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「柴咲コウさんしか考えられなかった」 HTB制作ドキュメンタリー「ポネオハウ」で女優・柴咲コウをナレーターに起用した背景とは

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ナレーションを収録するMAの際は、圧倒的な世界観で、スタッフ一同、幸せな空気に包まれました―。

今回、柴咲コウさんとは何のつてもないローカル局が、無謀にもナレーションを打診し、引き受けて頂いたわけで、当初、プロデューサーは苦労したと思います。

 ドキュメンタリー番組を作るとき、ナレーターを誰にお願いするか考えることは、ディレクターにとっては、とても楽しい仕事です。今回は、主人公の女性に近い目線で語ってくれるナレーションにしたいと思っていたので、それほど年が離れていない女性で、できれば北海道にゆかりのある人がいいなと思っていました。

 そんな中、柴咲コウさんがYou Tubeで北海道への移住計画を進めていることを知りました。ご両親が北海道出身で、環境や食にも関心が高く、エシカルな暮らしを提案しているなどなど、知れば知るほど、もう柴咲さんしか考えられなくなっていました。また、当時、柴咲さん主演のドラマ(他局ですが…)を毎週見ていたのですが、その中で、同級生の男性が重要な役回りで出てくることも、今回のドキュメンタリーと符合するような気がして、勝手に「これは運命だ!」ぐらいの気持ちでいました。

 とはいえ、日本を代表する女優の1人。多忙なスケジュールの中、ローカル局の仕事なんて引き受けてくれるのか…。お返事をいただくまでは不安でしたが、今回のテーマに共感して頂き、快諾して下さいました。

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柴咲コウさんからのコメントです。

今回テレメンタリーでナレーションを務めさせていただきました。豊川純子さんが温かな母の味だという「ポネオハウ」。現在帯広の屋台でポネオハウを提供し「わたしはアイヌです」と前を向く、強く美しい彼女の姿。そこに至るまで様々な葛藤があった事を今回知ることができました。悩み苦しんだ過去を感じさせない程、笑顔が素敵な純子さん。是非皆さんに見て頂きたい番組です。

番組を通じてつながった柴咲コウさんと豊川純子さん。いつか、2人が直接会う日が訪れることを願っています。
(ディレクター 広瀬久美子)

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アイヌの自分を否定してきた女性が、アイヌ料理の店を開き、自分らしく生きるようになる―。2月20日(土)放送のテレメンタリー2021「ポネオハウ -アイヌの私-」(日時違いの全国放送)。女優・柴咲コウさんが静かな語りで主人公の心情に寄り添います。

テレメンタリー2021「ポネオハウ-アイヌの私-」

https://www.htb.co.jp/telemen/poneohau/

北海道での放送は20日(土)午後4時~、日時違いの全国放送です。是非ご覧ください。
※各地域の放送日時は、テレビ朝日テレメンタリー2021のHPでご確認ください。

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この記事を書いたのは

広瀬久美子(HTB報道部)

千葉県出身。2006年HTB中途入社。報道部記者、デスクを経て、2017年総合制作部へ異動。バラエティー番組プロデューサーなどを経験し、2020年5月、報道部にデスクとして戻る。これまでに制作した主なドキュメンタリー番組:「生と死の医療」「汚された町」「ひと口の怖さ」「判決」。