【日向坂46独自レポ!】宮田愛萌復帰!新ユニット&新曲も輝いたデビュー2周年前日・春の大ユニット祭り開催!

日向坂46は、記念すべきデビュー2周年の前日となる本日3月26日『日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days ~春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”~』を開催した。

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 昨年末の「ひなくり2020」の熱も醒めない中で、デビュー2周年記念として2DAYSの配信ライヴ開催を発表した彼女たち。本日の『〜春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021〜』は、事前におひさまから「ユニットBESTプレイリスト」を特設サイトにて募集し、その投票結果に沿って、あたかもアカデミー賞のように楽曲を発表、披露していくものであることが判明! これまでのライヴとはまったく異なる雰囲気の中、冠番組「日向坂で会いましょう」でもお馴染みの阿座上洋平の天の声と共に、ライヴは進行した。

 阿座上の呼び込みと共にメンバーが登場。まず最初にキャプテン佐々木久美(以下久美)から挨拶があった。その中で、「欠席となってしまったすずちゃんの分までメンバー一丸となって頑張ります」という言葉が最初に出てくるあたりが、あまりにも日向坂46らしい。不在の富田鈴花への気持ちを語り、この日への想いを改めて語っていた。

 そして大切なメンバーとの再会が。「愛萌おかえりー!!」というメンバーの言葉に「ただいま、帰ってきましたー!」と答えながら、『ひなくり2020』ではライヴ前の影ナレだけの出演だった宮田愛萌が登場。「体調の方はまだ本調子ってわけではないので、ちょっと休み休みっということにはなってしまうんですけども、でも、はやくみんなとの活動に合流したくて、戻ってきちゃいました」と言った彼女は、大学卒業と共に再びアイドルとしての歩みを始める決意が滲み出ていた。

 ここで場面はトークゾーンへ。最初の進行は佐々木美玲(以下美玲)、高瀬愛奈がMCを担当し、早速の登場となった宮田に加え、河田陽菜と濱岸ひよりが登場。阿座上から「今1億人くらいが見ているらしいですよ」という言葉に対して、「それは流石に盛ってんで〜!」と最近『ひなあい』にてホットなワードで高瀬が返す一幕など、和やかなムードでトークは進行した。

 そして最初に投票結果を発表したのは「大切な人にプレゼントしたい曲」プレイリスト。まずは加藤史帆、齊藤京子、高本彩花、潮紗理奈、久美の五人、通称「りまちゃんちっく」による“ママのドレス”。けやき坂時代から含めて最も最初に結成されたユニットが「大ユニットまつり」の冒頭を飾った。そして、高校卒業を迎えたばかりの小坂菜緒と金村美玖による“See Through”の後、遂に発表となった本プレイリスト1位は、”まさか 偶然...”! 富田不在の中ということもあり驚きが隠せない選曲となったのだが、「花ちゃんズ」から松田好花が独りで登場した。『ひなくり2019』で同曲を披露していた際の映像を流しながら、富田の歌声と共に松田がグループ屈指の名バラードを凛々しく歌い上げる。ワイプの中に映るトークステージのメンバーも「鈴花〜大好き」とフリップに書いて出すなど、暖かな時間が流れていた。

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[撮影:上山陽介]

次にトークゾーンに登場したのは、金村、影山優佳のMCに加え、山口陽世、上村ひなの、東村芽依が登場。ここでは「おひさまになったキッカケの曲」プレイリストが発表された。まず披露されたのは“キレイになりたい”。小坂、渡邊美穂、丹生明里は、真っ赤な衣装に身を包み、古き良きアイドル然とした楽曲を艶やかに描いてくれた。そして1位が発表されたのだが、なんとここで速くも「りまちゃんちっく」が二度目の登場! けやき坂時代からの名曲“沈黙した恋人よ”が赤く染まった海岸線の映像と共に披露された。ファルセットで紡がれる美しきサビのメロディラインが胸を打つ中、ワイプの中で東村が「灯台さん〜〜〜!」(久美の振りのことである)とフリップを出すなど、ユニットに参加しているメンバー以外が楽曲に触れる姿も新鮮だった。

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[撮影:上山陽介]

