こころの傷つきをなかったことにしないほうがいい ではどうすれば? コラム:両側乳がんになりました
2026.04.30
患者になってから様々な医師の方々とご縁をいただくことが多い。一緒に対談をさせていただいたことがある腫瘍精神科医の清水研先生から献本いただいた。
こころの傷つきをなかったことにしないでください 強くなれなかった自分が精神科医が痛みに向き合ってわかったこと を拝読。
タイトルをもじったわけではないけれども「こころの傷つきをなかったことにしないほうがいい」。ではどうすれば?と思う。
『奥深い茂みに棲むホントの裸に触れられる日が来たとき、初めて全自分をハグできる』と、清水先生と対談されたことがある、SUPER EIGHTの安田さんが帯コメ(アーティスト、、天才)。深いなあ、と読み進めているうちにぐるぐる。生身の清水先生のこころが渦巻いている。
私にも言葉にできるのだろうか、、と書いてみる。
相当に痛みを感じてきた、と思うので。
ネガティブ感情との付き合い方
人には歴史があってその過去の感情のひとつひとつに意味があり、振り返ることで何かが変わるのかも。
いや、それでもやっぱり大本はかわらないのかも。
変わらなくても、こころの奥に入り込むことになるから、つらくて耐えられないこともあるな、
でもその先に気づいていない何かあるかも、だから行ってみた方がいいかな。
いろんなことがぐるぐる、ぐるぐる。
仕事柄、様々な方の様々な思いに触れることが多い。明らかにご指摘をさせていただきたい、これだと大変なことになるかも、と思う局面に遭遇することもある。
人に対して、あなたのためと思って、という気持ちを込めて接したとしても、それを聞き入れてもらえる安心感を、さらに誰からも等しく持ってもらうのはホントに難しい。
心配していてもその心配が伝わらないし、言葉足らずで理解が得られないと、暴力的な言葉で帰ってきて、こっちが痛んでしまい、徒労に終わるというか、結局何も理解されないことで自分自身の無力さで相当に凹む。
極論、ひとは自分で立ち直るしかないのではないか、と私は感じているので、どうすればそのお手伝い、気づきができるのかと考えてしまうのだけれど、この見方自体も、おごりであり、間違っていたのかも、、とまた、ぐるぐる、ぐるぐる。
繰り返し伝えてもまったく響かない方がいる、、という先生が書かれた一言にちょっとほっとした自分がいる。
さよなら、私の生きづらさ。
あなたに気持ちなんてわからない、わかってもらおうとも思わない、といわれた時の虚無感。
「対話が通じたケアができないことの方が多く、その場合は物理的なサポートできることがあればそれに専念」、、という先生の後段の言葉になるほど、と膝を打つ。
大人の自分と子どもの自分、
wantとmust・・・これも深い。
5000人のがん患者さんと向き合い、ご自身も心の痛みに向き合われてきたからこその言葉たち。心に残るワードがいくつも見つかるはず。
読後感想、まったく上手に整理できなくてですね、
なんのこっちゃだと思いますので、みなさん読んでください(笑)。

こころの傷つきをなかったことにしないでください
清水研(がん研有明病院 腫瘍精神科部長)
KADOKAWA刊
がんとともに、、、。
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