梅宮アンナさん よかれと思っての「大丈夫」が一番のプレッシャーに 結婚と新たな目標  次世代へ繋ぐ「I'm OK」のメッセージ コラム:両側乳がんになりました

梅宮アンナさん「大丈夫」のプレッシャーと、次世代へ繋ぐ「I'm OK プロジェクト」

 がんと共に生きる中で、周囲からの言葉に傷ついたり、ライフスタイルを見直したりと、葛藤しながらも前を向く梅宮アンナさん。第2回では、彼女が治療を通じて感じた人間関係の変化や、日々の過ごし方、そして新たな使命として取り組むアンバサダー活動についてお届けします。

よかれと思っての「大丈夫」が一番のプレッシャーだった

 がんを公表する前、大切な友人たちに病状を伝えた時のこと。多くの人が「大丈夫だよ」「今は簡単に治る時代だから」「アンナちゃん運強いから」と励ましてくれました。しかし、アンナさんにとってその言葉は大きなプレッシャーであり、モヤモヤする原因になってしまったと言います

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アンナさん「簡単ではない。治療も簡単なものではなく、簡単に治るものでもない。がんから遠い人からするとしょうがないんですけど。お願いだから、この先絶対私に大丈夫って言わないで、と。それはイヤだって言ったのね。

そうじゃなくって、治療これからちょっと時間かかるけど、治ったらいいねとかなんかそういう風な言葉で変えて言ってくれないかっていう風に私はお願いしたんですね。言われたくない、と。

やはり自分がかけられて嫌な言葉っていうのはこっちが訴えないと表現しないと一向に変わらない。相手も育たない。自分も育たないので世の中も変わらない。

私はそこで言われて嫌な言葉っていうのは、多分世界で共通していて。」

私は「大丈夫」という言葉を、周囲からの安易な慰めとしてではなく、自分自身が大丈夫かどうかを確かめる(疑う)ために使ってほしいと願っています。

アンナさん「本当に私の場合は言うことが、言えたことがすごく救いだったんですね。隠したりとかっていうのは性格的に無理なのと、あとどうしても髪の毛がなくなってしまうので、どうしても隠し通せないっていうのもありますし、やはりいろんな方々がいて本当は言いたいけど言えない。

親にも言えないんですよっていう方々のメールもいただきましたし、会社に言うと部署が変わっちゃうから言えないとか、本当にいろんな場面、いろんな職業の人からですね、お声をかけていただくので、その現状を知ることができたんですね。

飛行機に乗ってもですね、CAさんが私のところに来て実は私言えなかったんですけど、アンナさん発信には本当にすごいなっていう風に思ってますと本当にいろんな業種の方がですね、世の中には言えない人がやはりたくさんいるんだなっていうのは体験して。

ただ、そういう社会のまんまでいいのかっていう風に思うと、もっとよりよく、よりいい、今以上にいい社会を作っていきたいなっていう思いです。」

「もし付き合ってくれる人がいたら、その人は本物」

病気が発覚した当初、アンナさんはお母さまにこう告げていました。「もし私に今後、誰か異性と付き合うことがあったとしたら、その人は本当の人だと思う」

病気だからと逃げてしまう人もいる中で、付き合ってくれる人がいるなら多分本物だ、という確信があったからです

そして、右胸を全摘し、髪の毛も失った闘病生活の最中、アンナさんは結婚。長年「おひとり様」で強がっていた部分もあったと振り返る彼女ですが、病院に夫婦で訪れる人たちを見て「異性のパートナーがいないのはダメかも」と感じたことも、結婚への思いを強める後押しになったようです。

