【お世話になりました!】テレビ局ド文系スタッフがAWS認定クラウドプラクティショナーを受験してみた!
2020.09.30
至言「雲の向こうはいつも青空」
…を胸に、技術系スタッフに囲まれる日々の1号でございます。
「受験します!」の宣言から…はや三ヶ月…北海道にはもう晩秋の気配も…です。
さて…。結論から申しますと、今月上旬に受験、840点で合格いたしました。
…700点がボーダーですので、わたくし的には満足な結果です。
勉強方法については、仲間たちの記事のみならず、AWSさん本家、クラスメソッドさん、ほか…ネットの海にとてもすばらしい情報がたくさんございますので、基本それらをぜひご参考になってください。
わたしがすごくお世話になったのはこちらのコラム。
元SEママさん、お世話になりました‥!
「元SEママの情シスなりきりAWS奮闘記」
https://www.bit-drive.ne.jp/managed-cloud/column/
以下、飾らずにこの試験で「あたふた」した数ヶ月について書きます。
私に似た境遇の方には、お役に立つかもしれません。
受験者(わたくし):HTBポッドキャスト1号について
タイトルにつけておいてなんですが、「文系」は結構なマジックワードかと。
「技術系学部卒でない」から、「数学が苦手なので文系だ」「プログラムのスキルがない」等様々だと思いますので、赤裸々にプロフィールを書きますね。
年齢 就職氷河期世代
学歴 地方国立大法学部
HTBでのお仕事…イベント、ディレクター、報道記者、ホームページほかネット関連諸々
です。(ただ、ネット関連業務に従事しておよそ16年…。2020年9月時点)
…つまり、文系ベースですが、いろいろな用語はある程度は聞いたことがある感じ…というところでしょうか。IT系資格は大昔にITパスポートを取った程度です。
とりあえず、申し込め!
「申し込まないと勉強進みませんよ」とうちのSAMURAI2019に言われましたが、
本当にその通りです!唱えているだけでは日々の仕事に流され、何のスイッチも入りません。
受けようと思ったら、何はともあれ、すぐ申し込むことです。
…かっこつけました…。
仕事をしているといろいろありますよね…。
申し込め!といっておいて恐縮ですが、計画についてはうまいことやってください。
結果はともかく、今回の試験については、私は失敗したと思っています。
反面教師にしていただけると幸甚です。
良い夏休み?でした。
当初は、2020年8月28日に受験を予定していました。
その前週に夏休みを取得。試験対策に回すという万全の想定?で夏休み突入です。
コロナ禍もあり、父親が部屋にこもって勉強しても不満はあまりでませんでした。(すまぬ家族‥。)
この間、皆が愛用する緑本こと「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」(「文系」にも優しいわかりやすさ!)を3周。
あたらしい知識を吸収した気になれる、夏休みとなりました。
ピーク設定失敗!
1週間の夏休みで基礎を詰め込んで、次の週は仕事をしながらudemyの問題で練習。
ZOOM飲み会も「パブサブでデプロイできないっすー」と意味不明に断り、ピークを受験前に持ってきました。udemyの練習問題も基礎なら正答率90%台。演習②でも80%台とまあいい感じ?に仕上がりました…。完璧!(な気分)
…が、
…が、日程変更しました。28日にわたしの上司も受験のため、管理職が全く居なくなるのはまずかろうということで、記憶もしっかりしているであろう?直近の9月2日に変更しました。
結果的には、これが大失敗でした。
自信喪失!
…その後、なぜか「ぷつっ」となってしまいました。仕事の忙しさも相まってほんの数日勉強しなかったところに、合格した技術系同僚のお話を聞いたりで突然全く受かる気がしなくなってきました。…ということでずるりずるりとさらに1週間後の9月9日に日程変更するのでした…。
みんなで受けるメリット・デメリットとは
メリットは間違いなく、盛り上がりと知識の共有です。
デメリットは上に書いた通り、皆が受かりだすと後になるほどプレッシャーがきついという事でしょうか。
実力のある人は、プレッシャーもモチベーション向上につながってとても良いと思います。
…が、
「ちゃんと勉強すれば『誰でも受かる試験』ですよ」とハードルをぐっと上げてくるうちのSAMURAI2019。
「緑本だけだと‥ねえ…」と心配そうに述べるベテランKTさん(28日試験で合格)
「なーに。点数なんて、受かれば一緒ですよ」と934点のスコアをもってマウントしなさるはげましてくれた年配技術者Xさん。うーん。それは逆にくるしいっす‥。
私が軟弱といえば軟弱ゥなのですが、たちまち自信がなくなってきます。
「だめだこりゃ…ちゃんと勉強しなおそう…」とテンションはダダ下がり。
「一ヶ月後に仕切り直しだ!」決意を新たにします…が…。
もう変更できない!(変更は2回まで!)
うっかりしていたのですが、変更回数に上限があるのですね。
「あなたはもう変更できません」との仰せ。
それを知ったのは、試験の二日前、9月7日でした…しかもこの日はお客さんと飲み会です。
さあさ、
…さあさ、追い詰められましたよ!!
結局一夜浅漬けで試験場に
当初の受験日からたかが2週間。
9割台の正答率だった練習問題も7割台に落ち込み、愕然とします。(所詮詰め込みですからね…。)
受験前日にあわてて単語カードを作り、記憶を呼び戻します。
当日は地下鉄で単語カードをペラペラしながら会場に向かいました。
いろいろとスケジュール調整が失敗した悔しさで、胃の重さとともに問題に向かった90分でした。。
受かったから良かったものの…。
試験を振り返ると、「考え方」を問う問題であり、サービス名称等、知識量が問われる類のものではない、という印象でした。このためグダグダの2週間を挟んでも何とかなりましたが、もし「量」も問われる問題だったら、この2週間をさぞかし悔やんだと思います。
よかったこと。ねがうこと。
試験を通して‥よかったことはシンプルです。
ほんの少しだけ雲の向こうが見えます。
具体的に申しますと、プログラマの子たちが話している事が、
なんとなく、なんとなくわかるようになります。まあ、単語を知っているレベルですので、厳密に「わかる」というのはおこがましいのですが…。
それがやはり、すこしだけうれしいです。
ねがうこともシンプルです。
「1号が受かったなら自分も…」なんてノリでもいい。
デジタルトランスフォーメーションを叫ぶ非エンジニアの局員たちがこういったお話に興味を持ってくれたら、それはきっとなんらかのかたちで開発陣の力になり、未来へつながるチカラになると思っています。
私の合格を聞きつけた非技術系のスタッフが「私も受けようかな」と
言ってくれたのがとてもうれしい合格日でした。
次は何しよう?
「1号さん、報道の業務改善に役立ててください。」
うちのSAMURAI2019が厚い本を持ってきました。餞別がわりだそうです。
「だから俺文系だって…」という言葉は、
もういいか…と飲み込むことにいたしました。
つまるところ、私が興味があるかどうかです。理解できるかはともかく。
ごあいさつ
2004年よりネット系もろもろを担当してまいりましたが、
10月より報道に帰ることとなりました。なんと16年ぶりです。
3度のどうでしょう祭りのネットまわりをしてきた身としては、赤平のエアキャラバンを前に持ち場を離れるのは非常に残念なのですが、またみなさんとHTBのネット展開のどこかでお会いすることもあろうかと。
ありがとうございました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。