札幌市東区で、「2本足で歩く化け猫」の目撃が相次いでいます。果たしてその正体は?
市民「(Qバケネコ見たことある?)大きいネコでしょ。ビックリしました」
「でっかいを目して…きょう来るとかって、かみさんが言っていたんですけど…」
札幌・東区で化け猫を捜索していた取材班。
ドライブレコーダーが衝撃の瞬間をとらえた。
そこには…2本足で歩くネコらしき姿が!
化け猫の名前はきのこ(大)。ネコ年齢で7歳ほどだという。
あとをついて行ってみると…向かった先は、青果店。
買い物客「うぉー!」「びっくりした!」
子ども 「怖い・・・」
「バケネコーヒー」という名前のコーヒー豆を作り、この青果店で販売しているのだという。
くいしんぼうのやおや 斉藤隆正さん
「(Q 売れ行きはどうなんですか?)すごいですよ。大人気なので、それ目当てに来る方も多いです。うち八百屋なんですけど(笑)」
取材班は化け猫のアジトへ。 すると…
自らコーヒーの焙煎をしていた。
(Q コーヒーは飲むんですか?)
「大好きです」
(Q 猫舌大丈夫なんですか?)
「都合のいいところはネコで、都合の悪いところは人間のタイプなので、そのへんはうまく対応しています」
バケネコーヒーの販売を始めたのは1年ほど前。新型コロナで本業の仕事が激減したためだった。
その本業は…「バルーンアーティスト」
こどもの日直前。ショッピングモールからの依頼で作っていたのは8mもの巨大な鯉のぼり。
手を貸していたのは、若手の大道芸人たち。
「(コロナで)だいたいヒマしているので声をかけて。いまコロナで仕事もないので、ネコの下僕として働いていただいています」
化け猫は作業中でも人目をひく。
「面白い!」という大人、それに号泣する子どもの姿も…
ところで、バルーンアーティースト兼コーヒー屋さんが一体なぜネコの姿に?
きのこ(大)「ボランティアで保護ネコの活動を行っています」
実は自宅で本物のネコを6匹育てている。
「保護団体から(引き受けて)里親になったのが半分くらい。いまコロナでペット飼う人がいても、思ったのと違うって放棄しちゃったりとか、悲しいことがたくさんあるので、それをもっといろいろな人に伝えていけたらいいなと思って」
保護ネコの存在を知ってもらうため、3年ほど前に誕生したという化け猫・きのこ(大)であった。