ファイターズ 吉田輝星 「先発ローテつかみたい」 F F F F F ここだけの話
2021.01.18
#ファイターズ昨シーズン、北海道移転以来初の2年連続Bクラス(パ・リーグ6チーム中4位以下)に終わった北海道日本ハムファイターズ。2021年のキャンプインを目前に控え、今シーズンの期待値も、決して高いものではない。西川遥輝のアメリカ・メジャーリーグへの移籍は無くなったものの、エース格だった有原航平がメジャーの舞台へ旅立った。4年連続日本一に輝くホークスを差し置いて、ファイターズを優勝候補に推す声は聞こえてこない。ただ、そんな状況を理解した上でも、“伸びしろ”に思いを馳せると、期待は膨らんでいく。覚醒の時に向けてトレーニングに励む清宮幸太郎。大器の片鱗を見せてくれた野村佑希。抜群の身体能力を持つ万波中正。そして、この男。
この男…。「誰???」と言わずにもう少々お付き合いください。FFFFF(エフファイブ)の公式インスタグラムにアップしたところ、「大田泰示?」「上沢かも」「ほんとにわかんない」「全然似てない」など、各種コメントを頂きました。私、吉田輝星投手のつもりで書いております。画力の問題にて、ご容赦下さい。
改めまして。この男、吉田輝星。1月17日放送のFFFFFでも、3年目、二十歳のシーズンに向けての決意をご紹介した。曰く「プロ野球人生の一つの区切り」。目指すは、有原の移籍で空いた、先発ローテーションの座を掴み取ることだ。
1年目に1勝を挙げたものの、昨シーズンは5試合に登板して0勝2敗。チームの勝利に貢献することは出来なかった。それでも、ストレートの平均球速が上がり、変化球の技術も向上。「プロのレベルにちょっとずつなってきているかな」と、成長の手応えを感じている。何より、一軍にいる期間、身近に接することが出来た有原航平と上沢直之。2人の先輩の姿を見て、自身の課題を明確にすることが出来た。「だいたい思った通りの所に投げることが出来て、ピンチになったらもっといいボールを投げる」。「上沢さんとか有原さんみたいに、自分の思い通りの投球が出来るようになりたい」。
昨シーズン、得点圏(2塁以降)にランナーがいるピンチの場面で、どれだけヒットを打たれたかを見てみると、
有原航平 .261
上沢直之 .245
吉田輝星 .324
先発の柱としてチームを引っ張る2人との差は歴然だ。だからこそ、練習量は今までに比べて「2倍、3倍」をこなしてきたし、20歳の誕生日に関しても「(自分への)プレゼントとしてめっちゃ走りたい」と話した。ルーキーの頃、初めて参加したプロのキャンプで、全体練習のランメニューがもの足りなくて、一人で陸上競技場を黙々と走っていた。元々、よく練習をする選手だった吉田輝星が、更に意欲を高めている。「出来るよ」という短い言葉が、強く背中を押している。「穴を埋めたい」と言ったエース候補にかけられた、有原からの言葉。「頑張れ」でも「出来るんじゃない?」でもなく、「出来るよ」。投手としての凄さも理解し、本当に尊敬しているからこそ、穴を埋めることの難しさもわかっているはずだ。それでも、「出来るよ」と言われたことが自信になったし、言われたからには、やるしかない。今年の秋、あの人懐っこい笑顔で「出来ました!」と有原に報告する姿が楽しみだ。
【おまけ】
そんな吉田輝星投手から
「最多勝獲ったらHTBで特番やって下さいね。5時間くらい」
というお願いをされました。5時間すかっ!!
考えときます…。
*吉田輝星投手の素顔が伝わる“小ネタ集”を、HTB公式YouTubeで公開中!
(2020年春季キャンプ時に収録したものです)
https://www.youtube.com/watch?v=UhbTFeDhn0E&t=69s
FFFFF(エフファイブ)
毎週日曜 午前11:30~11:50放送中
※毎週金曜14:20~14:42に再放送中