サ飯旅!絶品ホタテのスープカレー 北海道別海町「海とらっきょ」「酔楽まる太」でととのう!北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[260] ふるさと交流館の水風呂はキンキンっす
2025.08.16
夏のサ飯旅!涼しくオイシイ町へ
「旨い飯」と「サウナ」があれば、そこは極上リゾート♪
至福のサウナ飯を追い求めて道東の別海町へ!
モール温泉が湧き出る町営温泉はフィンランドサウナ完備で、真夏日でも水風呂キンキン!
残暑のサ旅にイチオシ♪パンダ・リーっす。
北海道別海町 ~ここまで来るとべつせかい~
野付半島
今回紹介するサウナ旅のディスティネーションは、北海道東部の別海町。日本最大の砂嘴*(さし)「野付半島」がある、オホーツク海に面した街です。
(「別海町」から)
*沿岸流で運ばれた砂や小石が陸をはみ出し海に突き出る形で堆積した地形。
札幌から車で5時間半。東京からは羽田→根室中標津直行便で約2時間。…あっ、東京からのほうが早い(笑) サウナ界隈ではTTNEサウナ「北こぶし 知床ホテル&リゾート」の知床斜里町、天空サウナ「あかん 遊久の里 鶴雅」の阿寒湖温泉郷、アウトドアサウナ「THE GEEK」「KIELO SAUNA」etc 本格サウナが点在する釧路エリア。いずれからも90分から2時間なので、道東サウナ旅の中継地点にあります。
(「別海町」から)
魚王国
漁業と酪農が盛んで、今回のサ旅の目当ても「別海グルメ」であります。ふるさと納税の返礼品としてもホタテ、いくら、別海牛などが大人気。最新のふるさと納税ランキングで全国5位!日本の市町村1,718の中でのベスト5だから、スゴイっすよね~。
(ビッグで甘い「野付のジャンボホタテ」)
(希少な「北海シマエビ」。次の漁期は10月中旬)
ミルク王国
生乳生産量は日本一!明治、森永、雪印メグミルクの工場があります。乳牛はのびのび放牧育ちで、100リットル以上毎日飲むというその水は摩周湖の伏流水。だから旨い♪
(コクがあるのに後味スッキリ!「べつかいの牛乳屋さん」)
大きなCOOL王国
別海町の人口は1万5千人。その広さは道内3番目=JAPANで3位。東京23区の2倍以上の巨大な町です。広いから、住民より多い11万頭もの牛を放牧できるわけであります(笑)
今年の夏は帯広でほぼ40度を記録するなど北海道も猛暑日酷暑日が続発中。ここ別海町でも、七夕で35℃と観測史上最高気温を記録しました。しかし8月に入ると、最高気温30℃、最低気温16℃。釧路同様涼しいので、熱さを避けたい大学や実業団がスポーツ合宿でやってきます。
(別海りょウシ君。Facebook「別海町スポーツ合宿受け入れ協議会」から)
ということで、別海町をざっくりまとめると…「広い!涼しい!美味しい!」
(「別海町観光ガイド」から)
スープカレー ✖ 絶景
至福のサウナ飯が目当ての「別海サ飯旅」。つい最近、2025年8月上旬に行ってきました。某「孤独のグルメ」の主人公、輸入雑貨商・井之頭五郎にとって出張≒グルメ旅であるように。サウナ野郎にとって出張≒サウナ旅!そんなサ飯旅っす(笑)
JAPANで3番目に広い町・別海町。3つのエリアに分かれます。今回の別海サ飯旅は、日本最大の砂嘴・野付半島を擁する「尾岱沼(おだいとう)」と街ナカ「別海市街地」を巡ります。ちなみに尾岱沼から別海市街地までが約30キロは…スカイスパYOKOHAMAから新橋アスティルまでの距離と同じ!
