毎週日曜午前11時30分からお送りしている、ファイターズ応援番組「FFFFF（エフファイブ）」。2月14日の放送では、約1年ぶりに“15voice”という企画をお送りしました。
　
　選手15人に、あるテーマに沿ってアンケートを実施。一番票が多く入るのは誰だ？？と、簡単に言うとそんなコーナーなのですが、選手同士の普段の人間関係が透けて見えたり、野球とは全く関係のないエピソードが聞けたりと、取材をしていても非常に楽しい時間です。まぁ、ふと考えると、野球選手なのに全く関係のないテーマでインタビューをしているわけで、ほんと、ありがたいですよね。「は？そんなの野球と関係ないですよね？」。これが普通の反応かと。選手の皆さん、快く対応して頂きありがとうございます。
　で、今回は放送日が2月14日のバレンタインデーということで“チームで一番チョコをもらいそうなのはダレ？？”というテーマで15人にインタビュー。番組をご覧頂いた方はご存知でしょうが、改めて結果発表しますと…

優勝　9票

　西川遥輝

２位　2票

　吉田輝星

３位　各１票

　中田翔
　玉井大翔
　淺間大基
　平沼翔太　

大方の予想通り、何の驚きもなく、西川選手の圧勝で幕を閉じました。松本剛選手には「何を求めて質問を作ったのかと。番組の在り方をプロデューサーの方に問いたいです」と、まっすぐな意見を頂きました。FFFFFのプロデューサーは、インタビューの時に目の前に立っていたおじさん（谷口）です。その思い、しっかり伝わってましたよ。

キャンプ地名護のバレンタインは桜が満開です

　結果はさておき、とプロデューサーは直ぐに気持ちを切り替えておりますが、このコーナーの良さとしては、前述の通り、色々と楽しいエピソードが聞けることでもあるわけです（よね？視聴者の皆さん、いかがでしょう？？）。以下、20分という限られた放送時間には入れられなかったエピソードの数々です。

　まずは、今シーズンブレイクなるか！？入団3年目の大型外野手・万波中正選手。
「小学生の時って足速い人がモテるじゃないですか～」から、結局大人になっても足が速い人はカッコイイに発展。最終的には“足速い人、品がある説”を提唱し、淺間選手に一票を投じました。そんな話をしている最中、カメラの向こう側に、同期入団の吉田輝星投手が登場すると、「小奇麗さがない！」「顔はいいけど、小奇麗さがないんですよね～」「輝星が10回同じ服を着たのと、淺間さんが10回着たら、たぶん淺間さんの方が綺麗なんですよ！」
と、独自の“万波理論”を展開していました。わかるわ～というファンの方は、果たしているんでしょうか。

続いては、同じく入団3年目とはいえ、こちらは大学＆社会人を経ている為、今月19日で25歳を迎える生田目翼投手。バレンタインの思い出を聞いたところ、こんな話をしてくれました。
「中学校、バレンタインの時めちゃくちゃ（チョコ）欲しくて。めちゃくちゃチョコ好きだったんですよ。クラスの女子に『チョコちょうだい！』って言って、10個ぐらいは貰いました。でも、恥ずかしくて、返すのが。お返しをおかんが買ってきて、それを『渡してこい！』って言われたけど、恥ずかしくて、一人でそれ食いました…。申し訳ない」
ピッチングも力強いし、笑い方も豪快な生田目投手ですが、かなりシャイな一面もあるようです。いや、自らチョコをせがむのはシャイなんでしょうか…。思春期がはるか彼方に霞んでいる私にはわかりません。

最後に、エース・上沢直之投手。バレンタインの話からあらぬ方向に転がっていったので、やりとりのまま掲載しておきます。

谷口 　ご自身のバレンタインエピソードは？

上沢　 ないですね。そっち系とは全く縁の無かった人生を送ってるっすね。今のところ。

谷口　 野球とも縁が無かったですもんね（注：上沢投手が野球を始めたのは中学入学後）

上沢　 そうですね。小学校から野球は好きだったんですけども、ただやってなかっただけで。 でも、野球一筋でやらなくて良かったなと思います。

谷口　 といいますと

上沢 　小学校の頃から野球をやっていたら、学校終わったらすぐ練習、土日も練習。小学校の頃は遊びたいだけ遊んでいいんじゃないかなと思いますけど。

谷口 　でも、中学校でも朝練に毎日遅刻してたんですよね？

上沢　 そうですね。睡眠って大事なので、早く起きてまで野球をする必要あるのかと。寝て大きくなる方が良くないですか。
小学校の時はたくさん遊んでいいと思うんですけどね、僕は。だって大人になったら遊べないじゃないですか。だから、まだ野球始めていない子も「全然大丈夫だよ」と。「遊んでいていいよ、小学校の時は」みたいな感じです。

　野球が大好きな少年少女の皆さんへ。こうやってプロ野球選手になった人も居ることは居ますが、この“上沢説”を採用するかどうかは、あなた次第です。