野生の動物たちを求めて道東へ
2026.09.16
7月から「onちゃん天気 時々 コラム」で日々の天気を発信していますが、タイトルの通り、時々はコラムでもHTB気象予報士4人の日常や、番組以外での一面もお伝えできたらと思います。
1回目の担当は中川未来です。
大阪府出身で、現在は2度目の北海道生活を満喫中。1度目は新卒の頃に十勝に3年間住んでいました。そして、北海道の豊かな自然の中で子育てをしたいと道内に戻ってきてまもなく2年になります。
HTBでは、夕方の「イチオシ!!」金曜日や正午前の北海道のお天気を週に2~3回ほど担当しています。
趣味はドライブで、お休みの日は5歳になる子どもと道内旅行に出かけることが楽しみです。8月上旬には念願の知床方面へ行ってきました。目的はクジラウォッチング。動物好きのわが子に、野生の動物を見せたいと羅臼のクジラクルーズを予約したのです。
夏はマッコウクジラのベストシーズン。ただ天候次第ではクルーズすら中止になるため、何日も前から天気図や予報のデータとにらめっこ。気象予報士は予報はできても、天気はどうすることもできません。10日ほど前には荒れる予想でしたが、日が近づくにつれて好天の予想に!!
そして迎えた当日…道内は高気圧に覆われて晴れ!知床周辺は雲も少なく青空が広がりました。
船は揺れるかなぁ、大丈夫かなぁと心配になり、家族で念のための酔い止めを飲んで船に乗り込みました。
ところが、この日は風が弱く、波もほとんどないおだやかな海。船が出航できることはもちろん、波のない凪の海は海面の変化がわかりやすく、ちょっとしたクジラの動きを見つけることができ、好都合なんだそう。これだけおだやかなのも珍しいとのことでした。
クジラを目指して進んでいると、船の横をぴょんぴょん飛び跳ねる生き物が!
「きょうは特にイシイルカが多いですよ!」とスタッフの方。イシイルカは泳ぐスピードが速く飼育が難しいことから、水族館では見ることができないんだそうです。白と黒のバイカラーなイルカが船のすぐそばを泳いでいました。(が、その速さゆえに写真にはうまく残せず…)いつも以上にイシイルカを見られたことで、クジラへの期待が高まります!
しかし、肝心のクジラはなかなか出てきてくれません。スタッフの方が海中に水中マイクを入れて、クジラの位置を確認します。しばらくすると「わかった!!」と船長さん。船はスピードを上げてクジラがいるという場所へ向かいます。
すると、船の前方で潮が上がるのが見えました!

しばらくは水面付近にいたクジラですが、船長さんの「そろそろ尾を上げるよ!」の一言の直後、クジラはきれいに尾を海面に上げて、のっそりと優雅に海深くへと潜っていきました。

一度潜ると40分~1時間近くは海面に浮かんでこないそうで、船は次のクジラを探してまた走り始めます。
その後2回クジラに遭遇することができ、複数回見られるのはラッキーだよ!と言われたのですが、「ゆっくり帰ります。」と言われた後も、「いました!」「またいました!」の連続で、なかなかクルーズが終わらないうれしい誤算。特に最後はすぐそばで水中へと潜っていくクジラを目の当たりにでき、すごくラッキーなクルーズとなりました。
春から初夏にかけてはシャチ、夏はクジラ、冬はイヌワシなど年間を通じてさまざまな動物に出会うことができる羅臼のクルーズ。この目で野生のシャチを見たいので、また必ず羅臼に行きたいと思っています。
そして翌日は、浜中町の霧多布岬へ。ここでも、野生の動物に出会うのが目的です。ただ霧多布は名前の通り、霧が出やすい場所。霧多布岬の正確な霧の日数はわからないものの、周辺の釧路の平年の霧日数は約97日、根室は約92日で、しかもその半分近くが6月~8月の夏に集中しています。
数年前、8月に訪れた時も写真のように霧の中でした。
満を持しての今回は!?
見事な青空が広がっていました。
そして念願のぷかぷかと浮かぶかわいい野生のラッコたちがお出迎えしてくれました。
現在国内でラッコを飼育しているのは、1つの水族館のみなので、わが子がラッコを見たのは初めて。しっぽが長くて愛らしいラッコたちをいつまでも眺めていました。
今回は道東の大自然に触れ、しっかりエネルギーチャージができました。
まだまだ行きたい場所が道内にはたくさんあるので、本格的に寒くなる前に車中泊にも挑戦しようと目論んでいます。