「自分を支えるのは自分」

アンナさん「きれいごとじゃなくて、支えは家族です、そういうのっていうのはあるにはあるんですけど、やっぱり自分なんですよね。

自分の敵は自分、みたいなところがあって、やはり自分を落とさないように、自分の気持ちを落とさないようにやっていくことも自分の努力ですし。

うちの母がいてくれたからとか、娘がいてくれたからとかっていうことももちろんありますよ。でもそれだけではなくて、やはり自分自身がしっかりしないと。

悪い風に考えることが私は悪いことっていうことではなく、自分を身を守るための考え方なんですけどもちょっと悪いことを考えておいて、結果いいことの方が2倍嬉しくなるんですね。なんかこういい風に考えていって、結果そうじゃないと、2倍落ち込むじゃないですか。なのでいつも自分を守るためには両方考えて生きていくようにしていますね。」

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「がんが好むから甘いものはダメ」といった情報が溢れる中、アンナさんは抗がん剤治療中もラーメンなど好きなものをしっかり食べていました。一方で、それまで大嫌いだったグリーンピースやブロッコリーをあえて食べ、ちっちゃいミキサーを買ってケールや小松菜のスムージーを作るなど、これまで避けてきた野菜を積極的に摂るように変化しました好きなものを食べ、これまで食べてこなかったもの、嫌いなものをとるように。

気分転換はダンナさんとみるNetflix、だそうです。

「私は大丈夫」を疑って。

アンナさんは現在、はなさく生命が展開する女性応援活動「I'm OK プロジェクト」のアンバサダーを務めています。同社の統合マーケット企画部課長である山崎美佳さんは、アンナさんと同世代。若い頃から彼女のファッションを追いかけてきたファンの一人でもありました。

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山崎さんによると、働き盛りの女性の多くが家庭や社会で自分以外の誰かのことを中心に考え、「私は大丈夫」と自分を後回しにしてしまう傾向があるといいます。だからこそ「あなたが中心ですよ、あなたの健康を大事にしていこう」と啓発するこのプロジェクトに、アンナさんはまさに適任でした。

山崎さんは、アンナさんのインスタグラムでの発信を見て感銘を受けたと言います。「再建しないことも、ウィッグのことも書かれていて、全然悲壮感もなくカラフルなお洋服をいっぱい着て楽しくやってらっしゃる。『がん=悲しい』という日本のこれまでのイメージを、アンナさんが変えてくれていると実感しました」と、アンバサダー起用の理由を語りました

「元気な時じゃないと保険には入れない」

実体験から生まれた新たな使命 一方のアンナさん自身も、保険の重要性を身をもって痛感していました。2019年に父・辰夫さんが他界したちょうどその年に、たまたま自身もがん保険に加入しており、今回の治療で大変助けられたのです

「保険は元気な時じゃないと入れないんですよ。なので皆さんにお伝えしていきたい」。その思いは強く、がんにかかった直後、担当医に「先生、私ね、絶対に保険の仕事をやりたい!CMに出れるように治すね、頑張るね」と宣言していたほどでした

アンナさんの熱意はアンバサダーという枠にとどまりません。「こういう保険があったらいいなというものを考えていて、一緒に新しく作れたらいいかなと思っています」と語りました

1分1秒をムダにしてはいけない

アンナさん「自分の体が『アレ?』と思ったら、『アレ』、なんです。1分1秒を無駄にしてはいけない。早く取りかからないと治療も長いですし、お金もかかるので、本当に早期発見をしてほしい。ステージ0とか1で発見された方は本当にラッキーですし、ちゃんとアレと思ったら是非病院に行ってチェックをしていただきたいなと思います。」

自らの経験をオープンにし、足りないものは自分たちで作り出し、より良い社会へと変えていこうとするアンナさん。その飾らない言葉と力強い行動力は、これからも多くの女性たちの背中を押し続けていってくださることでしょう。

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この記事を書いたのは

阿久津友紀

乳がん患者さんが治療中に被災したら? 『防災の心がまえ』をもとに『女性の病と防災』を考える おっぱい2つとってみた作者とHTB森アナウンサーが本音トーク 
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【乳がん】おっぱい2つとってみた

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