まさか私が・・・函館でがんを『自分ごと』に コラム:両側乳がんになりました

がん」と聞いて、自分のこととして想像できる人は、どれくらいいるでしょうか。

 私が北海道テレビで続けてきた乳がん患者さんの取材や乳がん検診の啓発活動はもう20年を超えるライフワークです。19歳で乳がんになった女性に出会ったことが、その原点でした。

 なんの因果か7年前、今度は私自身が両側の乳がんになりました。18歳のときには父をスキルス胃がんで亡くし、母も乳がんを経験しています。遺族として、患者を支える家族として、当事者として、そして取材者として──私はいくつもの立場から、この病気を見つめてきました。

そんな私でも、いざ自分が「がんです」と告げられた瞬間は、頭が真っ白になりました。知っているつもりでも、当事者になると話はまるで違う。個別化、といいますが、人によって治療法やアプローチが異なり、さらに治療は日進月歩で、「知っている」と思っていた知識は、常にアップデートが必要です。

だからこそ、声を大にして伝えたいことがあります。正しい知識を、ほんの少しでも持っておくこと。それが、いざというときに「次の一歩」を選ぶチカラになります。

正しい検診を受けるかどうか、その後の怖がらずに精密検査をちゃんと受けるか、そのときどう乳がんを調べるのか、そして、もしも我が身にがんが降りかかったとき、どんな治療を選ぶか、誰にどう伝えるか。その一つひとつの土台が、知識だと思っています。

この夏、函館で「がんを知る教室 in 函館」が開かれます。私も725日(土)にお話をさせていただきます。タイトルは『まさか私が〜早くみつけて早くなおす〜』。

 出会った患者さんはみなさん言います。『まさか、私が』。でも、がんは誰にでもなる可能性がある病気です。

いまや日本人の2人に1人が、一生のうちにがんになるといわれています。それは不安をあおるためではありません。正しい検診を受け、早く気づけば、それだけ治る可能性が高まる。知ることは、自分と大切な人の未来を守る行動だと思っています。

そしてもうひとつ。私が取材を通じて痛感しているのが、地域による「情報の格差」です。良い相談先や正しい情報が全国にはあるのに、その存在が知られていない。一方でネットには、誤った情報や有害な情報があふれています。不安なときほど検索を繰り返してしまうからこそ、信頼できる情報につながることが、本当に大切な時代になりました。

がんは、ひとりで抱え込むと、とても重い、とてもつらい。でも、決してひとりではありません。つながる場所があります。


函館のみなさんと、その「知る」と「支え合う」会場でお会いできるのを楽しみにしています。

 

学生ボランティア募集

このイベントでは、学生ボランティアも募集予定です。

受付や来場者案内などを通じて、市民のみなさんと交流しながら、「がん」や「健康」について考えるきっかけになればと思っています。

医療や看護を学んでいる方はもちろん、地域活動やイベント運営に興味のある学生のみなさんの参加も歓迎しています。

「がん」について学びながら、地域の健康づくりに関わってみませんか。

学生ボランティアのお申し込みはこちらから

https://forms.gle/45nWxFkse2PfdhGv7

 

■「がんを知る教室 in 函館」
2026
724()25()26()
11:00
18:00

会場
グランディールイチイ 地下1階 催事場
041-0806
北海道函館市美原1丁目31

内容(予定)

【がんの授業(講演)】
725() 16:0017:00(予定)
HTB
北海道テレビ
ウェルビーイング・コンプライアンス統括室 部長
阿久津友紀

726() 14:0015:00(予定)
東京大学医学部附属病院 放射線治療部門 特別顧問/がん診療医
中川恵一

【写真撮影会】
725()
on
ちゃん写真撮影会 13:00~ 15:00(予定)

【会場コンテンツ】
・がんを知るクイズ
 見て・触って、大人も子どもも「がん」を学ぼう

・小児がん患児作品展示

入場者プレゼント
・大人も子どももがんを知る本

・子どもも学べる人体パズル

参加
入場無料/申込不要

主催
アフラック生命保険株式会社

イベント内容は変更となる場合があります。

スクリーンショット 2026-06-25 180904.png

スクリーンショット 2026-06-25 180938.png

 

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

メッセージはこちらから
1

この記事を書いたのは

阿久津友紀

乳がん患者さんが治療中に被災したら? 『防災の心がまえ』をもとに『女性の病と防災』を考える おっぱい2つとってみた作者とHTB森アナウンサーが本音トーク 
https://youtu.be/AO8Xzebt0Ys

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/