【北大ボディビルクラブ】挑戦に失敗はない。仲間と共に「己を知る」ための最高の場所

「筋肉を育てるだけじゃない。挑戦する学生を育てるクラブへ。」

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20262月、北海道大学ボディビルディングクラブは誕生しました。

きっかけは、代表の宮腰が前年にボディビル大会へ初出場したことでした。今年も大会へ挑戦することを決め、トレーニング環境をゴールドジムへ移した宮腰は、そこで同じ北海道大学の学生たちと出会います。

「大会に挑戦したい。」

そんな共通の目標を持つ仲間が集まり、「一人ではなく、みんなで高め合える環境をつくろう」という思いからクラブはスタートしました。

発足当初は、今年度の大会出場を目指す約8名の少数精鋭の団体でした。トレーニングや減量の知識を共有し、ともに励まし合い、切磋琢磨することが目的でした。

しかし、クラブは発足直後、大きな転機を迎えます。

北海道学生大会を、なくしたくなかった。

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 当時、北海道学生ボディビル大会は存続の危機を迎えていました。
これまで大会運営を担ってきた大学側で十分な出場選手を確保できず、このままでは今年度の大会開催が見送られる可能性があったのです。
クラブ内には、「学生大会に出場したい」という思いを持つメンバーがいました。

「自分たちで選手を集め、大会運営も引き受ければ、この大会を未来につなげられるのではないか。」

その決断から、北海道大学ボディビルディングクラブは選手としてだけではなく、大会を運営する団体としても歩み始めました。
そして、この出来事はクラブの理念そのものを大きく変えるきっかけにもなりました。

「大会に出る人だけ」のクラブではない。

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学生大会を未来へ残すためには、競技人口を増やしていかなければなりません。そこでクラブは、「大会出場者だけの少数精鋭」という方針を改め、トレーニングやボディメイクに興味のある学生へと門戸を広げました。

現在では、医学部だけでなく北海道大学のさまざまな学部から20名を超える学生が所属しています。

その多くは筋トレ初心者であり、ボディビル大会経験者は代表の宮腰ただ一人。今年度は約10名が人生で初めてボディビル大会へ挑戦します。

大会出場は決して強制ではありません。

本気で競技に挑戦したい人も、健康のために身体を鍛えたい人も、自分を変えたい人も、それぞれの目標に向かって努力できる場所を目指しています。

ボディビルディングは「自分を知る」競技

「筋肉を鍛えること以上に、自分自身を知ることがボディビルディングの魅力です。」

そう宮腰は考えています。

トレーニングでは、自分の身体がどのように動くのかを理解しなければなりません。食事では、自分にはどんな食材が合うのか、どんな食べ方がコンディションを整えるのかを知ることができます。
さらに減量では、空腹やストレス、思うように身体が変わらない焦りなど、さまざまな感情と向き合うことになります。
その過程で見えてくるのは、自分がどんな状況で前向きになれるのか、どんな時に心が揺らぐのかという、自分自身の姿です。

「自分を知らなければ、自分をコントロールすることはできません。ボディビルディングは、自分と向き合い、自分を律する力を養う最高のツールだと思っています。」

だからこのクラブは、筋肉を競う場所ではありません。

人として成長したい学生が集まり、お互いを高め合うコミュニティでありたいと考えています。

挑戦に「失敗」はない。

宮腰がメンバーたちに最も伝えたいことがあります。

それは、「学生だからこそ挑戦してほしい」ということです。

よく、社会人になると、責任が増え、失敗を恐れて挑戦する機会は少なくなると聞きます。
一方で学生には、挑戦を応援してくれる仲間や先生、地域の方々がいます。それは、宮腰自身が大会挑戦や大会運営をしていく中で既にとてつもなく実感しています。

だからこそ、この時間を思い切って挑戦に使ってほしいと考えています。

そして、宮腰は「挑戦に失敗はない」と思っています。

ボディビルの大会では、120%の努力を積み重ねても、周囲の選手のレベルによって優勝できないことがあります。しかし、それは本当に失敗なのでしょうか。

順位は他者との比較で決まります。

一方、自分がどれだけ努力し、どれだけ成長し、自分の限界までやり切れたかは、自分にしか分かりません。
周囲が見るのは結果だけかもしれません。
けれど、自分だけは、その挑戦の過程を知っています。
努力した日々も、悩み、試行錯誤し、仲間と支え合った時間も、すべて自分自身の財産になります。

だからこそ、挑戦には必ず価値があります。

ボディビルディングは、その「挑戦」を経験するための一つの手段であり、人として成長するための最高の教材だと考えています。

仲間がいるから、一歩踏み出せる。

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北海道には筋トレをしている学生は多くいます。

しかし、「大会へ出てみよう」と一歩踏み出す学生は決して多くありません。

その理由は、減量への不安、自分の身体で本当に戦えるのかという迷い、経験者がおらず何をすればいいか分からないことなど、さまざまです。だからこそ、このクラブでは経験者や仲間と相談しながら、自分に合った計画を立て、安心して挑戦できる環境づくりを大切にしています。

普段は月に一度の全体活動や大学内での合同トレーニングを行い、それ以外にもメンバー同士で自由に合同トレーニングを企画しています。

また、月例ミーティングでは、大会やパワーリフティング、ボディメイクなど、それぞれの目標を共有し、互いにアドバイスを送り合っています。

競技経験の有無に関係なく、仲間とともに成長できる場所。

それが北海道大学ボディビルディングクラブです。

北海道から新しい学生文化を。

発足初年度にもかかわらず、クラブは北海道学生ボディビル大会の運営を担い、企業の皆様から協賛をいただき、メディアにも取り上げていただくなど、活動の幅を大きく広げてきました。

活動を通して感じたのは、「学生の挑戦を応援してくださる方がたくさんいる」ということでした。

だからこそ、その応援に応えられる団体でありたい。

まずは今年度の北海道学生ボディビル・フィットネス選手権大会を成功させること。そして将来は、この大会を北海道の恒例イベントとして根付かせたいと考えています。
さらに、北海道から全国大会で活躍する学生選手を輩出し、卒業後もつながり続けるOBOGコミュニティを築くこと、そして約3年後には北海道大学公認の部活動となることを目標にしています。

筋肉を鍛えることは、ゴールではありません。

その先にある、人としての成長や挑戦する姿勢を育むことこそ、このクラブが目指す未来です。

最後に

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私たちは、筋肉を育てるクラブです。

しかし、それ以上に、挑戦する学生を育てるクラブでありたいと考えています。

ボディビルディングを通して自分を知り、自分を律し、仲間とともに挑戦し、人として成長する。

北海道大学ボディビルディングクラブは、そんな学生が集まる場所であり続けたいと思っています。

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この記事を書いたのは

宮腰 隆吉(北海道大学医学部)

北海道大学医学部。埼玉県出身。

大学4年時にメンズフィジーク競技に初挑戦。ジムを通して出会った仲間とともに、2026年2月「北海道大学ボディビルディングクラブ」を設立し、代表を務めています。

2026年8月には、JBBF北海道メンズフィジーク選手権180cm超級で優勝。

現在は医学を学びながら、トレーニングを継続し、団体運営にも取り組んでいます。

ボディビルディングを通して培ってきた「目標に向けて行動を習慣化すること」「自分を律し、継続すること」の大切さを、身体づくりだけでなく日々の生活や自己成長にも活かしています。

今後はSNSを通して、トレーニングやボディメイクに加え、習慣化や自己規律、挑戦することの価値についても発信していく予定です。

趣味は、筋トレ・旅行・グルメ巡り。

Instagram
https://www.instagram.com/ryu.med.fit