きょう、東日本大震災から10年。
HTBアナウンサー総出でYouTube生配信を行いました。
大野さんと、岩手・釜石出身の菊地さん、私の3人で進行し、アナウンサー全員で収録した朗読などで参加しました。
テーマを「子どもと防災」とし被災地・被災者の皆さんのいまはもちろん、風化させることなく子どもたちに伝えたいポイントを分かりやすくお伝えしています。
W-projectの西川さんには「子どもを守る防災グッズ」というテーマでお話を伺いました。
東日本大震災の後に、熊本地震や胆振東部地震もありました。子どものいるご家庭ではどんな備えが必要でしょうか?
西川さん「子どものいる家庭は、自宅が壊れない限り、避難所より自宅にいたほうが安心。胆振東部地震では避難所も水が止まって、自宅避難が進められた。自宅を安全にしておくこと、備蓄をしておくこと、水が出ない、電気が来ない時にどうするか想定した備えが必要。」
「東日本大震災では、避難所などでも寒さが大変だったと聞いている。胆振東部地震は9月だったので、まだそこまででもなかったが、やはり寒さへの備えは重要」と話します。
自宅での備え、西川さんはどんなことをされていますか?
西川「食料や衛生用品を少し多めに買っておく。これだけです。それを賞味期限が切れない範囲で使っていく。ローリングストックと言われています。」
地震で家屋が倒壊するなどのほかに、最近では、川の氾濫で自宅が浸水被害にあうなどやはり避難所へ逃げる想定も必要です。持ち運べる防災グッズについては、子どものいる家庭ではどんなものを用意するといいでしょうか。
まず、一番のおすすめはママバッグに最低限の防災セットをコンパクトにして入れておくこと。
そして、自宅のメインの防災バッグ、成長過程に応じて、乳児のいる家庭用、3歳以上の子どものいる家庭用は違うのです。
食べなれたお菓子や電気を使わないおもちゃなど、用意しておくべきものがあります。
リストはこちらのホームページからダウンロードできます!
https://www.htb.co.jp/dekirukoto/announcers/
過去のいくつかの震災のときの状況をきくと、やはり防災についての活動や、教育が盛んだった地域とそうでない地域で混乱や避難者の大変さが違ったといいます。
普段から備えたり、話したり、考えたりしておくことが、いざというときに命を守ります。
まずは、家族の避難場所や、日中の集合場所などについて話しておくことから始めてほしいとのこと。
アーカイブでも配信していますので、気が付いたときに、見返してみてはいかがでしょうか?