全国的にも気温がぐんぐん上がり初夏の訪れを感じさせるなか、北海道にもいよいよキャンプシーズンが到来している。 ひそかな話題になっているのがキャンプイベント「ここキャン北海道」(北海道テレビ主催)だ。
道内の注目キャンプ場を舞台に、人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」の名物ディレクター藤村忠寿と1泊2日のキャンプをしながら夜を語り明かすというもの。
去年初めて開催されたものの、1回につき約15組という制限もあって知る人ぞ知るイベントとなり、 全国の水曜どうでしょうファンからは 「何やら北海道で面白いキャンプイベントが始まったらしい」 「参加した藩士(水曜どうでしょうファンの通称)が来年も必ず参加すると言っている」 などと次第に口コミが広がっていった。 2年目となる今年は新十津川町、安平町、大空町、鷹栖町、登別市の5か所で実施され、すでに予約が埋まり始めている。 初回は空知の新十津川町「しんとつかわキャンプフィールド」。 今月25日から27日までの3日間。1泊2日ごとに2回に分けて開催される。 このイベントで注目されるのは、開催地の自治体からの協力で特産品が参加者全員に提供されるという点。 新十津川町では「お米の食べ比べセット」をはじめ、アスパラ1キロ、お米シロップ1本、町のPRキャラクター「とつかわこめぞー」のグッズセットなどがプレゼントされる。 水曜どうでしょうファンにとって嬉しいのはこの会場の参加者限定として番組の名セリフ「ここをキャンプ地とする」の文字が入った割りばしが入っていることだ。これも町が地元の工房と連携して制作した。
会場の「しんとつかわキャンプフィールド」は元々あったキャンプ場を去年4月にリニューアルしたもので、コンセント付きのオートサイト11区画とバーベキューコンロ付きのバンガロー10棟が完備されている。 隣接する温泉ホテルで日帰り入浴できるのもキャンプ参加者にとっては嬉しい点だ。 また、イベントではアクティビティなども予定されていて、冬の祭りの名物イベントである「中華鍋手押し相撲」を特産品の景品をかけて行われるほか、アウトドアならではの火起こし体験や燻製作り体験なども予定されている。 藤村ディレクターとキャンプファイヤーで火を囲み、夜が更けるまで語り合う濃密な時間もこのイベントの醍醐味だ。 新たな北海道の注目キャンプイベントになりそうな予感がする「ここキャン北海道」。 先月から始まった予約受付ではすでに全国各地から参加の応募があり、すでに満席に近い会場もあるという。 会場は先着順となっているため、チェックはお早めに。 (参考)
ここキャン北海道(各会場情報、日程など)
https://www.htb.co.jp/cococamphokkaido/
しんとつかわキャンプフィールド
https://www.town.shintotsukawa.lg.jp/kanko/detail/00000350.html