夏限定「海とらっきょ」
別海へは帯広から行きました。音更帯広ICから道東道を釧路別保ICまで2時間。下道国道272号を別海までが1時間半。鹿に注意しながら209キロをロングドライブ。最初に訪れたのは「道の駅おだいとう」。
牛ちゃんの熱烈歓迎にほっこり♪
道の駅おだいとうでは6月1日から9月30日まで「海とらっきょ」が夏限定で営業中。「札幌らっきょ」の井手剛オーナーがプロデュースのお店です。泣く子も黙る、“スープカリーの匠”!別海での出店は今年2年目。
(©spicegogo.co,ltd)
注文したのは「ホタテのスープカレー」。
別海産「野付のホタテ」を余すところなく使用。さらに食べ応えのあるサクサクぷりぷりの「ホタテフライ」。そこに北海道の形の「北海道米」、四島をイメージした「フライドポテト」が可愛らしく並んでいます。ホタテのスープカレーが食べられるのは、らっきょグループでも基本ここだけかつ夏限定っす。
実物はこちらっ♪いまどき真っ当、見本とまったく一緒(笑)
スープにはホタテのひも、こっこ、貝柱がたっぷり。
辛さ抑えめ。辛党は受け取り窓口にある「辛味スパイス」をどぞっ。
「ホタテフライ」は超肉厚&ビッグで食べ応えあり♪
ほたての風味、本格スパイスの香りと刺激が夏にピッタリっす。ごちそうさまでした~。
食後はラッシー的に「べつかいの牛乳屋さん」をいただきます…。ん~旨い♫
レストランの横では別海の特産物コーナーも。
今年北海道フロンティアリーグに参戦「別海パイロットスピリッツ」のグッズもありますね~。
ちなみに道の駅おだいとうのレストランでは、秋以降も「ホタテフライソース丼」「別海チーズ春巻き」など別海グルメが味わえます。
(X「道の駅おだいとう」から)
尾岱沼(おだいとう)
食事を終え、2階「北方展望塔展示室」へ。北方領土の自然・暮らしを紹介したパネルがズラリ。
3階の展望室からは野付半島はもちろん、晴れた日には国後島も見えるそうです。
道の駅を離れて、海沿い国道244号をドライブ。ここは「飛雁橋」。何気ない景色が、既に絶景♪
からの、「尾岱沼漁港」。ホタテ、北海シマエビ、ホッキなど道内屈指の漁獲高。特に夜明けは美しいとか。
別海は目に飛び込む景色が壮大!手つかずの自然に癒されます。この「トドワラ」は神秘的ですらあります。
(「別海町観光ガイド」から)
「BPS HOTELS」
オイシイ「ホタテのスープカレー」でお腹も脳も大満足。「尾岱沼」で旅気分を満喫。あとは…サウナがあればもう天国♪ということで、サウナと宿がある街ナカ別海市街地へ移動します。
サウナの前に、荷物を置きに今夜のお宿へ。お世話になるのは8月8日グランドオープンした「BPS HOTELS」。出来立てほやほや、事前決済型完全無人ホテルです。全23室。
「ととのえ道場」愛読者ならご存じ、灼熱のサウナと本気の水風呂があるサウナ宿・中標津「HOTEL KUTEKUN」。あのクテクンを手がけた別海町㈱高橋工業の高橋宗靖社長ら別海町の経営者4人が立ちあげた町おこし会社「(一社)テトラソリューション」が作りました。宿不足が深刻な別海町に風穴を開けるための施策だそうです。
事前にスマホに届くパスワードなどを共有ロビーのタブレットに入力すればチェックインは完了。NO MOREフロント待ち!人財不足が待ったなしの中、IT技術で課題をクリアした形にちょっち感動っす(笑)。
アメニティーや館内着をチェックインカウンター下の棚で取ったら、即お部屋へ。コンパクトながら寝具やリネンにこだわり「快眠」を追求したという室内は静かで快適。GoogleTVもあります。
では荷物を置いて、別海町のサウナへ参りましょう♪
町営サウナ「別海町ふるさと交流館」
開湯1991年
BPS HOTELSから車で5分、2キロ強に目指すサウナはありました。「別海町ふるさと交流館」。1991年開業の町営の温浴施設。
驚いたのは、施設の隣では…ボーリング。新たに温泉掘削中!89年に源泉を掘り当て四半世紀ぶりに再び源泉チャレンジ!イイッすね〜。
では、いざサウナへ~。