そして丹生、髙橋未来虹、高瀬、河田、濱岸が登場すると、まさかの展開、先輩グループである乃木坂46のキャプテン秋元真夏からメッセージが到着! メンバーも感激する中、次に発表されたのは「カラオケで歌いたい曲」プレイリストだ。「リスペクトスリー」こと加藤、渡邉、上村による“やさしさが邪魔をする”、富田不在の中金村と松田による”線香花火が消えるまで”が披露された後に、最後に発表された第一位は"どうして雨だと言ったんだろう?"。「きずなーず」こと、美玲、齊藤、加藤というセンター経験者によるパフォーマンスは「3人のダンスかっこいい!」と河田がフリップにも出していたように、圧巻の仕上がり。歌でもダンスでも、グループを引っ張り続けてきた実力を遺憾なく発揮していた。

 続いて発表されたプレイリストは「聴いたらナゼかお腹が空く曲」プレイリスト。「ナゼ」という言葉の時点で結果が少し予想できたのだが(笑)、渡邉美穂、森本茉莉をMCに、影山、金村、上村がトークを展開していく。そして、ここでまたしても「りまちゃんちっく」が再登場! “ハロウィンのカボチャが割れた”をトークゾーンのメンバーも巻き込みながら披露した。そして発表された1位はやはり(?)主演ドラマ『DASADA』内でのユニットFACTORYによる「ナゼー」。松田、河田、東村が登場し、エレクトロなBGMと共にコミカルなダンスと神秘的な歌声を披露した。

次のタームでは、高本、小坂、齊藤、潮、久美が登場し、この日ずっと続く阿座上からの「ひなあい」いじりもヒートアップ。齊藤と小坂によるぶりっこ、オードリー直伝ネタ「やるよ!」など、この日ならではのMCとの絡みを見せた。

そして突然ここで3期生によるミニコーナー「お祝い花チェック!」のコーナーが。沢山届いた花は、ここ最近での彼女たちの目覚ましい活躍ぶりを証明しているようだった。

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[撮影:上山陽介]

次に突入したのは、「“ここ一番”の時に聴きたい曲」プレイリスト。富田不在ではあったが、初登場の高瀬に加え、加藤、渡邉、東村が“ノックをするな”を披露。そして次に発表された“三輪車に乗りたい”では、今日のハイライトともいえるシーンが。柿崎芽実が卒業以降不在となっていた美玲の相方には、濱岸が登場。美玲を母として慕う濱岸とのパフォーマンスは、暖かな楽曲の雰囲気も相まって、感動的な空気にステージが包まれた。最後に発表されたのは、東村、河田、丹生、金村による“Cage”。金村が「自分の殻を壊したいという時に是非聴いてください!」と披露後に話したように、プレイリストのテーマにぴったりの楽曲を力強い表情で魅せた。

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[撮影:上山陽介]

この時点で既に5つのプレイリストが披露され、後半戦に突入。6つ目に発表されたのはこの日の目玉とも言える「あなたの見てみたいユニット」! 今回発表されたユニット楽曲からMVの制作があるかも?という言葉から期待も高鳴る中、最初に発表されたのは同級生トリオの小坂、金村、濱岸からなる「2002年組」。昭和歌謡テイストの歌詞と80年代のバックトラックに加え、スタンドマイクを用いながらセンターもチェンジしていく“もうこんなに好きになれない”は、レトロな感覚と共に日向坂46に新たな表情を生んでいた。小坂が「美玖とひよたんと共にユニットを組みたいってブログに書いていたんですよ。だから、とても嬉しいです」と話していたように、3人の笑顔が非常に印象に残る時間だった。

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[撮影:上山陽介]

次に発表されたのは、高本と東村による仲良しコンビ「あゃめぃちゃん」。結成当初から仲がいい二人のコンビは「夢が叶ってよかったです!」という言葉が高本からライヴ後に飛び出たように、万感の気持ちが見えるステージ。いつもの柔らかな二人の雰囲気とはグッと違ったクールな表情を、アッパーなダンストラック“夢は何歳まで?”に乗せて披露してくれた。

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[撮影:上山陽介]

様々なおひさまの予想も飛び交う中、最後に披露されたのは、美玲を筆頭に彼女を母と慕う濱岸、河田、山口の4人による「みーぱんファミリー」。“酸っぱい自己嫌悪”と名付けられた新曲は、爽やかなアコースティックサウンドを基軸とした、こちらもグループとしては新境地となる楽曲。美玲のサイリウムカラーである黄色を基調にした衣装を身に纏い、何処か緩やかな雰囲気を持った4名は後悔と再出発を柔らかに描き、パンを食べる振り付けも取り入れられるなど「みーぱんファミリー」らしい素敵な時間だった。

