なぜフィンランドは幸福大国なのか? FINLAND SAUNA FES in TOKACHI 基調講演 藪長千乃教授「フィンランドにおけるウェルビーイングと幸福」 北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[288]
2026.03.18
サウナの国の「幸せの形」とは?
幸せを実感する第一歩は、他人を気にしすぎないこと!
今週のととのえ道場は、『フィンランドサウナフェス』セミナーの基調講演「フィンランドにおけるウェルビーイングと幸福」の話をたっぷりと♪
サウナ大国フィンランドの皆さんは、なぜ”幸せ感じ上手”なのか?バンダ・リ―っす。

FINLAND SAUNA FES in TOKACHI
『フィンランドサウナフェス in TOKACHI』はサ国十勝の”アヴァントの聖地” 新得町屈足湖畔にあるくったり温泉レイクインで2026年2月21・22日に開催。 前日のセミナーを含めて186名が参加し今年も盛況でした。


その前夜祭として、北海道ホテルではセミナーが行われました。

セミナーは3部構成。加藤容祟サウナドクターは「サウナウォッチから見えるサウナの真の姿とこれからの展望」と題したプレゼンでは、膨大なサ活デ―タの集積でいよいよ可視化されつつある”ととのいの形”が明らかに!近日ご紹介へ。
「繋がるフィンランド~これからのサウナリージョンについて~」ではサウナ✕地方創生の先進事例を開陳。おんせん県大分で温泉がない豊後大野市は”サウナのまち”を宣言。サウナ専任職員も誕生し、印象店ではサウナ飯が当たり前にあるなどびっくり話も飛び出し、目からウロコなプレゼンでした。
なぜFINLANDは幸福大国なのか
で、今回ご紹介するのはその基調講演です。テ―マは「フィンランドにおけるウェルビーイングと幸福」。フィンランド研究家の東洋大学国際学部 藪長 千乃(やぶなが ちの)教授が登壇。
フィンランドが「幸福(ウェルビーイング)」大国になるまでに歩んだ知られざる苦難の歴史、要因、地域政策などをご紹介。サウナの本場フィンランドが示唆する「幸福」の形を起点に、参加者自身がいまの自分の「幸福度」を考える、貴重なセッションでした。
☆構成・再編集・文責:バンダ・リ―
GDPや長寿では測れない「幸福度」
藪長教授は「なぜフィンランドが世界の幸福度ランキングで上位にあるのか」を、歴史的背景(貧困・地理条件)や地域保健事例(北カレリアプロジェクト)、制度・文化の分析から説明されました。

(「Visit Finland」から)
全体的結論としては、フィンランドの高い「幸福」は、単なる物質的豊かさや平均寿命ではなく...
①高い社会的支援(社会的セーフティネットと地域の連帯)
②個人の選択の自由(教育・医療の無償・低負担での再挑戦可能性)
③制度の質と低汚職(行政サービスの信頼性・効率)
などが組み合わさった結果である。実証的に効いた地域施策(北カレリア)や高い政府・社会的信頼が重要な役割を果たしている、と指摘されました。

(「nippon.com」から)
昔は貧しく不健康な国だった!
一番驚いたのは、いまや幸福度8年連続首位の幸福大国フィンランドが、昔は幸福からほど遠い国だったというお話!
実は戦後のフィンランドは、日本同様、貧困と不健康に苛まれた国で有りました。20年の歳月をかけ「北カレリア(North Karelia)プロジェクト」に国をあげて取り組み、今の幸福大国の礎を築いたんだと―。
時は今から半世紀以上前の1960年代。大国ソ連国境近くの北カレリア地域では、貧困・高脂肪・高塩分食習慣・喫煙などで心疾患・脳血管疾患の罹患率・死亡率が世界的に高かったそうです。特に40〜50代男性の突然死が多発。人々は隣家が遠く孤立しやすい暮らしを好む文化もそれを助長しました。

(AI生成イメージ)
そんな窮状を打開したい...。立ち上がったのが保健師らソ―シャルワ―カ―の皆さん!村落巡回、食習慣改善の啓発・メニュー開発、さらには運動促進などの地域保健施策を導入。その結果、1980年代には心血管系の死亡率等は大幅に改善!フィンランド全体の健康指標向上につながる成果をあげました、と。

(AI生成イメージ)
本来多様な「幸福のカタチ」
もう一つ大きな気づきがあったのは、幸福について、心理学的観点や調査研究デ―タで掘り下げていただいたお話。
「健康寿命はポジティブ/ネガティブ感情に必ずしも直接影響しない」
「健康だけで即幸福というわけではない」
ということを統計デ―タを元に示唆してくださいました。オッサン向け週刊誌ではこのところ健康の話題がめちゃくちゃ目立ちますが、カラダの健康だけでは十分ではないと断言されて、大きな気づきです!