入泉料はサウナも込みで510円。安〜い♪ 曽根町長、ありがとう〜。ベンダーでお支払いしてフロントにチケットを渡すスタイル。
広いロビーは下足OK。以前は宿泊もできたそうです。程なく進むと大浴場のフロント。
左が温泉、後ろが休憩スペース兼軽食処。
左に進み、いざサウナへ~。
モール温泉
ババッと着替えて、大浴場へ。温泉でかけ湯して、洗い場でワガママボディを清めます。ソ―プとシャンプー完備。
まずは温泉で下茹で。お湯は茶褐色のモ―ル泉。「ジャグジー」は温泉がオーバーフロー♪
他にも「寝湯」、外には「露天風呂」。では、「アツ湯」をいただきます...。
あ、アチアチ!!体感は温度差の殿堂センチュリオンのアツ湯と一緒で42℃。江戸前、男前!サクッと1分いただきました。
フィンランドサウナ
では、いよいよサウナへ―。
型は古いが管理はばっちり。訪れた平日夕方は熱心なベテランサウナ―で盛況。テレビでは酷暑の話題。ベテラン上段に座ります。
うわっ、めっちゃ高温多湿!体感98℃。ヒ―タ―見ると、おそらくMETOSで。スト―ン下には...鉄板があります!もしやロウリュOKか?されど桶もラドルもありません。でも湿度がしっかり♪
別海はさすがにもう35℃にはならんわな。ゴルフやったら死ぬ暑さだったよなぁ(笑)
熱いサウナで暑さの話題。世間話を聞きながら5分早々で大発汗っす。
キンキン水風呂
サ室を出て、すぐ目の前の水風呂へ。動線バツグン。モ―ル温泉で汗カット。水風呂はサウナ室から2歩。
では、いただきます―。く〜っ、キンキンっす♪この日は夏日でしたが、水風呂の水温は体感14℃!上水とはビックリ。別海の水は摩周湖の伏流水ということですが、超爽やか〜。冬は一体どこまで下がるのか(笑)ゆっくり1分いただきました。
緑の外気浴
休憩は10歩先の露天風呂へ。
イスが4つ。ドアそばの、浴場の換気扇下のイスに座ります―。爽やかな外気とぬるめの温風が絶妙♪
1セット目からアマミが〜。サウナをおかわりして3セットを満喫しました。
サ活の途中で「ロウリュ」についてスタッフさんに聞いたら、サウナマット棚の下に桶とラドルがあって。「皆さんがOKだったらロウリュOK。アロマはNG」とのこと。
この日はご年配が多くロウリュチャレンジは「ここのサウナは100℃だからやけどしちゃう」とご指摘あり失敗(笑)。ちなみに脱衣所での会話を耳にしたところ、30分前にがっつりロウリュした方がいたらしいです。だから湿度がバッチリだったんすねぇ~。
別海ミルクソフト
サウナ後には別海の濃厚な牛乳のソフトクリーム。う、旨し♪
酔楽まる太
サウナ後は「BPS HOTELS」で小休止。そして夜6時。別海グルメサ旅、いよいよメインイベントへ。地元に熱烈に愛され続ける居酒屋「酔楽まる太」へ。
水産会社「大隅商店」社長で“スタ―大隅”こと大隅啓年(ひろとし)パイセンが店主の居酒屋です。地物を中心に季節の旬の魚を提供しています。超人気店なので要予約!
いただいたのは「カレイの煮つけ」。
「店主お任せ刺身盛り合わせ」。
「牡蠣フライ」。
「たこザンギとごぼうフライ」。
ん~、どれも旨い♪大将のスター大隅の気さくな人柄のおかげで、お客さんも和気あいあい。うっかりビールとハイボールの杯を重ねてまさに酔楽、酔っぱらい~。 帯広から来て良かったっす♪ちなみに希少な「北海しまえび」は夏の漁期は6、7月で終了。秋の漁期は10月中旬から1カ月の予定です。
(Instagram「大隅商店&酔楽まる太別海」から)
いい感じで酔っぱらいましたが、今宵の宿「BPS HOTELS」は徒歩3分!GoogleTVの大画面で「ドラゴン危機一髪」をアマプラで観ながら爆睡でした~。
9月20・21日「産業祭」開催
絶景、サウナ、サウナ飯。サ飯旅にサイコウな北海道別海町。来月9月20日(土)21日(日)には「別海町産業祭」が開催予定です。今年で56回目。
水産フェアではホタテご飯、活アサリ販売、秋鮭串焼き。酪農畜産フェアでは乳製品の販売や無料配布もあり、キッチンカーも多数参加するそうです。ぜひっ!
(秋鮭串焼き。「別海町」から)