ここ、どこだかわかりますか?
実は湖の上。
冬の間、ダムの水を減らしていて、凍っている・・・さっぽろ湖の上、なのです。
この日、SODANE編集部がお邪魔したのは、定山渓温泉。実は国立公園内でもある、定山渓温泉の冬の魅力を発掘しようと企画されたモニターツアーです。参加者は地元観光に詳しい大学教授や海外から北海道の大学に留学している学生さん、そして地元のアウトドアツアーなどを行っている方々。
ちょっと珍しいアクティビティを集めて、定山渓で体験してみよう、そしてゆくゆくはツアーをつくってみようというコンセプト。
一日目の午前中は定山渓温泉から歩いて10分ほど、三笠スキー場から森へスノーシューやスノーハイクで入ってみようということに。
双眼鏡をもって、スノーシュー・スノーハイク(ミニスキーのようなものでかかとが上がり、前には進むけど後ろには滑らないもの)で森を散策です。
周辺の自然観察で うさぎの足跡発見!
双眼鏡でのぞいたら、鹿の親子の姿も。残念ながらこの日は会えませんでしたが、かわいいシマエナガも住んでいるそうです。
森の中では雪を掘り、テーブルを作ってコーヒータイム。
お湯を沸かして、おとしたてのコーヒーを飲めるなんでとてもいい時間。
さらに、アウトドアガイドさんから、ちょっと目をつぶってみましょう、との声。
『しーん・・・・・・』
雪の森の中での静けさがさらに癒しの時間に感じました。
中国からの参加の方からは日本らしい静けさに『わびさび』を感じる、と好評でした。
午後はさっぽろ湖へ。雪解けの季節を見越して、水量を減らしているダム湖。見渡す限り、凍っています。
ここれトライするアクティビティはファットバイク。太いタイヤの自転車です。
氷の状態に注意しながら、あらかじめルートをつけてくださっているところをファットバイクでぐるーり。くねくねロードになって難易度高かったのですが、ふかぶかとした雪の上を自転車で、、という貴重な体験。このほか、スノーハイクも体験し、運動不足を実感しました。
疲れた体を癒すのは、定山渓温泉自慢の温泉です。
この日のお宿は、ぬくもりの宿 ふる川。
古民家風の作りとおもてなしで人気のお宿。
実は温泉ソムリエを持っている筆者。
温泉の泉質・効能の説明と、どうして温泉まんじゅうが部屋にあるのか、いつ食べるのがいいのか、など留学生のみなさんにご説明したところ、喜んでいただきました。
(チェックインしてすぐ温泉に入る前に、おまんじゅうで糖分補給。お部屋にある緑茶で召し上がってください!)
源泉かけながし、よもぎの蒸し風呂も楽しめる温泉にこころづくしのお料理に舌鼓。夜は足湯が楽しめるラウンジまで。参加されていた留学生のみなさんも日本らしい雰囲気に大満足していらっしゃいました。
翌日も・・・定山渓温泉の中心部から歩いて10分ほどの三笠スキー場にこの日は環境省主催の特別イベント『定山渓ゆきまみれ』。
北国では当たり前のように感じる冬の遊び。密にならないアウトドアで過ごそう、ということで行われました。
定山渓の豊富な雪と渓谷のスロープを利用してさまざまな冬の遊びを満喫する一日です。
スノータワーコンテスト!制限時間内でどれだけ高く雪を積み上げられるか!入口で配られたチーム分けの紙に合わせて、スコップと板を駆使し、ちょっと頭とだいぶ体を使っての雪山つくり。優勝チームには、定山渓のジェイ・グラッセのアップルパイの引換券が!
きのうも挑戦したスノーシュー・スノーハイクにファットバイク。
さらに、この日追加されたのは新感覚のパウダーサーフィン。
ビンディングのないスノーボードで雪まみれに!
材料を入れたボール型の容器をとにかく転がして作る、なつかしアイスクリームに留学生が熱中!
あったかスープと地元定山渓の人気店、ヴェルジネ・バッカーノのパンでランチ、などもりだくさん。参加者には笑顔が広がっていました。
これからの泊まって楽しむ定山渓温泉の方向性を実感したモニターツアーでした。
今もツアーガイドのみなさんによる様々なツアーもエリア内では行われていますが、今後、滞在型を目指して、定山渓にアウトドア拠点を作る計画もあるそうです。これからの定山渓温泉から目が離せません!