AWS認定クラウドプラクティショナー受験体験記

こんにちは、HTBスタッフのKです。

ぼちぼちとAmazon Web Service(AWS)の勉強をする中で、AWS認定クラウドプラクティショナーという試験を先週受けてみましたので、体験記を記したいと思います。

AWS認定試験とは?

AWSには各サービスに関する知識やスキルを図るために公認の資格試験があり、以下の図のようにレベル別に区分されています。

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https://aws.amazon.com/jp/certification/

今回私が受けたのは一番下の基礎コースにあたる”クラウドプラクティショナー”という認定試験で、AWSの幅広いサービスに関する基礎的な知識が問われます。

受験料は11,000円(税抜)、試験時間90分、問題数65問で合格ラインには7割以上の正答率が必要になります。

”広く浅く”といった感じなので、入門編にはぴったりな試験です。

試験申込

まずAWS認定ポータルページにてアカウントを作成(既存のAmazonアカウントがあればそれでOK)し、ログインします。

そして以下図の赤枠のように、PSIとPearson VUEという2種類のテストセンターがあるので、どちらか選択したのち、任意の会場・時間を選択し、受験することができます。

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それぞれのテストセンターで会場や受験可能日時が異なるので、自分の予定に合う方を選択できます。

私も会社の近くにあるPSIのテストセンターにて受験を申し込みました。

また当初8月頭の試験を申し込んでいましたが、出張と被りそうになったので、7月末日に試験日を変更しました。その際の試験日変更も、認定ポータルページから簡単にできました。

試験勉強

”AWS 認定試験 体験記”などで検索してみると、色々な方の勉強法が出てくると思いますので、こちらもその中の一例として見ていただければ幸いです。

私は内容等を確認する前にとりあえず申し込んでみて、試験一週間になってから慌てて勉強を始めました。

解説動画視聴

まず認定試験とはどんなもんなんだ?というのを大掴みに理解しておきたかったので、以下の試験解説動画を見てみました。

AWS未経験でも合格できる!AWS認定クラウドプラクティショナー試験サンプル問題解説

試験概要から具体的な問題解説までしてくれるので、試験に対してのイメージができ、初めに見てよかったと思います。

参考書で学習

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諸先輩方よりおすすめの参考書を聞いて、”AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー”を買いました。

ちょうど連休(7/23~26)があったので、参考書を理解することに時間を当てました。

1周目はササっと読んでなんとなくで内容を把握し、2周目はサービス内容についてしっかりと理解できるまでゆっくりと時間をかけて読みました。

やはり全くの素人だとわからないIT用語が多々ありましたが、適宜調べるなどしました。

そして3周目もこれまたじっくり読んでみると、内容が大方理解できた気がしました。

この本の各セクションには章末問題があるので、内容をどれだけ理解できたかの確認がしやすくて良かったです。

演習問題を解く

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試験前日になって、はたして明日はどれくらいの点数がとれるのだろうかと力試しがしたくなりました。

AWSにはAWS Cloud Practitioner Essentialsという全体で6時間ほどの無料の公式トレーニング動画があり、その章末に模擬試験がついています。

もう講義動画を見る時間はなかったので、飛ばしてとりあえず模擬試験のみ解いてみました。

ちなみにAWS認定試験には受験料2,000円を払えば本番さながらのシステムで模擬試験(問題数20問、試験時間30分)が受けられるのですが、お金をけちってしまいました。

すると・・なんと・・正答率が50%(15/30)でした・・

サービス名をひたすら暗記!

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困りました。これでは確実に明日の試験に落ちてしまいます。

21時ごろ、前述の章末問題の解答を見ながらふと思いました。

「あれ、これはサービス名を全部覚えたらいけるんじゃないかな」と。

ということで、迷ってる時間もないので徹夜でAWS全サービスの名前と概要を覚えることにしました。

使用したサイトはClassmethodさんの「2020年」AWS全サービスまとめです。

各サービスが簡潔にまとめられており、一度にバッと覚えるには最適なサイトでした。

夜中1時くらいには「これは無理だな」と半ばあきらめかけていましたが、朝6時くらいには「なんとかいけそう」という感じになっていました。

試験会場へ!

当日は2種類の身分証明書(顔写真付きの身分証明書とクレジットカード)とメールで届いていた試験案内を印刷して持っていきました。

テストセンターにつくと、まず受付の方に2種類の身分証明書を提示し、検温をします。

そして問題なければ、注意事項が書いた紙を渡されるのでそれを読みます。

その後、手荷物をすべて鍵付きのロッカーに入れ、名前が呼ばれるのを少し待ちます。

順番が来ると、メモ用紙とペンが渡され、PCの前に案内されたのち試験が開始しました。

いくつかのサイトでは”遠隔試験官とのやり取りがある”と聞いていたので、少し緊張しましたが、特になかったので、会場により異なるようです。

試験中

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AWS認定試験では英語と日本語の文章の切替ができ、また迷った問題はフラグを立てて後で見直すことができます。

とりあえず試験時間の半分くらいで一通り解いたあとに、フラグの数を見てみると約半分(30問くらい)立てていました。

でも全く分からないというよりは2択で迷ってフラグを立てたものばかりだったため、残りの時間でひたすら推理して答えをひねり出しました。

また日本語よりも英語の方が意味が分かり、回答を変えたものも多々あったので、両方の意味で読んでみるのも大切かもしれません。

持ち時間をいっぱいに使い果たし、回答提出しました。

結果は・・

問題終了後には簡単なアンケートがありました。

そして数問回答すると、すぐ試験合否の判定が出てしまいます。

結果は・・合格でした。

翌日、自分のAWS認定試験ポータルページにて試験結果が送られました。

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思ったよりも高得点でした。

さいごに

というわけで、若干強引な方法ではありましたが、とりあえず受かりました。

もう少し時間があれば、各サービスのホワイトペーパーや実サービスのハンズオンをやったあとに試験を受けても良かったかなと思いました。

ともあれ、”AWSにはいろいろなサービスがある!”ということは知れたと思うので、今後はより実践的な内容について理解を深めていきたいと思います。

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この記事を書いたのは

HTBスタッフK

HTBスタッフです。

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