皆さんは、大晦日の夕方、何をしていますか?
ドタバタの大掃除ですか?
家族みんなで年越しそばを打っていますか?
え、何も予定がないんですか?
そうしたら「HTBジルベスターコンサート」に行ってみませんか?
「ジルベスター」とはドイツ語で「大晦日」を意味します。
HTBは1997年から大晦日の演奏会=ジルベスターコンサートを開催しています。
オーケストラ+多彩なゲストとともに、音のシャワーを浴びながら、その年を振り返り、良いことは余韻に浸り、悪いことは心の中でひたすらに懺悔し、来年の思いを新たにするそれはそれは素敵な時間です。
私も司会を担当して早12回目になりました。小学校1年からバイオリンを始め、楽譜が読めないのに勘だけでバイオリンを続け、「バイオリン歴32年 コンチェルトは弾けませんが、踏切音を鉄道4社弾き分けられます」と高らかに宣言しているわたくし依田が今回もご案内役です。
指揮者の現田茂夫さんは、麻雀とゴルフと北海道と音楽をこよなく愛するマエストロ。オペラでの指揮経験も豊富で、ゲストとオーケストラを絶妙な調和へといざないます。演奏は、地元に根差して64年、クラシックからポップスまでどんなジャンルもお任せあれ!の札幌交響楽団です。この盤石の布陣と共に、おかげさまを持ちましてHTBジルベスターコンサートは、今年で27回目を迎えます。
過去の歴史を紐解きますと、その昔は札幌コンサートホールKitaraでのまさにカウントダウン年越しコンサートでした。プログラム本編の休憩後からが運営側のシビレル勝負の時間です。舞台裏では午前0時にむけて舞台監督と私は常に時計とにらめっこ。リハーサルで計った曲の時間を参考に、その後の展開の作戦を練るわけです。音楽を10秒巻くのは至難の業です。仮に巻けたとしても相当の早送り感がある不自然極まりないメロディになっ
てしまうわけです。よし、ゲストインタビューで時間を捻出したぞ。うわー、ジャズセッションが1分長くなったぁぁぁ、ぎゃぁぁぁと、心の中で絶叫しながら日付が変わる40秒前に演奏が終わり、平静を装い時計と共にステージ中央にスタスタと歩いていき、カウントダウンをした年もありましたっけ。閉演後にはロビーでお屠蘇のふるまいがあり、多くの方はホールすぐ近くの札幌護国神社に初詣へ・・・という実に年末年始らしい一コマもありましたねぇ。
実は国内で「ジルベスター」を冠にした演奏会はそう多くはありません。今年のHTBジルベスターコンサートは、札幌文化芸術劇場hitaruで、ギターの村治佳織さん、ソプラノ倉岡陽都美さん、ジャズシンガー玉川健一郎さんらをゲストに迎え、大晦日午後5時開演、午後7時終演予定でお届けします。
まだまだ地下鉄も、JRも動いている時間です、帰宅して余韻に浸りながらゆっくりおせちも食べられます。常連の方、引き続きお待ちしております!初めての方、どうぞ肩ひじ張らずにお越し下さい。年末の街中の喧騒を忘れさせてくれる大晦日の特別な時間が、皆さんのお越しをお待ちしております!
詳しくは「HTB ジルベスターコンサート」のホームページをご覧ください。
HTBジルベスターコンサート https://www.htb.co.jp/event/silvester/