小樽がもっと「私らしく」いられる街になる。ジェンダーコレクティブ北海道小樽支部キックオフイベント開催レポート
2026.07.07
みなさん、こんにちは!HTBアナウンサーの森さやかです。
私は現在、北海道のジェンダー課題解決を目指すプラットフォーム「ジェンダーコレクティブ北海道(GCH)」のコアメンバーとしても活動しています。
2026年6月27日(土)、私たちにとって非常に大切な一歩となる「GCH小樽支部」の設立記念イベントが開催されました!
当日はお天気にも恵まれ、会場は終始あたたかな空気に包まれていました。
今回は、その素敵な一日の様子と、小樽という街にかける想いをお届けしたいと思います。

なぜ、小樽なのか?〜「選ばれるまち」を目指して〜
かつて国際貿易港として多様な人や文化が行き交い、大きく発展を遂げた歴史を持つ小樽市。しかし現在、他の多くの地方都市と同様に、急速な少子高齢化や、多様な働き方・生き方を求める若年層(特に若い女性)の市外への流出という深刻な課題に直面しています。
GCH小樽支部は、まさにこの歴史的背景を持つ小樽の地で、「多様性(ダイバーシティ)と包摂性(インクルージョン)」をテーマとした地域づくりを推進するために設立されました。古い慣習や性別役割分業の意識をアップデートし、誰もが自分らしく活躍できる「選ばれるまち・小樽」の実現を目指しています。 
歴史的建造物に集う、多様な笑顔であふれた一日

今回のキックオフイベントの舞台となったのは、小樽の近代化を象徴する国指定重要文化財「旧日本郵船株式会社小樽支店」です。荘厳な雰囲気を持つこの場所が、当日は11:00から16:00まで、多様な市民や関係者が集う和やかな交流の場へと変身しました。
会場には、市内外から多様なバックグラウンドを持つ方々による魅力的なブースがずらりと並びました。

心温まるフード&ドリンク:「OmusubiCafeLea」さんのおむすびや、「Bar琥珀-OTARU-」さんのクリームソーダ、美味しいコーヒーや焼き菓子。

作り手の想いが詰まった作品たち:「工房BARK」さんの木工しごと、「まがり屋」さんの陶芸作品、イラストレーターさんのグッズなど、多彩なクリエイターが出展。
多文化共生・社会課題へのアプローチ:スリランカ領事館チームによるブースや、フードロス対策商品の紹介など。
お昼の12:00からは、「クラとアコ」さんによるアコースティックミニコンサートも開催され、会場全体が優しい音楽と笑顔で包まれました。
絵本を通して感じる、自分らしさと多様性
午後14:00からは、私、森さやかが「絵本の朗読会」を担当させていただきました。私は絵本セラピストとしても活動していますが、絵本は決して「子どものため」だけのものではありません。大人の方こそ、短い言葉とイラストから大切なメッセージの本質を体験できると信じています。
今回は『わたしはあかねこ』(作:サトシン)という絵本をメインにご紹介しました。「あかねこ」の姿を通して、自分らしく生きることの大切さに気づいていくこの物語。親、パートナー、友人…様々な立場で聴いてくださった皆さんの表情がパッと明るくなったり、深く頷かれたりする姿を見て、私自身も胸がいっぱいになりました。
「小樽が好き」「人が好き」というあたたかな目線
一日を通して私が何よりも強く感じたのは、集まってくださった皆さんの「小樽が好きで、人が好き」という真っ直ぐな想いです。
GCH小樽支部代表の金澤奈々さんを中心に、小樽市や地元企業、教育機関など、本当にたくさんの方々が手を取り合ってこの日を迎えました。多様性を叶える地域をつくるために一番大切なのは、制度や枠組み以上に、こうした「目の前の人を大切に想う」という一人ひとりのあたたかな目線なのだと、改めて実感しています。
今回のイベントは、未来の小樽を共創するための第一歩です。GCH小樽支部は、世代や地域、性別にとらわれず、誰もが違いを認め合い、安心して語り合える居場所づくりを行っていきます。
もっと「私らしく」いられる街、小樽へ。
これからの活動にも、ぜひご期待ください!
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
