北欧サ旅!HARVIAサウナツアー アウフグースえもんの熱血サウナ塾! 北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[283]

えもんの「北欧サウナ旅」!本場フィンランドでの“気づき”とは?

北海道を拠点に全国で「アウフグース布教」に汗かくアウフグースえもん師。

気がつけばフィンランドへサウナ旅へ!

初めに向かった先はなんと「HARVIA本社」⁉

現地で気づいた“本場のサウナ“の魅力とは?パンダ・リーっす。

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アウフグースえもんの熱血サウナ塾!

今週の「ととのえ道場」は、シャトレーゼ ガトーキングダム札幌を拠点に、私財を投げ打ち全身全霊をかけてアウフグースの布教に汗をかいてきたGKSサウナビレッジ代表・アウフグースえもんパイセンのサウナトークです。

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アウフグースの私塾「EZO SAUNA COLLEGE」を立ち上げたかと思ったら、本場フィンランドを突如二度も訪問!一体何を見て、どんな気づきがあったのか?アウフグースえもんパイセンが最新のフィンランドサウナ事情を熱くマニアックに語ります!サウナへの飽くなき探求心と熱量は、HARVIA LEGENDばりに熱いっす♪

(聞き手・再編集:パンダ・リー)

「EZO SAUNA COLLEGE」テキストが大反響

―本業(イベントプロデューサー)以上にすっかりサウナが仕事になってますね!

趣味で始めた「えもんサウナ」のサウナイベントから6年、「GKSサウナビレッジ」をスタートして4年目。最近はサウナのお仕事で札幌を不在にすることも多く「えもんちゃん最近何やってるの?」ってととのえ親方にも言われました(笑)。

1年くらい前にスタートしたんですが「北海道で質のいいアウフグースマスターを育てないといけない」ということでりゅーきイケダと一緒に「EZO SAUNA COLLEGE」という講習会を立ち上げました。

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(GKSサウナビレッジ りゅーきイケダ村長)

やっぱり「ロウリュする人間がストーブの構造、動作原理をわかっていないとストーブを壊してしまう」とテキストを作りはじめ、HARVIAに「サウナストーブについて教えて」とお願いしてストーブをひっくり返して勉強させてもらい講習会用テキストを作りました。現在第3版作成中です。

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(受講者とりゅーきイケダ師と)

ストーブとサ室を徹底研究

ーストーブをひっくり返した(笑)

そもそも「ロウリュできない対流式ストーブなんてない」と学びました。よく「ストーブに水をかけたら壊れますから」って注意文あるじゃないですか。そんなことはないと。北欧のサウナに行ってロウリュしないなんてありえない。そもそもサウナとは「石を熱した熱とそれに水を掛けて得られる蒸気とで温度・湿度を高め、蒸気浴をする」と広辞苑にも記載がある。じゃあ「なぜ壊れるんだ」と。そういうところから、ストーブをひっくり返して、熱の伝わり方や配線の話、正しい設置と給排気の流れだとか、そもそも正規品と並行輸入品の違いは何なのか、並行輸入品の壊れる原因はとか。そこら辺を教えてもらい、それをテキストに起こし、去年から「講習会」を始めたわけです。

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そうするとHARVIAがそのテキストをえらい気に入ってくれて。ここは「うちのオフィシャルサウナアドバイザーをやれ」と。なんだそれはと思いながら(笑)。で、EZO SAUNA COLLEGEはアウフグースマスターを育てる技術指導のほかにもうひとつ、施設にサウナ室とストーブの運用方法、メンテナンスを教える講習会という面が強くなりました。

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施設からの問い合わせが殺到!

―HARVIA JAPANで学び、サウナの仕組みを教える講座を始めていたんですね!

そしたら意外とそっちの方も需要が多かったんです。しかも北海道に広めるはずが、全国から呼ばれる。京急開発グループの天然温泉 平和島、阪神住建の大阪スパワ―ルドなどいろんな施設に呼ばれて。アウフグースもですが、そもそもサウナ室やサウナストーブをどう運用したらいいんだろう、ロウリュできるんだろう、そういうふうな講習会をしてきました。

―アウフグースマスターのための講習会を始めたら、サウナ施設にサウナを教える講習会に発展したと(笑)

そしたらHARVIAの笠間聖司社長が「お前、HARVIAのオフィシャルサウナアドバイザーを名乗るならフィンランドの本社に来い」と。フィンランドにまで呼ばれるわけです。それが去年の9月

―それで突然フィンランドに行った!

最初は「行かない行かない」と断りましたが、笠間社長のゴリ押しに根負けしてフィンランドに行くことになりました(笑)。

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(ゴリ押しの達人!HARVIA JAPAN笠間聖司社長。とととのえ親方と)

HARVIAフィンランドサウナ視察ツアー

―フィンランドへは何回渡航を?

昨年9月と今年1月に行きました。約半年で2回(笑)。日程は3泊6日。HARVIAの本社はヘルシンキから北に2、3時間のところ。昨年9月のフィンランド初訪問の際は、羽田からヘルシンキまでフィンエアーの直行便で約13時間のフライト。わがままボディ―のえもんですが、エコノミークラスで行ったので通路側の座席でしたが体がちょっと通路にはみ出ちゃう。そうするとフィンランド人のCAさんが通るとき体がぶつかるが何も言われない。ANAやJALなら「失礼しました!」って言ってくれるけど(笑)。足を踏まれたときはさすがに軽くSorryって言われました(笑)。

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(Instagram「emon.sauna」から)

恥ずかしながら若干イライラしながらフィンランドに到着。ヘルシンキからは足元広々の貸切バスで快適に移動。長旅の末ついにHARVIA本社に着きました。

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日本にないストーブやストーン

ー最初はHARVIA本社に行ったと!