(AI生成イメージ)
「良い人生」とは
さらに!「幸せだななぁ♪」と感じる中身を心理学的観点から「ヘドニア」と「ユーダイモニア」に分類して幸福の正体に肉迫。

(AI作成イメージ)
「ヘドニア」とは瞬間的な快楽・感情で、「ユーダイモニア」は自分の人生に意味・良い人生だと感じること。
フィンランド人が幸福度ランキングで高評価を叩き出すのは、フィンランド人は他人の評価よりも自分らしい「良い人生(ユーダイモニア)」を満たす要素が強い生き方をしているからではないかという可能性が示唆されました*。

(©Harri Tarvainen/North Karelia)
*世界幸福度調査の測り方:人生評価(「ライフ・ラダー」/0〜10)を主軸に、併せて「一人当たりGDP」「健康寿命」「社会的支援」「選択の自由」「寛大さ(寄付額で測定)」「汚職認識」を質問して各国を比較。講演で示された数値は、フィンランドのライフ・ラダー ≒ 7.736、(日本 ≒ 6.147)。フィンランドは2018年以降連続で第1位を維持。
実に、耳が痛い(笑)目の前の快楽、感情に左右されず、他人の評価を気にしすぎない...。言うは易し、横山やすし!実行するのは、なかなかですよね。

社会的信頼と文化的特徴
その他フィンランドが幸福大国とされる要素として、以下の例示がありました。
◯寛容・普遍主義の福祉(普遍主義的サービス)は「誰もが同じサービスを受けられる」ため不正が入りにくく、結果的に信頼を高めている。
◯比例代表制など政治制度も少数意見の包摂に寄与。
◯東京・ニューヨーク等の「財布実験」などの比較研究から、国民間の信頼や「困っている人を助けたい」という共感が行動に現れる文化的差異が観察される。
◯制度の質と市民サービスが充実。
◯行政の効率化:ビザや各種申請のオンライン処理・アプリの使いやすさで利便性が高い。
◯コロナ対応:情報発信アプリや一貫した広報で政府への信頼が維持され、警察や学術機関への信頼も高い。
おしなべて、政治の成熟、制度の充実も、幸福感を左右するということでしょう。このあたりは、サウナ議連の先生たちにもぜひシェアしたいところであります。
藪長先生、貴重なお話をありがとうございました!
藪長 千乃 先生
東洋大学国際学部教授。東京都庁勤務経験ののち1990年代からフィンランド研究を続けている研究者。長年のフィンランド研究・居住経験と東京都庁勤務の実務経験に基づく洞察で、学術的データと実地のエピソードを交えてわかりやすく解説。

(「東洋大学」から)

SAUNANEWS 5/5「十勝ととのうフェスIN藤丸パーク」初開催!
桜咲く5月に会いましょう!サウナ協和国・北海道十勝帯広の街なかで、サウナイベントが開催決定!イベント名は『十勝ととのうフェスIN藤丸パーク』。

開催日は2026年5月5日(火祝)。会場は、帯広街なか「藤丸パーク」です。
プロデューサーのサウナチームUnknown ウェルカム宮熱波師の推しコメです。
"十勝最大級サウナイベント開催"!
サウナ・熱波師・芝生外気浴
十勝グルメが藤丸パークで楽しめます🔥
ゲストにはあの方が来てくれます✨
イベント情報はInstagram十勝ととのうフェスIN藤丸パークにて更新✏️
フォローしてチェックしてください👍
☆Instagram「十勝ととのうフェスIN藤丸パーク」
https://www.instagram.com/tokachi_totonou_fes/

SAUNANEWS ニコーリフレ「シンロウリュ旋隊」決定!
北の絶対王者、熱波師の殿堂、札幌「ニコーリフレ」。根強い人気を支えるのが熱波師軍団です。
そのNo1を決める「ロウリュ1ダービー」。今回の第32回大会では初めてプレーオフを開催!

結果、最凶バイソンシマダ師が勝ち抜き、晴れて「ロウリュ旋隊」のシンメンバーが決定しました。

おや?マッチメーカーの絶対王者・藤原くみちょがメンバーに!!どうやら「悪のF原軍団」の勢力拡大を狙っているようです(笑)
藤原くみちょのコメントです。
シェイクハンドが怪我で…
シュガーレスが若い力に敗れプレーオフで敗退
スドーが準最強に😂
今回は、いつもの旋隊メンバーの入れ替えがあったロウリュ1ダービーでした。
好きな熱波師もいれば嫌いな熱波師もいると思います。
ただそこにはお客さまに選ばれた理由があります。
ぜひニコーリフレのTOP5の熱波を受けてください!