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[撮影:上山陽介]

新ユニット&新曲の披露の後には「ハッピーオーラが満タンになる曲」プレイリストの発表。グループの根幹となるようなプレイリストには、まず“猫の名前”が登場。元々のユニットメンバーである加藤、久美に3期生の上村、髙橋が加わる形でのパフォーマンスはひとつの歴史がクロスオーバーした瞬間となったが、なんと言っても次に披露された“夏色のミュール”が非常に感慨深いシーンとなった。楽曲発表当時、影山は休業中であったため、ライヴにおけるパフォーマンスは初。本来卒業した井口眞緒との4人体制での楽曲だったが、高瀬、東村共に、グループ随一のポップな楽曲を笑顔で披露した。最後には、ここで今日ライヴには初登場となる森本に加え、上村、髙橋、山口の3期生による“この夏をジャムにしよう”が披露され、文字通りハッピーオーラ満点のステージが広がっていた。

 新たなトークゾーンでは、齊藤、影山、髙橋、金村が登場すると、影山には阿座上から昨日の日本代表戦の話題が。「遠藤選手と守田選手のダブルボランチが〜」と一気に流石のサッカー観を披露する場面もありながら、ここでまたしてもメッセージビデオが到着。櫻坂46キャプテン菅井友香から「一緒に活動できていた日々が懐かしいです(中略)これからも一緒に切磋琢磨して、いい関係を築いていけたらいいなと思ってます」という言葉は、「欅」という言葉の元で過ごしてきた日々を想起させる時間だった。

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[撮影:上山陽介]

そして遂にラストとなったプレイリストの発表。ラストを飾った「おうち時間のBGMにしたい曲」プレイリストからまず発表されたのは“Footsteps”。高本、加藤、美玲、久美、小坂による「浅草姉妹」が春めいた衣装に身を包んでピースフルな時間を届けると、この日復帰となった宮田と、河田、濱岸による“割れないシャボン玉”が続けて披露された。宮田の見せた元気な姿におひさまも安心しただろうーーそう思える表情だった。

  ここで、メンバー全員が登場し、再びキャプテンの久美からこの日の想いを語ると突然の暗転と共にサプライズが! おひさまからハッピーバースデーのサプライズVTRと、ポカが描かれた2周年を祝うバースデーケーキが届いたのだ。涙を見せる久美は「暗くなる時ってあんまりね、いいことを想像できないんで……こんな素敵なサプライズが待っているなんて思ってなかったです」と語り、明日2周年を迎える喜びを再確認していた。

  ラストには「おうち時間のBGMにしたい曲」プレイリストで第一位を獲得した、”窓を開けなくても”をメンバー全員で披露。元々のユニットメンバーである主演ドラマ『DASADA』のメンバーを中心として、富田の位置は空けたままとなったパフォーマンスは、楽曲の優しさと共に明日への期待が高鳴る時間に。おそらく明日の2周年ライヴとは全く異なる1日となった「春の大ユニット祭り」は、最新曲からけやき坂時代までを旅する素敵な時間となった。

デビュー2周年記念 Special 2days~春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021” セットリスト

1. Overture

【大切な人にプレゼントしたい曲】

2. ママのドレス

3. See Through

4. まさか 偶然...

【おひさまになったキッカケの曲】

5. キレイになりたい

6. 沈黙した恋人よ

【カラオケで歌いたい曲】

7. やさしさが邪魔をする

8. 線香花火が消えるまで

9. どうして雨だと言ったんだろう?

【聴いたらナゼかお腹がすく曲】

10. ハロウィンのガボチャが割れた

11. ナゼー

【“ここ一番”の時に聴きたい曲】

12. ノックをするな!

13. 三輪車に乗りたい

14. Cage

【あなたの見てみたいユニット】

15. もうこんなに好きになれない

16. 夢は何歳まで?

17. 酸っぱい自己嫌悪

【ハッピーオーラが満タンになる曲】

18. 猫の名前

19. 夏色のミュール

20. この夏をジャムにしよう

【おうち時間のBGMにしたい曲】

21. Footsteps

22. 割れないシャボン玉

23. 窓を開けなくても

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この記事を書いたのは

黒澤圭介

音専誌『MUSICA』/MASH A&Rなどを経て、現在は札幌在住。某メディアに所属しつつ、ライターも気ままに継続中。
音楽・映画(特にSF)・小説・珈琲・特定のラジオを好みます。
情報発信はこちらより。

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