ラーメンオタクを自負するHTBの森さやかアナがおススメの一杯を紹介するラーメン企画。
北京オリンピック開幕ということで・・・本場・中国人シェフが腕を振るう、「中国料理店」のラーメンに注目しました。中国の歴史と、文化を感じる絶品の一杯をご紹介します。
オープン15年 ホットな逸品
札幌市中央区・旭山公園通り沿いにある「季香園(きこうえん)」。今年でオープン15年目を迎え、地元のお客さんを中心に根強いファンを持つ人気店。
お店を切り盛りするのは中国出身の初(しょ)さん姉妹です。シェフを務めるのはこちらも中国出身のチョウさん。北京や四川を中心とした各地の特色ある味をお手ごろな値段で楽しめます。
四川料理といえば、辛い味付けが特徴的ですが、北京料理は塩味が濃くはっきりした味付けで、食材は豚や羊の肉、小麦粉を使ったメニューが多いのが特徴だそう。
サンラータン麵と言えば、四川料理というイメージがありますが、寒い北京でも非常に親しまれている麺料理。
本場中国では日本のラーメンと違い、鶏ガラではなく鶏を丸ごと入れて豚骨と合わせてダシを取るのが一般的。ただし油が多く出る為、季香園ではヘルシーに食べて欲しいと、鶏ガラと豚骨でスープベースを作っています。
具材はキクラゲ、トマト、長ネギなど。ピリリと来るのはコショウの辛さ。味付けはお酢と醤油にごま油の風味を加え、とき玉子を丁寧に流し込む事でスパイシーかつマイルドで、あと引くお味が完成します。
たっぷり使われたコショウのピリ辛パワーが真冬の寒さを吹き飛ばします!
続いてオススメして頂いたのは、こちらも北京でポピュラーなメニューのワンタン麺。
ワンタンも手作りのおいしい一品です。
オープン25周年 根強いファンが集う人気店
続いては、札幌市電・中島公園通停留場から徒歩4分、「札幌華僑会館」1階の「養源郷」です。今年でオープン25周年を迎え、遠方からもファンが集う人気店です。
料理長のワンさんは、中国の有名店で料理人として長年修業を積んだ腕の持ち主。
そんなワンさんイチオシのメニューが「海老の甘酢唐辛子炒め」。
大ぶりなエビの食感と、甘酸っぱさに絶妙な辛さが大人気のひとしなです。
ランチメニューは全部で29種類と充実の品ぞろえ。なかでもリピーター続出の人気ナンバーワンがこちら。
ボリュームたっぷりのあげ焼きそばにご飯、スープとサラダがついてなんとお値段750円です。
ご自慢のラーメンはこちらの「海鮮タンメン」。
北京では良く食べられているメニューです。豚骨・鶏ガラベースのスープには、強い火力で素早く炒めた海鮮と野菜の旨味が凝縮されており老若男女、幅広い世代の人に愛されています。
続いては、この時期、麺類の中で人気ナンバーワンを誇る担担麺。
豚骨・鶏ガラスープに特製の胡麻味噌ダレとラー油を加え、3種類の唐辛子、山椒の風味も香る、冬場に食べたくなる一杯です。甘辛くじっくりと煮込まれた豚ひき肉と、特注ストレートの中太麺が相性抜群の一杯です。
本場中国のラーメンを食べて、気分を盛り上げてみては!?