持続可能な社会をつくるための開発目標「SDGs」の情報を発信するHTB「サステナ宣言」
今回は、病と戦う子どもたちのために髪の毛を提供するヘアドネーションについて紹介します。
スポーツ少年が3年間髪を伸ばし続けた。
丁寧に編み込まれた長い髪。小川康輔さん・12歳。
彼は今年1月のミニバスケットボール全道大会でチームを優勝に導いた元キャプテン。
NBAの選手に憧れ、3年前から髪を伸ばし始めました。
髪が長くて友達からは「女の子」とか色々言われたこともあるそうです。ただ、せっかく髪を伸ばすなら中途半端に切るのはもったいないと思ったお母さんから教えてもらったのがヘアドネーションで「誰か必要としている人の役に立てるなら!」と3年間髪を伸ばし続けてきました。
ヘアドネーションとは、病気や事故が原因で医療用ウィッグを必要とする子どもたちに髪の毛を寄付する活動。
ウィッグを作るためには31センチ以上の長さが必要なんだそうです。
そして長く伸びた髪をカットする日。
小川さんは「病気とかで髪の毛抜けて困っている人とかに渡ってほしい。伸ばしてきた髪、今切るんだなーという気もちょっとあります。」
髪の毛を縛ってもらったら、早速カット。最初は自分の手でハサミを入れることにしました。
「3,2,1~ 切りました!」
新たな髪型は、おしゃれショート
カットを進めることおよそ40分。久しぶりの短い髪型は…
しっかり決まっています!!!
今後、髪を伸ばす?
髪を切ったあとに、伸ばすかと聞いたところ「ありませんね。今のところ長いより良いかなみたいに感じますね。」と久しぶりの短い髪に満足な様子でした。
人の役に立つ活動を終え晴れて中学生へ。またバスケに打ちこむ日々が始まっています。
そして今回、髪を切った美容室では、ヘアドネーションのお客さんが月に1~2回来るとのことでした。
HTBは2022年から「サステナ宣言」をしています。
HTBサステナ宣言として、持続可能な社会をつくるための開発目標「SDGs」の情報を発信しています。
「サステナブル」=持続可能な地球、社会の実現のために定められた17の目標のうち今回のヘアドネーションは、3番「すべての人に健康と福祉を」、10番「人や国の不平等を無くそう」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」の目標にあてはまります。