まさか私が・・・函館でがんを『自分ごと』に コラム:両側乳がんになりました
2026.06.26
「がん」と聞いて、自分のこととして想像できる人は、どれくらいいるでしょうか。
私が北海道テレビで続けてきた乳がん患者さんの取材や乳がん検診の啓発活動はもう20年を超えるライフワークです。19歳で乳がんになった女性に出会ったことが、その原点でした。
なんの因果か7年前、今度は私自身が両側の乳がんになりました。18歳のときには父をスキルス胃がんで亡くし、母も乳がんを経験しています。遺族として、患者を支える家族として、当事者として、そして取材者として──私はいくつもの立場から、この病気を見つめてきました。
そんな私でも、いざ自分が「がんです」と告げられた瞬間は、頭が真っ白になりました。知っているつもりでも、当事者になると話はまるで違う。個別化、といいますが、人によって治療法やアプローチが異なり、さらに治療は日進月歩で、「知っている」と思っていた知識は、常にアップデートが必要です。
だからこそ、声を大にして伝えたいことがあります。正しい知識を、ほんの少しでも持っておくこと。それが、いざというときに「次の一歩」を選ぶチカラになります。
正しい検診を受けるかどうか、その後の怖がらずに精密検査をちゃんと受けるか、そのときどう乳がんを調べるのか、そして、もしも我が身にがんが降りかかったとき、どんな治療を選ぶか、誰にどう伝えるか。その一つひとつの土台が、知識だと思っています。
この夏、函館で「がんを知る教室 in 函館」が開かれます。私も7月25日(土)にお話をさせていただきます。タイトルは『まさか私が〜早くみつけて早くなおす〜』。
出会った患者さんはみなさん言います。『まさか、私が』。でも、がんは誰にでもなる可能性がある病気です。
いまや日本人の2人に1人が、一生のうちにがんになるといわれています。それは不安をあおるためではありません。正しい検診を受け、早く気づけば、それだけ治る可能性が高まる。知ることは、自分と大切な人の未来を守る行動だと思っています。
そしてもうひとつ。私が取材を通じて痛感しているのが、地域による「情報の格差」です。良い相談先や正しい情報が全国にはあるのに、その存在が知られていない。一方でネットには、誤った情報や有害な情報があふれています。不安なときほど検索を繰り返してしまうからこそ、信頼できる情報につながることが、本当に大切な時代になりました。
がんは、ひとりで抱え込むと、とても重い、とてもつらい。でも、決してひとりではありません。つながる場所があります。
函館のみなさんと、その「知る」と「支え合う」会場でお会いできるのを楽しみにしています。
◆ 学生ボランティア募集
このイベントでは、学生ボランティアも募集予定です。
受付や来場者案内などを通じて、市民のみなさんと交流しながら、「がん」や「健康」について考えるきっかけになればと思っています。
医療や看護を学んでいる方はもちろん、地域活動やイベント運営に興味のある学生のみなさんの参加も歓迎しています。
「がん」について学びながら、地域の健康づくりに関わってみませんか。
学生ボランティアのお申し込みはこちらから↓
https://forms.gle/45nWxFkse2PfdhGv7
■「がんを知る教室 in 函館」
2026年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)
11:00〜18:00
■会場
グランディールイチイ 地下1階 催事場
〒041-0806
北海道函館市美原1丁目3番1号
■内容(予定)
【がんの授業(講演)】
・7月25日(土) 16:00~17:00(予定)
HTB 北海道テレビ
ウェルビーイング・コンプライアンス統括室 部長
阿久津友紀
・7月26日(日) 14:00~15:00(予定)
東京大学医学部附属病院 放射線治療部門 特別顧問/がん診療医
中川恵一
【写真撮影会】
・7月25日(土)
onちゃん写真撮影会 13:00~ 15:00~(予定)
【会場コンテンツ】
・がんを知るクイズ
見て・触って、大人も子どもも「がん」を学ぼう
・小児がん患児作品展示
■入場者プレゼント
・大人も子どももがんを知る本
・子どもも学べる人体パズル
■参加
入場無料/申込不要
■主催
アフラック生命保険株式会社
※イベント内容は変更となる場合があります。


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