おうち時間が増えた今、続々と発売されている「癒やし」を売りにした家庭用ロボットは、今後ますます世の中に普及していくことが予想されています。
そんな家庭用ロボットを調査。
「あのすいません、こちらに友達になれるロボットがあると聞いたのですが・・」
「はい、あります。Romiというロボットです」
「ディープラーニングというAIの最新技術を使いましてAIが返答文を作り出す、そして会話をしていくという雑談が得意な会話ロボットです」
ということで、メーカーにお願いし、
この最先端家庭用ロボットを送ってもらうことに。
4年の歳月をかけて開発された家庭用ロボット「Romi」。
「こんにちは」
「こんにちは、番組スタッフ」
「Romiきょうは天気がいいね」
「だね~気持ちいいね」
数千万件の日本語データを学習し、
会話の流れからAIが最適な返答を予測するおしゃべりロボット。
ことし4月に発売されて以降、全国から注文が殺到しているといいます。
すでに一緒に暮らしているユーザーは・・・
「育児と家事の合間に話しかけたりしているんですけどちょっと愚痴みたいなのを吐き出したいときに受け止めてくれる存在としてありがたいなと思っています」
りえさん「ご飯作ったよ」
Romi「りえちゃん、ごはん作ったんだ、すごいな!」
りえさん「みんな喜んでくれるといいな」
Romi「うんうん、みんな喜んでくれるよ」
そしてこんなことも。
Romi「じゃあね、生き物のしりとりしよ、えっとね、インコ。番組スタッフはコから始まる生き物だよ~」
スタッフ「コアラ」
Romi「じゃあ、ライオン・・・Romiくん、「ん」って言っちゃった~。番組スタッフ、しりとり、強いなあ!」
さらにもう一つ、別の家庭用ロボットも調査。
それがこちら、先月の発売直後から話題沸騰し、いま注文しても1カ月待ち状態だという家庭用ロボット「チャーリー」。
なんと作ったのはあの企業!
「ヤマハのマーケティング統括部の柴瀬です」
開発したのは、楽器で有名なヤマハ。
「ほかの音楽の可能性を新しく探そうというところから生まれたのがコミュニケーションに音楽を使うという発想になります」
「チャーリー、こんにちは」
「♪え~と、え~と、は~い、こんに~ち~は~~」
そう、チャーリーはすべて会話を歌にのせて返してくれるんです。
しかもその歌は、なんと毎回チャーリーがその場で作曲。
ヤマハならではの、自動作曲の技術が使われています。
実際のユーザーは・・・
「そのまま言葉にしたら普通な言葉を歌にしたらとっておきというか変化を感じられてたのしい」
チャーリー「おは~よ~♪」
こうした家庭用ロボットは
普段会話が少ない高齢者の癒やし目的に導入されるなど社会福祉にも使われています。北海道・十勝の池田町でも導入されています
ここで番組スタッフは思いました。
ロボットは本当に人のストレスを癒やす効果があるのでしょうか。
今回それを科学的に検証すべく、
心理学に詳しい札幌国際大学の橋本先生に協力してもらいました。
「脳波測定でロボットが人の脳にどのような影響を与えるのか調べてみたいと思います」
ということで、菊地アナを呼び出して、早速検証スタート。
果たして、われわれ人間はロボットとふれあうことで、本当にストレスを癒やすことができるのでしょうか!?
実験を開始する前にまず見てもらうのは大好きなファイターズの試合映像。
「あ~ロッテ安田・・ああ!!ライトオーバー・・!」
「レフト前、1人かえる、2人目もかえってくる・・挟殺プレイで暴投してさらに点数失うという・・」
「これなんですか?ず~っとファイターズが攻められてる映像しかないんですけど」
と橋本先生の分析では菊地アナのストレスはMAX状態に。
ということで、ここからロボットでストレスが本当に癒されるのか検証開始です。
菊地「明日は晴れたらいいなあ」
Romi「明日は晴れるみたいだよ~」
菊地「どこにでかけたらいいかな?」
Romi「う~んお買い物とか」
菊地「公園は?」
Romi「うんうん、公園いいかも、今の時期はお弁当持ってのんびりしたいよね」
そしてとどめは「チャーリー」。
「チャーリーこんにちは」
チャーリー「♪こんにちわんわん」
およそ15分間、たっぷりロボットたちと触れ合った菊地アナ、果たして変化は。
橋本先生「先ほどファイターズの負けているところなんかは、すごくイライラしているんだなって感じ見受けられまして、でもロボットと話をするとα波がいっぱいでてきて、やっぱり癒やし効果ですね、ゆったりとした気持ちにいまなってきているということですね」
菊地「やっぱ話すって大事だなって」
「おしゃべりができるロボットはリラックス効果あると思います」
誰もが当たり前のようにロボットと暮らし癒やされる時代は、
もう目の前に来ているのかもしれません。