論しました。
電通北海道の木村社長は、男性社員が女性の課題を認識していないこと、経営にどの程度影響を与えるか示す必要があること、2030年までの女性管理職比率向上を目標のみに掲げてしまうことに対する疑問を提示。
サツドラホールディングスの冨山社長は、店舗経営に際し店長職を経験しないとキャリアアップが難しい構造がライフイベントと重なる女性の課題と考え、様々なキャリアアップの選択肢を増やすことが必要と考えて取り組んでいるなど、実践例を紹介。
荒井建設の新井社長は、女性の地方流出を指摘し、仕事の選択肢や文化的体験の不足が要因となっていることなどを議題にあげました。
企業が何を取り組めば良いのか「イメージできないことは実行されない」ことから、道内企業の地域に即した取り組みを「ジェンダー・ダイバーシティアワード」のような形で評価・紹介し、可視化することで変革を促進できるのではと考えます。
ここでの議論は、すぐに答えが出るようなものではないかもしれませんが、皆が当事者としてこの議論に参加してもらうことで、未来に繋がる一歩になるのだと信じています。
シンポジウム動画はコチラから↓↓↓
ジェンダー・コレクティブ北海道「企業にとってジェンダー平等とはキレイゴトなのか?」
① キートーク「企業にとって“ジェンダーとは何なのか”」
スピーカー:泉 貴嗣さん(小樽商科大学大学院商学研究科 准教授)
②パネルディスカッション「企業にとってジェンダー平等とはキレイゴトなのか」
パネリスト:荒井 克典さん(荒井建設株式会社 取締役社長)
木村 平さん(株式会社電通北海道 代表取締役社長執行役員)
富山 浩樹さん(サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO)
山田 彩子さん(サッポロビール株式会社北海道本部/北海道Mimosaプロジェクト
≪総合司会≫
森 さやか(HTB北海道テレビアナウンサー)