まずショールームでいろんな日本にないサウナストーブを見ました。HARVIA*の歴史は75年程かなと思います。その歴史とともにいろんなストーブがある。日本に未導入のストーブもたくさんあった。

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(HARVIA HPから)

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*HARVIA(ハルビア):フィンランドのサウナブランド。ヒーターを中心に90カ国以上で愛用されるトップメーカーで世界No.1シェア。 高品質で耐久性が高く、本格的なロウリュが楽しめる。創業1950年。(生成AIによる)

さらにストーンにもいろんな種類の石がありました。日本で販売してるのは3〜4種類ぐらいですがショールームには6種類ぐらいある。電気ストーブで上がるストーンの温度は200度から300度の間。ところが薪ストーブになると600度にまでなる。そうすると耐えられる石が変わってくるので高耐久の石だとか、真っ白い石や御影石はオシャレだけど蓄熱が弱いから下に通常の石を置いてから化粧用に使用するとか。

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サウナストーンはどんな石でもいいわけじゃない。天然鉱石はどんな物質が混入しているかわからない。放射性物質やヒ素などの危険物質やアスベストが出るとしたら問題。フィンランドのストーン生産者は事前に製品のスクリーニングを義務付けられているそうです。HARVIAでは安全が確認された山を所有しそこでストーンを採掘しているそうです。


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(Instagram「emon.sauna」から)

最初はストーブの仕組みから入りましたが、本場に行ったらやっぱり知らないことが多かった。面白いのが「サウナの下地の貼り方」。

内壁の下地は縦張り、床はタイル

―サウナ室の下地?!

どんなに上手く作っても湿気は内壁の裏に入り込む。日本の大工さんだったら巾木(はばき)などを作って内壁の上下をきっちり仕上げる。でも本場ではきっちり仕上げてはいけないと!内壁材の裏にも蒸気が入って抜けるようにしないといけない。だから下地は縦張りと。横張りにすると蒸気が抜けないから。縦張りをして内壁の裏も蒸気が抜けるようにすると内壁の裏がカビない。

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(「WithSecure」社のサウナ。壁と天井に隙間がある)

―知らなかったっす(笑)

あと床はタイル張り。日本はモルタルで仕上げることが多いがそうすると匂いが出やすい。タイル張りにして、水を撒いて掃除できるようにする。ベンチ下も洗えるベンチの構造が多い。そういうような作りの話を勉強させてもらいました。

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(HARVIA本社のサウナ。壁上下に隙間、下はタイル張り)

天井高から座面高を決める

日本では床からベンチを作っていくじゃないですか。座面から天井が凄く高くなってしまうサウナ室が多いので熱を感じにくい。ところがフィンランドでは天井から座面を考える。座って頭のてっぺんから握りこぶし二つぐらいで天井になるように作るので熱が体感しやすい。あとは蒸気をより感じるためには膝より下にストーブのトップがあってと。まあ、話すと何時間でも喋れちゃうのでこのくらいにしますが。

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(天井高が絶妙なサ室)

―サウナビルダーの領域に突入(笑)

ショールームと工場見学を終え、HARVIAの歴史とサウナ室の作り方の講義を勉強して、そこからですね。ご褒美タイムですね。HARVIAの本社のバックヤードにある「アウトドア サウナ パラダイス」という関係者しか入れないサウナブースがありまして。そこでみんなでサウナ体験をしようと。面白いのは太陽光だけであたためるサウナがあって…。

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TO BE CONTINUED!

アウフグースえもん師

北海道を拠点に活動するプロのアウフギーサー(熱波師)、サウナプロデューサー。「GKSサウナビレッジ」の立ち上げ・運営に携わり、北海道にアウフグースやウィスキング文化を広める中心人物として知られる。シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ内の「GKSサウナビレッジ」を運営。また、アウフグースマスターの育成・派遣を行う「EZO SAUNA COLLEGE」も運営。日本を代表する熱波師・箸休めサトシ氏率いる「箸休め一門」の第1期門下生。アウフグースの日本大会(ACJ 2024)では団体10位に入賞。ウィスキング(植物の枝葉を使ったリラクゼーション)の専門スクールも修了。そのパフォーマンスは 単に熱波を送るだけでなく、音楽やアロマ、リチュアル(儀式的な演出)を組み合わせた本格的なアウフグースを得意とする。(生成AIによる)

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☆Instagram「EZO SAUNA COLLEGE」はこちらっ♪

https://www.instagram.com/ezo_sauna_college/

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この記事を書いたのは

パンダ・リー(サウナ野郎っす)

No Sauna, No Life! “ととのう”話だけをお話するっす。趣味は極真空手、旅、そしてサウナ。サウナ情報&ご感想はTwitterで「パンダ・リー」まで!https://twitter.com/matsu08130896

本業はHTB帯広ブランチ・釧路ブランチの代表っす。21年5月から“サ国”とかちの首都・帯広へ。「営業」としてTV広告、番組企画等で企業様・自治体様の魅力プロモーションをお手伝い。「ライター」としてこちらの『SODANE』でサウナを中心に、農業、面白い人あ~んどホットな話題を発信中ざんす。