【むかわ町】テレビを使った自治体情報の配信システムで地域のDXに取り組む

札幌がある道央圏の南方に位置する「むかわ町」で2023年4月1日より、全国に先駆けて「テレビ画面で自治体情報を配信するシステム(※1)」が本運用を開始します。

むかわ町民が、自宅のテレビでHTBを選局し、データ放送画面の「むかわ町からのお知らせ」メニューを選択することで、自治体からのお知らせを見ることが可能になります。

さらに、インターネットに接続したHybridcast(※2)対応のテレビでは、町内のハザードマップや定点カメラなどの豊富な防災情報に加えて、地区ごとのごみ出しカレンダー、15地点のピンポイント天気、バスの時刻表、医療機関のお知らせなど、地域生活に必要不可欠な情報が受信できます。

このサービスは、北海道胆振管内最大面積を誇るむかわ町において、使い慣れたテレビで分かりやすい配信を実現し「大切な情報の見逃しや聞き逃し」の軽減、住民の安心安全な地域生活の向上、地域のDXの推進が期待されているそうです。

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むかわ町の情報画面

住民誰ひとり取り残さない!自治体情報の配信の意義

むかわ町 竹中喜之 町長は、2018年の北海道胆振東部地震から4年と6ヶ月を迎え、まちづくりの一つのテーマ『防災を起点とした防災先導のまち』としているむかわ町としては、様々な面で町民の皆さんへの情報提供の多重化を図るといった点で、全国初となる自宅のテレビを利用した次世代データ放送サービス「Hybridcast」を活用したシステムの運用開始は、非常に意義のある取り組みであると話をしておりました。

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むかわ町 竹中喜之 町長

むかわ町では、北海道胆振東部地震の被災時や復興の過程での経験から、日常から緊急時まで「住民誰ひとり取り残さない」自治体情報の配信を重要課題と位置付けており、このサービスが、住民の地域活動への参画やシビックプライドの醸成、そして町の発展につながる取り組みになればと期待されています。

※1 テレビ画面で自治体情報を配信するシステムは、HTB(北海道テレビ放送株式会社)と、JCC(ジャパンケーブルキャスト株式会社)が共同開発したシステムです。

※2 「Hybridcast」は、日本放送協会(NHK)の登録商標で、放送波の中にインターネット上のコンテンツの取得を指示する制御信号を組み込み、テレビ放送と、HTML5 で記述された Web コンテンツとの融合を可能にする次世代放送サービスです。スマートフォンやタブレット端末との連携も可能なテレビ放送サービスです。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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